招きネコ占い師・結希乃です。
私は占いをする時にタロットを通してみています。
タロットで占う時に出たらイヤな3凶カードはこちらの3枚。
13.DEATH(死)
15.THE DEVIL(悪魔)
16.THE TOWER(塔)
今回は「DEATH」死や死神と呼ばれるカードについて
私なりの解釈を綴っていきます。
【死神のカードの意味】
死と再生、終わり、別れ、損失、区切り
などなど...
占うテーマによってお伝えする言葉は変わってきますが
カードの意味を調べると、総じてネガティブなワードが並んでいます。
私がメインで使っているのはウェイト&スミス版のタロットで
画像の左から2枚目のものです。
このカードの右奥に太陽が描かれているのが見えますか?
死神は右に向かって進んでいます。
左は過去・右は未来なので、太陽に向かって、未来に向かって進んでいるのです。
旗の向きから考えると追い風もふいているのかも。
※ちなみに、左は過去・右は未来という定義は
タロットのスリーオラクルやケルト十字などの並べ方や
手相でも左手は先天的・右手は後天的な現在〜未来を示すことから。
実はこの死神のカードが私にとって一番思い入れの強いカードです。
ゲーム作家の米光一成さんの著書
『思考ツールとしてのタロット (こどものもうそうブックス)』
私はこちらの本に触発されて、大アルカナの中から自分のお師匠さまを決めました。
私のお師匠さまが13.DEATHなのです。
これから挑戦したいと思っていることは全て諦めたほうがいいのかな?
淡々と生きる人生が向いているのかな?
...正直、お師匠さまとして死神が来た時は悪いイメージが強かったのでガッカリしていました。
それでも本に沿って、死神お師匠さまに今日はこんなことがあったよーと報告を続けていました。
そうしているうちに、初めは黒い甲冑を着た骸骨だった死神お師匠さまの姿が私の中で別のものに見えてきました。
1ヶ月経つ頃、死神がなぜ私のところに来たのかが段々とわかってきたのです。
お師匠さまの教えは「気持ちの脱皮」でした。
過去の自分の価値観に縛られずに、いつでも新鮮な気持ちでいること。
肉体と違って、人の精神は一生のうちに何度でも生まれ変われること。
毎日通る代わり映えのない通勤路にも、よく見ると季節毎に違う花が咲いていることに気が付いたり、蕾だった花が日毎にふくらんでいって遂に花開く瞬間に感動したり。
年齢や体力的にスノボは骨を折りそう...無理そうだな...と思っていた自分が死んで、やってみたらすんなりできてまだまだいける自分に気が付いたり。
死神のカードが示しているのは
身体が新陳代謝で古い細胞から新しい細胞に変わるような、
いつの間にか伸びた髪や爪を切ってサッパリするような、
そういう変化と同じで、気が付いていない自分の意識を
常に新しく更新していきなさいねと教えてくれていました。
私が占い師になったのも死神お師匠さまの後押しがあったからです。
今は魔術師のようにこれから始めるわけではなく
すでに持っているものを壊して刷新していく死神がお師匠さまになってくれたのは私にとってドンピシャだったんだなあと思っています。
「死神」という言葉だけだと暗くて怖いイメージですが、カードに描かれた死神は敬意を持って死者を送ってくれます。
そして日の登る未来に向かって進んでいます。
死神は魂の成長と進化のために要らないものや間違ったものを刈り取ってくれる導き手なのです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
あなたにも招きネコの幸運が訪れますように。
結希乃