文章 あれこれ Vol.2

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占い

文章のスタイルという事で言えば、本当に、最近、気づいたのだが、実は、太宰に似ていると思う。

太宰は、「走れメロス」ぐらいしか読んだことが無かったのだが、かみさんが亡くなる直前、浮気していると勘違いされて、家を追い出され、三鷹に別居していた時がある。

太宰は戦中、三鷹に住んでいて、最終的に井の頭公園の近くの、玉川上水に入水自殺してしまう訳だが、彼のゆかりのものが、三鷹には色々あるので、散歩しつつ、暇なので、少し読んでいた事がある。
ちなみに、牟礼というところのアパートに住んでいた。

彼の文体は、自由闊達で、今、読んでも、古くない。
それを、あの、一億総玉砕の戦中に書いていたのだから、恐れ入る。
よく、ハードコアな三島由紀夫と比較されて、軟弱みたいなレッテルが貼られているし、自分もそう思っていたが、あの時代に、あれだけ、自由な視点で、恋愛をとらえて、くだけた文章を書いていたのは、度胸が無いとできない芸当だ。
女性にもてた訳がわかるような気がする。
また、自殺した当時、彼には子供も奥さんもいたので、何故、心中したのかよくわからなかったのだが、最近、少し謎が解けつつある。

彼には、ちょっと占い師的な面があったような気がしている。
つまり、相手に、自分の何がしかを完全に、一時だが、明け渡してしまう芸当ができるという事。

小難しく言えば、「自己犠牲」。
強烈な、共感力とでもいえるかもしれない。

それも、後先、考えずに、その瞬間に、フォーカスしてしまえる能力。
私の場合、それが続くと、高熱を出して寝込んでしまうが…w

こういった視点でとらえると、単なる女たらしで、軟弱というレッテルは一面的で、「走れメロス」の太宰が、鮮やかに立ち現れてくる、「心中」という選択もそれほど不自然ではない。

彼の人と自分を比較する事自体が、どうなんだ?という気もするが、あえて言えば、私も、かちかちの文章は、書けなくはないが、あまり好きではない。

起承転結も考えず、適当につらつら書く。
書き終わった後、読み返して、いい感じで流れているか、チェックして終わる。
句読点や、リズム、改行。
音読(実際に、音読はしないがw)した時に、スムーズかどうかだ。
太宰の文章も、さらっと、ストレスなく読めてしまう。
ただ、書かれていることは、結構、重い。

ちなみに、師匠にあたる「山椒魚」の井伏鱒二は、漢文読み下しのような、ハードの表現が基本らしい。
子弟で、真逆であり、コントラストが面白い。
太宰への当時の文壇の評価は、酷かったらしく、それでも井伏鱒二は見捨てなかった。
井伏鱒二の縄張りは、荻窪で、三鷹も含めて、実は、私の地元で、近所でもある。

中央線沿線は、子供の頃は良くわからなかったが、大人になってみると、色々、発見があり面白い。

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