はじめに
患者さんのために頑張りすぎて、自分の体調や感情を後回しにしてしまうこと、ありませんか?
私は看護師として25年間以上働いてきた中で、たくさんの喜び、やりがいを感じる一方で、自分を犠牲にしてしまう瞬間が何度もありました。
「自己犠牲こそ美学である」というような勘違いも。
でもある日気づいたのです。
「自分を大切にすることが、最高のケアにつながる」ということに。
今回は、自己犠牲を手放し、自分を大切にしながら笑顔で看護を続けるためのポイントをお伝えします。
自己犠牲がもたらす影響
患者さんのために頑張りたい。その気持ちはとても尊いものです。しかし、自己犠牲を続けると次のような問題が起こることがあります。
・心身の疲労感が蓄積し、燃え尽き症候群や虚無感に陥る可能性がある
・イライラや焦燥感が増え、周囲とのコミュニケーションがうまくいかなくなる
・看護師としてのやりがいや情熱を見失う
これでは、患者さんにも自分にも良い影響を与えられませんよね。
自分を大切にするための3つのポイント
1. 自分の感情に気づく習慣を持つ
忙しい毎日の中で、自分の感情に向き合う時間を作ることは難しいかもしれません。それでも、少しだけ立ち止まって「今の自分はどう感じているのか」を意識してみましょう。
・感情を日記に書き出してみる
・深呼吸をして、自分の心に問いかける
・今思っている事は何でだろう?と自分を見つめるクセをつける
2. 小さなセルフケアを積み重ねる
長時間休むことが難しくても、小さなセルフケアを日常に取り入れるだけで変化を感じられます。
・好きな飲み物をゆっくり味わう
・好きな物を食べる
・空を眺める時間を持つ
・数分間だけでもストレッチをする
3. 助けを求める勇気を持つ
自己犠牲的な看護師ほど、「自分で何とかしなければ」と思いがちです。
しかし、周囲に助けを求めることは決して弱さではありません。
自分が頼られたら嬉しくないですか?
その考えを持つだけで気持ちが変わります。
・同僚や先輩に話を聞いてもらう
・持っている仕事をお願いして手伝ってもらう
・家族や友人にサポートをお願いする
・専門家のカウンセリングを受ける
自分がこの事になぜ気付いたのか?というと、
ある日、患者さんに「谷口さん無理してるでしょ?嘘を付いてもわかるよ。私たちを大切にしてくれる事嬉しいけどあなたが不幸だったら嬉しくないよ」と言われました。
たくさんの経験をしてきた高齢者さん。人生の大先輩。
無理をしていたのがバレていたのです。
そして、その言葉をきっかけに、自分を大切にすることのを見直して、その重要性を改めて感じました。
看護師として輝き続けるためには、自分自身の心と体を守ることが不可欠です。
最後に
「自分を大切にすることは、より良いケアの第一歩。」
こう書いている自分も自己犠牲をしていないと胸を張って言う事はいまだに出来ないのが現実です。
でも無理をしなくていい。あなたらしく生きて良い。
そう思うだけで楽になります。
だから今日から少しだけでも自分をいたわる時間を作ってみませんか?
その一歩が、あなた自身だけでなく、周囲の人々にも笑顔を広げるきっかけになります。
あなたにしか助けれない人が居ます。
でもあなただけが背負う事では無くて、みんなで助けていく事がその人の幸せに繋がると思いませんか?
自己犠牲をせず、仲間と共に相手と向き合って欲しい。
何よりあなたに毎日笑顔で居て欲しい。
そんな思いで看護をしてきましたので、書き残してみました。
ここまで読んでいただきありがとうございます!