レポートの序論は、本論に入る前の重要なパートです。
序論の出来が良ければ、読み手は レポートの内容に興味を持ち、最後まで読み進めてくれる でしょう。
逆に、序論が的はずれだったり不十分だったりすると、いくら本論が優れていても 読み手の関心を引き付けることはできません 。
そのため、序論の書き方を工夫し、レポートへの導入をスムーズに行うことが大切だと言えます。
とはいえ、「序論って具体的にどう書けばいいの?」と悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。
「序論でどんなことを述べるべきなのかわからない」
「序論の分量はどのくらいが適切なのだろう」
こうした 序論への漠然とした疑問や不安を抱えながら 、レポートに取り組んでいる人は少なくないと思います。
序論は、レポート全体の枠組みを決める大事な部分です。
しっかりとしたお作法を身につけ、 自信を持って書き進められるようになりたい ものですよね。
そこでこの記事では、大学のレポートにおける 序論の役割と書き方のポイント について詳しく解説します。
「序論に必要な要素は何か」
「序論を書く際の具体的なコツは?」
といった疑問にも、 ていねいに答えていく つもりです。
さらに、序論の書き出しに使える 例文(テンプレート) も複数紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
レポートに取り組む前に、ここで序論のイロハを学んでおけば、きっと 自信を持って書き始められる はずです。
ぜひ最後までお読みいただき、レポートの序論力を高めていただければと思います。
序論の役割と位置付け
レポートの「テーマ」「流れ」「価値」を伝える
序論の役割は、大きく分けて三つあります。
一つ目は、レポートの 「テーマ」を明確に提示する ことです。
序論では、自分が取り上げる問題や課題を具体的に述べ、 何について論じるのかを読み手に伝えます 。
二つ目は、レポート全体の 「流れ」を示すこと です。
序論で、本論の展開を予告することで、読み手は 見通しを持ってレポートを読み進められます 。
三つ目は、そのレポートを読む 「価値」を読み手に伝えること です。
なぜそのテーマを取り上げたのか、どんな意義があるのかを述べる ことで、レポートへの興味を喚起できるでしょう。
このように、序論はレポートの 「顔」とも言える重要な部分 なのです。
序論・本論・結論の三段構成における序論の位置付け
レポートは通常、 「序論」「本論」「結論」の三段構成 をとります。
それぞれの役割は以下の通りです。
序論:テーマの提示、レポートの全体像の説明
本論:テーマについての具体的な論述
結論:本論の要約とまとめ、今後の展望など
この三段構成の中で、序論は 本論と結論をつなぐ「導入」のパート だと言えます。
本論に入る前の「準備運動」として、テーマへの関心を高める 役割を担っているのです。
ただし、だからといって序論を軽視してはいけません。
序論で読み手の興味を引き付けられなければ、本論まで辿り着けない かもしれないからです。
その意味で、 レポート全体の出来を左右する重要な部分 だと言えるでしょう。
読み手を意識した序論の重要性
レポートを書くうえで大切なのは、 常に「読み手」を意識すること です。
序論もその例外ではありません。
むしろ、レポートに興味を持ってもらうための 「勝負どころ」とも言える序論では、読み手への配慮がことさら重要 です。
「なぜこのテーマを選んだのか」「何を明らかにしたいのか」といった疑問に、丁寧に答えていく 必要があります。
そのためには、 読み手の立場に立って、「相手が知りたいこと」を意識しながら書く ことが大切です。
専門用語の多用は避け、わかりやすい表現を心がける のもよいでしょう。
「序論は読み手のためにある」ということを忘れずに、 読みやすさと親切心を意識した文章を目指したい ものです。
序論に必要な要素と書く順番
序論を書くうえで外せない要素が、いくつかあります。
ここでは、それらの要素を 適切な順番で盛り込む方法 を解説しましょう。
研究・考察のテーマと結論
まずは、自分が取り組むテーマを 具体的に提示する ことから始めます。
何について研究・考察したのか、その結論は何なのかを端的に述べる のです。
これにより、読み手はレポートの全体像を一目で把握できます。
テーマと結論を示すことは、序論の大前提 だと言えるでしょう。
研究・考察の背景・動機
次に、なぜそのテーマを選んだのか、 研究・考察の背景や動機を説明します 。
ここでは、 テーマに関連する社会的な問題や、先行研究の動向などを紹介 するとよいでしょう。
また、 自分がテーマに興味を持った理由を述べる のも一つの手です。
いずれにしても、テーマの 重要性や意義を背景から浮き彫りにする ことが肝要です。
研究・考察の目的
続いて、研究・考察の 具体的な目的を示します 。
「本稿では○○を明らかにすることを目的とする」というように、明確に記述 しましょう。
レポートの達成目標を示すことで、読み手の期待に応えられます。
また、 目的が絞り込まれていれば、論点もぶれにくく なるでしょう。
研究・考察の手段や方法
さらに、研究・考察の目的を達成するための 手段や方法を説明 します。
