「それさえ伝わっていれば、十分です」と言い切れる人に、あなたは最近出会いましたか

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つながっているのに、なぜか孤独だと感じるあなたへ

SNSを開けば、誰かと簡単につながれる。
メッセージは一瞬で届き、フォローも解除もワンタップ。
それなのに、ふとした夜に
「自分は本当に誰かとつながれているのだろうか」
そんな不安に襲われたことはありませんか。
便利になったはずの世界で、
なぜか心だけが置き去りにされているような感覚。
今日は、その感覚を少しだけ言葉にしてみたいと思います。

私と沖縄をつないでくれた人

私と沖縄をつないでくれた新里さんという方がいます。
五年以上にわたって、毎日noteに投稿を続けている人です。
本当に、毎日、休まず。
もともとは、自分がこんなに毎日情報発信するとは思っていなかった、と本人は話していました。
けれど日々の想いを、飾らず、ダイレクトに、気持ちをのせるような文章で綴り続けています。
学生時代は勉強が好きではなかったという新里さん。
しかし、その毎日の投稿には、プロの編集者である私がハッとさせられる一節がいくつもあります。
たとえば、こんな言葉です。

「言葉の重要性や大切さを
日々、発信しているけれど、
言葉が必要ない瞬間や
何の役にも立たない時だってある。
あなたにはちゃんと
安心できる場所や
逃げ道があるんだよ。 それさえ伝わっていれば、
十分です。全然、大丈夫。 一番、やっちゃいけないのは、
自分のことを駄目な人間だと
思ってしまうこと」

私はこれまで何千冊という本を読んできました。
けれど、人生における本質的な安心を、ここまで静かに、しかし力強く伝える文章には、滅多に出会えません。
プロの作家でも、ここまで届くメッセージを書ける人は、そう多くはないのではないかと思っています。

簡単につながれる時代の、もう一つの顔

世の中は便利になりすぎました。
いろいろなことがショートカットできる。
それ自体は素晴らしいことです。
けれど、便利さや快適さに依存してしまう人も、確実に増えました。
依存の先にあるのは、
理由のはっきりしない空虚感、
将来への漠然とした不安、
そして「人を信用できない」という感覚。
人と人が簡単につながれる一方で、
同じくらい簡単に人を切ることができる。
少し気に入らないことがあれば、ブロック。
合わないと思えば、即フェードアウト。
まるで人間関係が、アプリの削除ボタンのように扱われる時代です。

信用のクレジットを積むということ

けれど本来、人と人とのつながりは
「信用のクレジット」を積み重ねることで育つものではないでしょうか。
一日で築けるものではない。
五年、十年とかけて、少しずつ貯めていくもの。
そこには
「少し嫌なことがあったから切る」
という発想は、存在しないはずです。
新里さんが五年以上、毎日書き続けていること。
それは単なる情報発信ではなく、
信用のクレジットを積み続ける行為なのだと、私は感じています。
だからこそ、あの一節が重く、そして温かい。

本が担う、本当の役割

私は本の世界にいる人間です。
本が担う役割とは何か、と問われれば、私はこう答えます。
「信用を積むための装置」だと。
売れる、売れないだけではない。
読者の人生に、静かにクレジットを積む。
その人が自分を否定しそうになった瞬間に、
そっと思い出してもらえる言葉を残す。
それが、本の価値だと信じています。
だから私は、これからも
新里さんの一節のような言葉を胸に置きながら、本づくりを続けたい。
便利さの時代だからこそ、
簡単には切れない言葉を。
あなたは今日、
誰との間に、どんな信用のクレジットを積みましたか?
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