新卒で就活した時の話

新卒で就活した時の話

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コラム
こんにちは! 
キャリアコンサルタントのきむにぃ(木村尚文)です。

僕は今、大学でキャリアコンサルタントとしてお仕事をしています。

学生さんの前に立つ側になったわけですが、自分の就活を思い出すと、毎回ちょっと恥ずかしくなります。

今日はその話をします。


■やりたいことは、何もなかった

僕が就活をしたのは、就職氷河期と呼ばれた時代でした。

高校も大学も推薦で入っていて、自分では楽をしてきたという自覚がありました。

だから、就活は絶対に苦労すると思っていたんです。

それで、当時にしては早めに動き出しました。

地元の中学からの友達に、しっかりした賢いやつがいて、彼と一緒に、夜中のファミレスでエントリーシートを書いていました。

就職に当たって、ひとつだけ強い気持ちがありました。

絶対、親に迷惑をかけないようにしよう。

なぜかそれだけは、やたら強かったんですよね。

一方で、やりたいことはというと、何もありませんでした。

バンドをやっていたので、音楽系かな、とふわっと思って楽器屋も見てみたけれど、別に強い興味があるわけでもない。

募集が多いのは営業職だったので、じゃあ営業でいいか、と思い、営業職に応募しまくりました。

やりたいことが見つかっている人の方が稀だという話は前にも書きましたが、当時の僕は、まさにその稀じゃない側の代表みたいなものでした。


■バイト先の先輩の、必勝法

そんな僕が結局入ったのは、バイト先の先輩がきっかけの会社です。

コンビニで一緒に働いていた先輩が、その会社に入る予定で、「お前も受けてみろよ」というノリで勧めてくれました。

どうやって就活すればいいのか分からなかった僕は、その先輩の言うことを、それはもう素直に実行しました。

まず、面接での必勝法を授かりました。
面接の定番で、最後に何か質問ありますか?という決まり文句に対して、その先輩は以下のように答えろと言ったのです。

「質問ではないんですけど、いいですか。僕は日本一の営業マンになります!」

これ本番においてマジで言いました。

営業ができるなんて微塵も思っていない、自己主張もしないおとなしい学生が、真顔でそう宣言したわけです。

面接官は、何だこいつと思ったかもしれません。
面白いやつだな、と思ってくれたのかもしれません。

真相は分かりませんが、僕は素直にやりました。


■趣味は、マラソン(走ってない)

もうひとつ、履歴書の指南もありました。

「趣味の欄には、マラソンと書け」

「なぜですか?」と聞いたら「粘り強く見えるから」とのことでした。

そして、素直な僕はこれも馬鹿正直に書いたわけです。

そして面接で、こう聞かれるわけです。

「マラソンなんですね。どのあたりを、どれくらい走るんですか?」

考えていませんでした。

小学校と中学校が家のすぐ近くで、学校のマラソン大会でその周りをよく走っていたので、「家の近くを走ってます」みたいなことを、適当に答えました。

我ながら、よくやっていたなと思います。


■そのノリで決めた会社に、24年

結果はというと、内定は4年生のゴールデンウィーク前には出ました。

早く終わってよかった、よっしゃ遊ぶぞ、という感じでした。

正直に書くと、業界研究もほとんどしていません。その先輩が入る会社で、そこそこ大きな会社だから、まあいいか。

そんなノリで決めた会社に、僕は24年勤めることになります。


■型どおりじゃなくても、続いていく

さて、こんな就活をした人間が、いま学生さんの前に立っています。

だから僕は、就活に正解の型があるとは、どうしても言えないんです。

型どおりにできなかった自分が、それでも24年働いて、その経験が今の仕事につながっているので。

もちろん、先輩の言葉を鵜呑みにして「日本一の営業マンになります」と叫ぶことをおすすめはしません。

でもあのとき、素直にやってみたことだけは、間違っていなかったと思っています。

素直さは、僕の強みだと今では思っていて、それは、あの頃からあったものみたいです。

もし今、就活や転職で「ちゃんとやれていない」と感じている人がいたら、安心してください。
ちゃんとしていない入り口から始まったキャリアも、ちゃんと続きます。

僕がそうでしたから。

今日できる小さなことは、詳しい人にひとつ聞いてみることです。
先輩でも、友達でも、僕たちのようなキャリアコンサルタントでも。

そして、いいなと思ったことは、素直にやってみてください。
たぶん、それだけで、けっこう色んなことに気付けるし、進みます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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