お世話になっております。
Taskwellでございます。
最近、当方に見積り依頼をされる方から、以下のようなご質問をいただくことが増えてまいりました。
【依頼したいので、過去の実績(サンプル)を見せてもらえますか?】
当方といたしましても、正式に依頼する前に「このライターはどんな文章が書けるんだろう?」と疑問を抱かれるのはごもっともだと思います。
SEO上、限られた予算の中で成果を出したいと考えている方なら尚更です。
しかしながら、当方は原則として過去の実績URLを公開しておりません。
理由は、ココナラで機密保持契約(NDA)を結んでいるからです。
※(例外的に、署名記事や許可をいただいているもの、当方に対するインタビューなどは掲載しております)
当方がココナラでライターとして活動し始めて、もう7年になりますが、勝手ながらこのスタンスは一貫しております。
※(例外的に、内容を少しリライトして、クライアントのWebサイト・ブログの情報が分からないよう加工した上で、サンプル記事をご用意することは可能です)
ひょっとしたら、この記事をお読みいただいている方の中には、このような感想を持たれる購入者の方もいるかもしれません。
「機密保持契約っていったって、そこまで厳密に守らなくてもいいじゃん?」
そのような方に、私は(心の中で)こう返します。
「それ、自分(自社)が運営しているサイトに関しても、同じことをライターに言えますか?」
と。
このコラムでは、なぜ当方が頑なに実績を非公開としているのか、その理由をお伝えします。
当方にご依頼いただくご予定の方も、色々なライターへの相談を検討されている方も、ぜひ一度お読みください。
当方が実績をココナラで公開するリスク
各種メディアにライターが寄稿した記事を、ライターの実績として紹介することにつき、懸念を示すクライアントは一定数存在しています。
もちろん、すべてのクライアントがそうとは限りませんが、当方にゴーストライティングを依頼されるクライアントの多くは、概ね次のような理由から当方が執筆した過去の記事を公開することを好まない傾向にあります。
●ブランドイメージ毀損のおそれ
●間接的な情報提供
●機密の漏洩
以下、詳細を解説します。
●ブランドイメージ毀損のおそれ
当方にご依頼いただくクライアントの大半は、匿名で、あるいはゴーストライターとして、いわゆる「中の人」としてオウンドメディア等に掲載する記事の執筆を希望されます。
※(これ自体は特段問題のある話ではなく、例えば法改正などによって簡便な記事のリライト等が必要になった際、執筆者の意向を確認することなく編集部で対応できるようにするなどの事情もございます)
そして、多くの人の与り知らぬ(あずかりしらぬ)ところで、私が書いた記事は多くのユーザーに「メディアの運営に携わるスタッフが制作した記事」として読まれています。
当然ながら、記事を読むユーザーの中には、メディアに対する信頼性をもとに記事を読み進める人も一定数存在します。
良い記事に関しては、ブックマークしようとするかもしれません。
そこであるとき、ユーザーの一部が、ココナラでその記事をポートフォリオとして表示している出品者を見つけたとします。
すると、その時点でユーザーのメディアに対する信頼感は揺らぐことが予想されます。
SEOコンテンツ制作の内情を分かっている人だけをターゲットにしているクラウドソーシングサイトなら、それでよいかもしれません。
しかし、ココナラというプラットフォームは、法人だけではなくたくさんの個人が利用している状況です。
極端な話、ポートフォリオが当方またはクライアントに悪意を持った個人などのSNSで拡散されてしまい、自社メディアの権威性が疑われる事態にもなりかねないと、当方は悲観しています。
つまりは、クライアントが運営するメディアのブランドイメージの毀損につながらないよう、当方は実績を公開しない方針とさせていただいております。
●間接的な情報提供
色々なクライアントの方々とお仕事をさせていただく中で、一口にコンテンツ戦略といっても様々な考え方があるものだと、日々思いを新たにしています。
中にはトレンド的なものもありますが、オリジナリティのあるマーケティング戦略や、注力している製品情報の詳細などは、自分もビジネスセンスを磨くための磨き砂とさせていただいております。
ただ、そのような情報を当方に共有していただけるのは、当然ながら自分が「秘密を守れる人間」という信頼があってこそだと自負しております。
その信頼を、将来の依頼のために勝手に曲げるのは、今でも、どうしても自分の中で納得できておりません。
業界に精通している人や頭のいい人なら、継続的に仕事をもらっているライターのポートフォリオを、次のような目的で利用するかもしれません。
※(特にアフィリエイトで顕著かもしれません)
・現在流行っているマーケティングのトレンドを学ぶ
・現在人気の製品のジャンルや、特定の製品情報を知る
当然、リサーチする側も、なるべく露骨にならないようアレンジして世に送り出すため、ポートフォリオの掲載は“間接的にクライアントの利益を奪うお手伝い”をしている可能性があると当方は考えます。
もちろん、このような考え方は非常に悲観的ではあり、性悪説に基づいた考え方です。
しかし、逆にいえば凡人の当方でさえこのくらいのことは思い付くわけですから、やはり実績を不特定多数の方・DMからご相談いただいた方などにお教えするのは、リスキーかなというのが正直な気持ちです。
●機密の漏洩
不特定多数のユーザーの目に触れる、SEOを目的としたコンテンツではあまり聞きませんが、外部ライターに情報を漏らしていることを知られたくないクライアントは一定数存在しています。
例えば、ログインしなければ読めない有料会員向けの記事を執筆する場合は「自社だけが知っている情報だから、丁寧に取り扱って欲しい」と念を押された上で、資料をいただき執筆することになります。
当然、資料は依頼が終われば処分しますし、PCのセキュリティレベルを強化することも怠りません。
自分としても、できることはすべて行った上で、執筆に臨みます。
にもかかわらず、そのような記事の執筆実績をアピールしてしまえば、当然ながら機密漏洩となります。
これは常識的に考えて、多くの方にご理解いただけるポイントと思います。
おわりに
以上が、当方が過去の実績を原則としてお見せしていない理由になります。
正直、ここまでする必要があるのかと、自分でも思うことがあります。
しかし、ライターがクライアントに示せる誠意として、せめてそれくらいのことはしたいと思っているのも偽らざる本心です。
購入者・出品者の皆様一人ひとり、実績の公開に関しましては、それぞれの意見があるものと考えます。
「実績を公開できないライターは信用できない」というお考えも、一理あるものと存じます。
それでも、やはり私はこれまで自分の命をつないでくださった方々を裏切ることはできないため、購入者の方にご理解をいただくほかございません。
当方といたしましても、そのような方向けにテストライティングを承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。