「〇〇さんが退会しました」
運営しているサロンの管理画面でこの通知を見たとき、ドキッとして心がざわつきませんか?
「私の発信がつまらなかったのかな?」
「あの時のコメントがいけなかったのかな?」
「コンテンツが少なかったせいかも……」
一生懸命サロンを運営していればいるほど、メンバーさんの退会を「自分の実力不足」や「魅力のなさ」のせいにしてしまいがちですよね。
でも、安心してください。
実は、メンバーさんが辞めていく理由の9割は、サロンの質とは全く関係のない理由です。
今日は、サロン運営のメンタルを保つために絶対に知っておいてほしい「退会の本当の理由」と、その受け止め方についてお話しします。
ほとんどの理由は「ライフスタイルの変化」
結論から言うと、退会理由のほとんどは「タイミングの問題」です。
あなたのサロンが嫌いになったわけでも、飽きたわけでもありません。
メンバーさんの生活環境が変わって、サロンに使える時間が物理的になくなってしまった。これが一番多い理由です。
1. 環境が変わって忙しくなったから
女性の生活は、ライフイベントに大きく左右されます。
・転職して仕事が急に忙しくなった
・子供が夏休みに入って自分の時間がなくなった
・親の介護が必要になった
・引っ越しでバタバタしている
こんなふうに、「サロンを見たくても見れない状況」になってしまうことがあります。
「昇進して残業が増えてしまい、今はROM専(読むだけ)すらできなくて申し訳ないから」という理由などです。
つまり、「好きだけど、今は続けられない」という悲しい決断だったりします。
2. 経済的な優先順位が変わったから
毎月数千円の会費。
決して安くはない金額を払ってくれています。
でも、何か大きな出費があったり、将来のために貯金を始めようと思ったとき、真っ先に見直されるのが「サブスクリプション(定額サービス)」です。
これも、あなたのサロンに価値がないからではありません。
そのメンバーさんにとって、「今の時期は、お金を別のところに使いたい」
という、家計の事情による優先順位の変更すぎません。
「卒業」はあなたが成果を出した証拠
もう一つ、忘れてはいけないポジティブな退会理由があります。
それは、「満足したから辞める」というパターンです。
これを私は「卒業」と呼んでいます。
例えば、こんなケースです。
「悩みが解決した」
サロンに入って相談したことで悩みが解消され、一人で歩けるようになった。
「スキルが身についた」
サロンで学んだことを吸収しきって、次のステップへ進みたくなった。
「仲間ができた」
ここで出会った人と仲良くなれて、もうサロンという場所がなくても繋がれるようになった。
これって、すごいことです!
あなたが提供した価値が、メンバーさんの役に立って、メンバーさんを成長させたのですから。
だから、もしこの理由で辞めていく人がいたら、それは「退会」ではなく「卒業」。
「私のサロン、役目を果たせたんだ!」と誇っていいんですよ。
去る人を追わず、今いる人を大切に
退会する理由の9割は、「環境の変化」か「卒業」です。
そこに「あなたのせい」が入る余地はほとんどありません。
では、メンバーさんが辞めるとき、オーナーとしてどんな心構えでいればいいのでしょうか?
引き止めたり、理由をしつこく聞かない
退会する時って、メンバーさんも実は申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そこで「なんで辞めるんですか?」「不満がありましたか?」と聞かれると、責められているように感じてしまいます。
決してこちらから連絡をして聞かないようにしています。
去る時は、あっさりと。
「今まで参加してくれてありがとうございました!またいつでも戻ってきてくださいね」
と、ドアを開けておいてあげるのが一番の優しさです。
そうすれば、生活が落ち着いたタイミングで、「やっぱりあそこが居心地よかったな」と戻ってきてくれることもよくある話なんですよ。
「今いるメンバー」にエネルギーを注ぐ
一人の退会にクヨクヨして、エネルギーを消耗してしまうと、今楽しんでくれている他のメンバーさんへの対応がおろそかになってしまいます。
これこそが一番もったいないこと!
去っていく1人よりも、残ってくれている10人へ。
「今日もサロンを見てくれてありがとう!」という感謝の気持ちを、今いるメンバーさんに全力で注ぎましょう。楽しそうなオーナーの姿こそが、何よりの退会防止策になります。
まとめ:退会は「別れ」ではなく「変化」の一部
メンバーの退会は、誰にとっても寂しいものです。
でも、それはあなたのサロンの価値を否定するものではありません。
生活が変わっただけ(タイミングの問題)
満足して次のステージへ行っただけ(卒業)
こう捉え直すだけで、心がふっと軽くなりませんか?
メンバーさんの人生のひとときに関われたことに感謝して、笑顔で「いってらっしゃい!」と送り出してあげましょう。
その余裕のある姿勢が、また新しい素敵なメンバーさんを引き寄せるはずですよ。
不安になったり、誰かに聴いてほしいと思われた方はご依頼ください。