ペットの看取り―正解を探してしまうとき

ペットの看取り―正解を探してしまうとき

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コラム
このブログでは、ペットと暮らすすべての飼い主さんに向けて、こころのケアや、しっぽちゃんとの暮らしの中で抱えやすい悩みについてお話ししています。



最期の時間をどう過ごすか。
その問いに向き合ったとき、人はどうしても「正解」を探してしまいます。

治療を続けるべきか。
それとも、何もしない方がいいのか。

どちらを選んでも、あとから考えてしまう。


「あのとき、別の選択をしていたら」と。


■ 一つの考え方だけが広がっていく怖さ

最近、「無理な治療はしない方がいい」という考え方を目にすることが増えています。
もちろん、それ自体が間違いとは思いません。

ただ、それだけが正解のように広がってしまうことに、怖さも感じています。
命の終わり方は、本来もっと個別で、一つにまとめられるものではないはずだから。


■ 選択の反対側に、答えを置いてしまうことがある

病院で最期を迎えたあとに、「通院させなければよかったのではないか」と感じる人もいる。
反対に、家で看取ったったあとに、「もっとできたことがあったのでは」と思う人もいる。

人は強い後悔を感じたとき、その反対側に「本当の正解」があったように思えてしまうことがあります。

でも実際は、どちらか一方が正しいと決められるものではないのです。
そのときの状況の中で、その子のことを考えて選んだ時間があったはずだから。


■ 「何もしない」がすべて正しいわけではない

一方で、少し立ち止まって考えたいことがあります。
医療的にできることがあるのに、最初から何もしないと決めてしまう選択をする考え方です。

経済的な事情や考え方は人それぞれあります。
だからこそ、外から簡単に否定できるものではありません。

ただ、医療の手を借りることで、その子が今感じている苦痛や痛みを和らげられるケースもあります。

「飼い主の後悔がないからそれでいい」と、本当に言い切ってしまっていいのか。

その選択肢まで最初から閉ざしてしまうことには、少し慎重でありたいと感じています。


■ 大切なのは「正解」ではなく、向き合い方

どんな選択にも、理由があります。
そして多くの場合、それは「その子のために」と考えた結果のはずです。

だからこそ、どちらか一方を正解として決めつけるのではなく、

「そのときどう向き合っていたか」
「どれだけ考えていたか」

そこに目を向けることの方が、ずっと大切なのかもしれない。


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