こんにちは!
キャリアコンサルタントのきむにぃ(木村尚文)です。
キャリアコンサルタントとして独立した直後に、キャリアの試験に落ちたことがあります。
キャリコンじゃない人にはどういうことって思われるかもしれませんね。
今日はその話を書きます。
同業のみなさんの中で、同じ経験を胸にしまっている方に届いたら嬉しいです。
■退職直前の受験
国家資格キャリアコンサルタントを取ったあと、僕はさらに上位の資格、キャリアコンサルティング技能士2級に挑戦しました。
いま振り返るとすごい時期に受験したんですよね…。
学科試験は2024年の12月。
24年勤めた会社を辞めるその直前でした。
単身赴任の部屋を引き払い、部下に退職を伝え、送別会をしてもらいながら、合間に試験勉強をしていたわけです。
試験の前日には、朝の散歩のついでに神社で合格祈願までしていました。
今思うと結構涙ぐましく、色々やってます。
結果として学科は、自己採点でなんとか合格点に届きました。
年が明けて独立し、その約2週間後が、実技試験の本番でした。
面接対策の講座を受けて、仲間との特訓に遠征もして、本番の朝には、こんな投稿をしています。
「自分の力を信じて、目の前にいる相談者のことだけに集中して、自分らしくやっていきたいと思います」
我ながら、いい心構えです。
■そして、3月の合格発表
残念ながら実技は不合格でした。
合格祈願のご利益はなかったわけです。
当時の僕がXに書いた言葉は、これでした。
「そう甘くないですね」
実はこの言葉の裏にはけっこうな悔しさがあったりしました。
僕は人との面談には自信があります。
実地業務で多くの経験を重ねているからこそ、その経験が通じなかったという悔しさ。
少しだけ心がモヤモヤしたことを覚えています。
■人に言うのは、簡単だった
不合格を知る3日前、僕はXでこんなことを発信していました。
「小さな成功体験にも目を向けていくこと。自己効力感を高めるために必要な要素」
クライアントの変化が嬉しい、という文脈での投稿です。
人に言うのは、簡単なんですよね。
いざ自分が「結果」を突きつけられると、小さな成功体験どころではない気持ちになる。
支援をする側の言葉が、自分に返ってくる。
資格試験は、そういう体験でもありました。
■不合格は、履歴書に書けない資産
それでも、この不合格には、意味があったと思っています。
僕たちの仕事は、挑戦する人の隣に立つ仕事です。
転職に挑む人。
昇進試験を受ける人。
資格に挑戦する人。
悩みながらも前に進もうとする人。
「残念でした」の通知を受け取ったときの、あの独特の重さを、僕は知識ではなく実感で知っています。
だからこそ、挑戦をする人や前を向こうとしている人に寄り添えると思っています。
不合格は、履歴書には書けません。
でも、マインドセットの面でじわじわ効いてくる。
そういう種類の資産だと、いまは思っています。
■試験会場で、見た景色
会場には、たくさんの人がいました。
偶然、前職を辞めた後輩とも会いました。
人事の仕事を続けていて、スキルアップのために受けに来たそうです。
みんな、それぞれの状況の中で挑戦しているんですよね。
その景色を「受ける側」として見られたことも、収穫のひとつでした。
■しまい込んでいる話が、あるなら
不合格というのはなんか恥ずかしい、人には言いづらいみたいな感覚を覚えると思います。
僕もそうです。
でも、合格体験記は世の中にあふれていますが、実際これから挑戦する人によりタメになるのって不合格体験記のほうだったりするんですよね。
また、これも僕の体験なのですが、失敗体験の自己開示をすると人との関係性を深められるというのもあります。
もし、しまい込んでいる不合格の経験があるなら、あえて会話の席で開示してみるのもいいかもしれません。
関係が深まるかもしれませんよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
【前回の記事】