「報告せよ」と言うのをやめたら、報告が増えた

「報告せよ」と言うのをやめたら、報告が増えた

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こんにちは! 
キャリアコンサルタントのきむにぃ(木村尚文)です。

「報告せよ」という言葉が、僕は昔から苦手です。
必要なのは分かってるんですが、なんか嫌なんですよね。

今日は、報告が来ないと悩んでいる管理職の方に向けて、この話を書きたいと思います。


■報告を求めるほど、報告は減る

前職のある組織では、この言葉が当たり前のように飛び交っていました。
報告を求めて、報告がないと怒る。

「なんで報告がないんだ」

その光景を見るたびに、僕はこう思っていました。

部下があなたに報告したいと思っていないからじゃないか?

偉そうに書いていますが、思い当たる節が自分にもありました。

部下だった頃の僕は、報告を細かく求められるほど、心が重くなり、報告しなくなるタイプでした。

報告したら、細かくチェックされて、指摘されるんじゃないか。
そう思うと、足が重くなる。
で、報告が遅れて、また怒られる。

完全に悪循環なんですよね。

とは言うものの、課長になりたての頃は、僕もおそらく同じことを部下にやっていたと思います。

上司が報告を求めたくなるのは、不安だからです。
把握できていないと、自分が上から突っ込まれますから。

その気持ちは、とてもよく分かります。


■「報告せよ」と言うのを、やめた

でも、あるときから僕は「報告せよ」と言うのをやめました。

代わりにやったことは、地味な積み重ねです。

日頃のコミュニケーションを重ねて、「この人には何を言っても大丈夫だ」と思ってもらえる関係を作る。
いわゆる心理的安全性というやつですね。

すると、言わなくても、報告が来るようになっていったんですよね。

「これはこういう件で、いまこういう対応をしています。内容だけ共有しておきますね」

「ああ、ありがとう」

この、なんでもないやり取りが自然に回るようになりました。

管理職として最後にいた組織では、「あれ出して、これ出して」と言うことが、ほぼありませんでした。

みんなが自分から情報を入れてくれるので、僕は勝手に分かっている状態だったんです。

このときやっていたことを、3つだけ書いてみます。

①言い方を変える
どうしても確認が必要なときは、「報告して」ではなく「あの件、ちょっと教えてもらっていい?」と聞いていました。

同じことを聞くのでも、言葉選びで空気はけっこう変わるんですよね。

②感謝を伝える
報告が来たら、内容より先に感謝を伝えます。

「わざわざありがとう」
「そこに気づいてくれてありがとう」

ここで内容にああだこうだ突っ込み始めると、「また言われそうだから、次はやめておこう」になります。

指摘したいことがあっても、ありがとうが先です。

③ざっくりで良しとする
そもそも日々の業務でそんなに致命的なことが起こるものでしょうか?

部下がやってくれることは、基本的に大きくは外れません。
みんな一生懸命やっていますから。

ずれていると感じたら、そのときに「ここ、もう少し一緒に考えてみたいんだけど、どう?」と言えばいいんです。

それでも報告が少ない部下には、怒るのではなく、頼めばいいと思っています。

「もう少し状況を教えてもらえると嬉しい。そうしてもらえると助かる」

やってくれたら、ありがとう。


■部下を信じることと自主性を重んじること、感謝を伝えること

逐一の報告が本当に必要な仕事も、世の中にはあります。

僕がもともと大雑把な人間だから成り立った面も、たぶんあります。

でもだからこそ、部下を信じることも自主性を重んじることも容易に出来たのかもしれません。
あと、最終的になんか起こったら、自分が責任取ればいいやと開き直ってたというのも大きいかもしれません。

報告が来ないことに悩んでいる管理職の方には、催促を増やす前に、試してみてほしいことがあります。

次に部下から報告が来たとき、内容に触れる前に、「ありがとう」を先に言ってみてください。

報告の量は、催促ではなく、そこから変わっていくと僕は思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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