【コミュニケーション・スキル⑬】親友の作り方

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①「友達の所に遊びに行く人」と「友達が遊びに来る人」
 不思議なもので、人間は「友達の所に遊びに行く」のが好きなタイプと、「友達が遊びに来る」ことが多いタイプとに分かれるようです。もちろん、「一人でいるのが好き」とか「群集の中の孤独がオレには似合うのさ」なんて人もいるでしょうが、一般的な友人関係としてはどちらかでしょう。これはどちらがいい悪いということではありませんが、「営業の達人」「人脈の達人」は一見前者的と見られるものの、実は後者的要素を強く持っていることに注目しましょう。前者的要素とは「マメに連絡を取る、出かける、訪ねる」ということになりますが、後者的要素とは自分は全然動かないのに、人の方が集まってくるという現象を指します。コミュニケーション・ビジネスなどでも、売上・収入が多い人は必ずしも必死になって走り回っている人とは限らず、逆に人の方から声をかけてくる「台風の目」「扇の中心」にいる人だとされます。経験者・成功者に言わせれば、ここに気づくとビジネスが劇的に転換するということです。
 あるいは、一般的な予備校や大学の学生寮などでも不思議と各階に何部屋か「たまり場」が出来てきます。何となく、そこに皆が集まっておしゃべりしたり、お菓子を食べたり、ああだこうだとやっているわけですが、人間の本心は「自分にとってプラスになるもの」をかぎつける、見分ける働きがありますので、その「たまり場」にはそうした「何か」があるということでしょう。何でも言いやすいとか、勉強出来るとか、居心地がいいとかいうことでしょうか。
あるいは「話題に事欠かない人」という人がいますが、実はこういう人は「人が絶えず話題を持ち寄ってくれる人」なのです。あちこち駆けずり回って情報を集めているのではなく、自分は全然動いていないのに、電話やら来客やらで人の方から情報を持ってきてくれるのです。
 「金儲けの神様」と呼ばれていた邱永漢さんも、1時間1万円でビジネス相談を続けていたそうです。これほど忙しい人がこの値段で貴重な時間を割くわけですから、単に金儲けのためではないわけですね。大体、一昔前の「目指すぞ!大金持ち!」人間達はみんな邱永漢さんの本を読みふけったものです。その次の世代はナポレオン・ヒルさんやジョゼフ・マーフィーさん、今なら本田健さんや神田昌典さんといったところでしょう。邱永漢自身もたくさんのビジネスを手がけ、成功も失敗もたくさん経験してきた人ですが、それでもたくさんの相談を聞いて、実に勉強になったそうです。
 つまり、人間関係とはものすごく「能動的」な行為、すなわち努力して、エネルギーを注がないといい関係は作れないと思われがちですが、そうではなくて、充実するかどうかはきわめて「受動的」な行為がカギを握ると言えそうです。柔道でいろいろな技を覚える前に、まず「受け身」をひたすらやることや、強い人ほど相手の力をうまく受けて、流したり、自分の技に生かすのに長けていて、強引に真正面からの力勝負を挑んだりしないことと共通するでしょうか。
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