問屋さんから2024年度向けの、新しい振袖パンフレットが送られてきました。全部で5冊!
前回の着物編に続き、今回は髪型のトレンドを、私なりの見解も含めて、お伝えしたいと思います♪
2023年、これまでのヘアーのトレンドとは?
①ゆるふわシニヨン
長らく人気の髪型といえば、真後ろ下目で作るゆるふわ系のシニヨンですね。
波ウェーブで下地を作り、ロープ編みや編み込みを崩しながら、毛束をまとめていくスタイルです。お嬢さんたちは、おそらく7割くらいがこのスタイルかなといった印象です。
②玉ねぎポニーテール
ポニーテールの毛束を等間隔でゴムを結び、丸くなるように崩します。玉ねぎが連なったように見え、そこにリボンや紐を絡め、飾り付けしていきます。
人気のスタイルは、大きく分けるとこの2種類かなと思います。もちろん、シニヨンでもポニーテールでも作る位置や、崩す、崩さないといった変形バージョンを含めると、細かく言えばアレンジの種類や違いはあります。しかし、ベースとしてはこの2種類のオーダーが圧倒的多数といった印象を受けます。
髪飾りについては、ドライフラワーや小花、パール系の飾りといった色んなパーツを沢山付けて、水引、金箔で仕上げるといった感じですね。
あまりに似た髪型、似た飾りが多くて、皆同じでいいのかな~って思っちゃいます(笑)
2024年 成人式ヘアーはどうする!?
では、来年以降のトレンドヘアーを、カタログパンフレットから、読み取ってみましょう。ちなみに、先のゆるふわシニヨンは説明済なので、省略しています。
①ツインのお団子ヘアー
位置は上目(耳上)と下目(耳下)のパターンやアシメバージョンもあり。
ツインスタイルって可愛らしい印象になりますね。かわいい系が好きな人や個性的にしたい方にオススメします♪
②トップで作るカールアップ
着物ヘアーの定番といえば、シンプルなアップヘアー。あまりボリュームを出さない方が今っぽいですね。シニヨン被りが嫌な人は、久しぶり感のあるカールアップが、逆に今は新鮮かも!
③三つ編み、編み込みで作る編み下ろしヘアー
ベースは、いわゆるラプンツェルヘアーです。しかし、崩してボリュームを出しすぎないようにしているのが、今までと違うところですね。着物に合わせるので、サイドでまとめて襟足を開けるようにすると良いでしょう。
④ダウンスタイル
ボブヘアーやセミロングくらいの長さの巻きおろしも、カタログでは以前より見かけるようになりました。あまり長いと重たい印象があるので、さすがにまとめた方がいいと思いますが、肩につかないくらいだったら、無理にまとめずに、外ハネやゆるく巻く(もちろんストレートでもOK)といったアレンジもオススメ。アップスタイルが多い中、個性が出せていいかもしれません。
⑥玉ねぎポニテールのサイドバージョン
これまでのスタイルは真後ろで作ることが多いのですが、耳の後方あたりで作っていくスタイルです。真後ろだと玉ねぎが見えないので、サイドだと写真撮影の時に見えるのでいいかもしれませんね。
⑦ポニーテール
高めのポニーテール、毛束はストレートアイロンで仕上げます。こちらもポニーテール系では、比較的オーダーが多い方だと思います。シンプルですが、大人っぽい印象になります。飾りで個性を出すといいですね。
⑧ポニーテール三つ編みバージョン
ポニーテールの毛束を2~3本の三つ編みで編んで下ろします。こちらもシンプルですが、これまでにはあまり見かけないスタイルなので、ポニーテール系を検討している方は、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
⑨トップで作るお団子ヘアー
こちらもシンプルですね。飾りをつけすぎるとお団子が見えなくなってしまうので、飾りの付け方のバランスと量を調整しましょう。
⑩ローサイドシニヨン
横下で仕上げるシニヨンです。少し前に人気だったスタイルですが、以前との違いは、あまり崩さないで作っているという所です。こちらも写真撮影時に前からスタイルが見えるので、前撮りヘアーにオススメします。
以上が、カタログから見られる成人式ヘアーのトレンドと傾向でした。
ちなみに、掲載で一番多かったスタイルは『これまでのヘアートレンド』で紹介したゆるふわシニヨンでした。
次点で、②トップでつくるカールアップ、④ダウンスタイル、①ツインのお団子ヘアー、⑦ポニーテール、③三つ編み、編み込みで作る編み下ろしヘアーの順でした。
私が今までの流行から、今後変化していくかもしれないと感じた部分としては・・・
ゆるふわ全盛→崩しすぎない&崩さない
低い位置→高い位置
真後ろで作る→ツインやサイドのバリエーション増
・・・といった傾向が見えました。
トレンドを意識しつつも、人と違うスタイルを目指したい方は参考にしてみて下さい♪