【コミュニケーション・スキル⑫】一撃必殺のコトバ術
記事
学び
③チラリチラリの気になる存在になる
例えば、「会議」の場ならどこに座りますか?司会者・議長のすぐ側に座りますか?それとも一番遠い側に座りますか?ちょっと考えてみましょう。別に「会議」でなくても「ミーティング」でも「飲み会」でも何でもいいのですが、ポジショニングというものは意外に知恵がいるということを知って欲しいのです。
大体、「会議」というのは楽しい場というよりは、深刻な内容が多くなりやすい場なので、座る場所には気をつけなければいけません。司会者・議長のすぐ側だとしょっちゅう意見を求められたり、あるいは何かの「言い出しっぺ」になってしまって面倒くさい責任を持たざるを得ない状況にもなりかねません。反対側でも真正面なら会議の間中、司会者・議長の視野の真ん中に入っていることになり、息が抜けません。これに対して一番いいとされるのは隅っこで、司会者・議長の視野から隠れる所、でも顔を出せば目に入る所が理想的です。もちろん、人によっていろんな意見があるでしょうが。厳しい内容が続く時は引っ込んでいましょう。笑いや冗談が出ている時は顔を出しましょう。そうすると、どうなるか。司会者・議長からすれば、時々チラリチラリと見えて、何となく気になる存在になるのです。ある意味ではリーダー的な「儒教」的生き方よりも、真ん中に埋もれていく「老荘」的生き方がいいと言っているみたいですが、これは思った以上に効果的なので、試してみる価値があります。ただ全く発言しないと完全に埋没してしまいますので、ボソッと一言、「おっ」と思わせる発言をすることだけに集中しましょう。それが出来たら、後はヒマなものです。
通常の人間関係でもやたら出しゃばる人や「オレが、オレが」といったアクの強い人は敬遠されがちで、いくら実力があってもいい人間関係が築けるとは限りません。それよりも場を乱さず、しかし何かチラチラして気になるな~という存在を目指せばいいのです。これならそれほど肩肘を張る必要もなく、誰でも取れるスタンスと言えるでしょう。