【コミュニケーション・スキル⑭】親友の作り方
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②「ベスト・フレンド」は「一番の仲良し」、「親友」は「ソウル・ブラザー」
「自分は誰からも理解されていない」という言葉はよく聞きますが、シビアに言えば、こういう人は「誰も本当に理解したことがない」人だとも言えます。「追いかけると逃げていくが、どうでもいいやと思うと寄ってくる」(まるで恋愛みたいですね)という逆説のごとく、「理解されたい、理解されたい」と思い続けていると全然理解してもらえないものですが、「自分のことはもうどうでもいいや。それより他の人を理解できるような自分になろう」と開き直って努力していると、不思議なことに自分を実によく理解してくれる存在にめぐりあったりするものです。これも「人間関係の妙」といったものなのでしょう。
ところで、よく「親友は何人いますか?」と聞かれて困ってしまう人がいますが、その理由はこうです。「親友と言っても、どこまでが親友で、どこからが普通の友達かがよく分からない」。結論から言えば、こういう人は「親友」がまだいない人です。もちろん、「仲のいい友達」はいるのでしょう。そもそも漢字で「親友」と書くから「親しい友」に過ぎないのであって、英語で言うなら「ソウル・ブラザー」(この言葉には他にも意味がありますが)というところです。通常は「ベスト・フレンド」とよく訳しますが、これなら「一番の仲良し」という意味です。「親友」はむしろ、意味的には「心友」とか「真友」とか書きたいところですね。「特別な絆」「魂の結びつき」を持った「魂の兄弟(ソウル・ブラザー)」というのはなかなか言い得て妙です。「ブラザー」と言いますが、内容的にはシスターも含みます。「マン」と言って「人間」を意味するのと一緒です。よく「男と女の間に友情は成立するのか」という議論があったりしますが、男同士だろうが、女同士だろうが、男女間だろうが、この「絆」は成立します。いわゆる「恋愛感情」と「魂の絆」とは別なものなのです。
ではどうしたら、こういう意味での「親友」が出来るのでしょうか?誰でも親しい友達なら2~3人から5~10人くらいはいることでしょう。もちろん、「友達と呼べる人は1人もいない」という人もいるかもしれませんし、「友達なら30人は下らないな」と豪語する人もいるでしょう。実はこれは誰にでも出来ることなのですが、その「作り方」はほとんど知られていないのが現状です。単に親しさが増していけば自然に「親友」になるというものではありません。