部下の要望に応えられなかった。それなのに信頼を得られた

部下の要望に応えられなかった。それなのに信頼を得られた

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こんにちは! 
キャリアコンサルタントのきむにぃ(木村尚文)です。

独立してから、家にいる時間が増えました。
そうすると、家事も手伝うわけです。
掃除も洗濯も、できることはやろうとしています。

ただ、僕はかなり大雑把なタイプなんですよね。

そうすると嫁さんから、もう少し細かくやってほしい、と言われるわけです。
自分ではちゃんとやっているつもりなので、正直、少しへこみます。

こんな話から始めてすみません。
でも、これと同じことが、職場でも起きていると思うんですよね。


■部下から言われると、地味にへこむ

管理職をしていると、部下からいろいろ言われますよね。

あれが不便だ、この仕組みはおかしい、前にも言いましたけど、と。

言われた瞬間、地味にへこむんですよね。

責められたなあ、とか。もしかして嫌われているのかな、とか。身構えたり、言い返したくなったりする。

僕も、そういうことはありました。

僕は1on1をとにかくたくさんやっていて、「何でも話していいよ」という場を作ろうとしていたので、部下もそれなりに言いたいことを言ってきたんですよね。

人間なので、たまにはイラっとすることもありました。


■不満は攻撃じゃない

ただ、ある時から、受け取り方を変えました。

冷静に考えてみると、部下がわざわざ上司に不満を言うのって、けっこう勇気がいることなんですよね。

言っても無駄だと思えば、言いません。
言ったら面倒なことになると思えば、黙っています。

それでも言ってくるということは、この人になら言ってもいいと思ってくれている、ということです。

つまり不満は、攻撃ではなくて、信頼の証なんじゃないか?
そう捉えるようになってから、僕はだいぶ冷静になれました。


■最後まで聞いてから感謝を伝える

言いたいことを言ってもらう上でやっていたことは、シンプルです。

まず、最後まで聞き切る。
ジャッジしない。

途中で「いやいや、それは」と言ってしまうと、部下はもう本音を言わなくなりますし、この人は分かってくれないんだな、で終わってしまいます。

だから最後まで聞いて、こう返していました。

「そういうことを考えてたんだね。言ってくれてありがとう」

ちょっとしたことですが、この言葉選びは大事だと思っています。


■叶えられなくても、報告する

不満を聞いたところで、全部に応えられるかというと、応えられません。

中間管理職なんて、挟まれまくりですから。
現実的にどう考えても無理だよな、ということは、死ぬほどあります。

僕がやっていたのは、次の1on1で、自分から経過を報告することでした。

「この前の件、自分にできる範囲で動いてはいるんですが、今のところ状況は変わっていません。気持ちは分かるので、できる限りのことはやっていきます」

正直に、そう言っていました。
そうすると、どうなったか?

「いや、そうやって動いてくれてありがとうございます」
「気持ちを分かってもらえてるなら嬉しいです」

叶えられていないのに、逆に感謝されるんです。
これは僕にとって、大きな発見でした。


■しんどいのは、通らないことじゃない

みんな、言いたいことを言えば全部変わるなんて、思っていないんですよね。

組織で働いていれば、折り合いをつけないといけないことがあるのは分かっている。

それでも、やり場のない気持ちを抱えながら働いている。

しんどいのは、その気持ちが通らないことではなくて、理解されないまま、スルーされることなんだと思います。

お前がおかしい、で片付けられてしまう。
その孤独感が、たぶん一番きつい。

そういうものが溜まって、人は辞めていくのだと思っています。


■心の中で、ガッツポーズ

だからもし、あなたが部下から不満を言われたなら、それは、あなたが話してもいい相手だと思われている証拠です。

心の中で、ガッツポーズしていいと思います。

前に部下から言われて、まだ叶えられていないことがあれば、次の面談で、あなたの方から状況を報告してみてください。

変わっていなくていいんです。
正直に伝えるだけで大丈夫です。

叶えることよりも、忘れていないと伝わることの方が、たぶん信頼になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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