どのようなアプローチで研究・考察を進めたのかを具体的に述べる のです。
たとえば、文献調査、アンケート、実験など、 データの収集方法を明示 しておくことが大切です。
これにより、レポートの 信頼性や再現性が高まる でしょう。
研究・考察の意義
加えて、自分の研究・考察が 学問的・社会的にどのような意義を持つのかを主張 します。
先行研究の問題点を解決できる、新たな知見が得られる、といった 研究の意義を読み手にアピール しましょう。
「本研究は○○の発展に寄与しうる」など、積極的な姿勢で臨む ことが肝要です。
レポートを読む上での留意点
最後に、レポートを読むうえでの 注意点や補足事項を記載 します。
たとえば、 「本稿でいう○○とは△△の意味で用いる」など、キーワードの定義を明記 しておくのがよい例でしょう。
また、 「本研究の限界は□□である」と課題を自覚的に示す のも有効です。
これらを盛り込むことで、 誤解なくレポートを読み進めてもらえる はずです。
序論の書き方のコツ
ここまで、序論に必要な要素について解説してきました。
では、具体的にどのように書けば良いのでしょうか。
ここからは、 序論を上手に書くためのコツ をお伝えします。
序論は最後に書く
序論は、レポートの最初に置かれる部分ですが、 書くタイミングは最後でも構いません 。
というのも、本論や結論を書き終えてから序論を書くことで、 レポート全体を見通したうえで、必要な要素を過不足なく盛り込める からです。
序論は全体像を提示する部分ですから、 本論の内容が変われば、序論の内容も変わります 。
ゆえに、 本論完成後に序論を見直し、齟齬がないよう調整する のがベターだと言えるでしょう。
200文字以内を目安にわかりやすく記述する
序論の分量としては、 200文字以内を目安 にすると良いでしょう。
これは、読み手を引き付けるためには 冗長な記述は避け、簡潔にまとめる 必要があるからです。
ただし、わかりやすさを犠牲にしてはいけません。
平易な表現を用い、専門用語は必要最小限にとどめる など、読み手に配慮しながら記述を心がけましょう。
序論の内容が多岐にわたる場合は、 小見出しを用いて段落を整理する のも一案です。
本論や結論と矛盾がないか見直す
序論と本論の内容が食い違っていては、レポートとして成立しません 。
序論で抱かせた期待を、本論でしっかりと充足できる よう留意しましょう。
また、 結論にも齟齬がない ことを確かめましょう。
序論で示した目的が、結論できちんと果たされているか を確認することが大切です。
このように 本論・結論と照らし合わせながら、一貫性を保つ ことを忘れないでください。
全体文字数の1割程度に収める
レポート全体の分量において、序論はどのくらいを占めるべきでしょうか。
一般的には、 レポート全体の1割程度が序論の適切な分量 だと言われています。
たとえば、2000文字のレポートであれば、200文字前後が序論の目安になります。
ただし、これはあくまで大まかな指標です。
テーマの性質によっては、これより長くなったり短くなったりもする でしょう。
状況に応じて 柔軟に対応しつつ、バランスを見極める ことが肝心だと言えます。
序論の例文(テンプレート)
ここからは、序論の具体的な書き方を例文で見ていきましょう。
テーマ別にテンプレートを用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
地球温暖化について
地球温暖化は、現代社会が直面する最も深刻な環境問題の一つです。気温の上昇に伴う海面水位の上昇や異常気象は、生態系や人間社会に大きな影響を及ぼしつつあります。その主な原因とされるのが、人間活動に伴う温室効果ガスの排出です。特に二酸化炭素の排出量増加が問題視されています。
そこで本稿では、地球温暖化の現状を概観したうえで、その対策について考察します。産業構造や生活様式のあり方を問い直すことで、持続可能な社会の実現を展望したいと思います。
少子高齢化社会について
わが国では、少子高齢化が急速に進行しています。合計特殊出生率の低下と平均寿命の伸長により、総人口に占める高齢者の割合が上昇しているのです。少子高齢化は、年金・医療・介護などの社会保障制度に大きな影響を及ぼします。とりわけ深刻なのが、現役世代の負担増加です。このままでは制度の持続可能性が危ぶまれます。
そこで本稿では、少子高齢化の要因を分析したうえで、その対策を考えます。働き方改革や子育て支援など、総合的なアプローチが不可欠だと考えられます。
ソーシャルディスタンスが大学生へ与える影響について
2020年初頭から世界を席巻した新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活様式に大きな変化をもたらしました。「3密回避」が叫ばれ、人と人との物理的距離が強く意識されるようになったのです。こうした「ソーシャルディスタンス」は、大学生の生活にも少なからぬ影響を及ぼしています。オンライン授業の普及により、キャンパスで学友と交流する機会が減少しているのです。
そこで本稿では、ソーシャルディスタンスが大学生に与える影響を、学業面と人間関係の面から考察します。ニューノーマル時代の大学生活のあり方を展望することを目的とします。
まとめ
ここまで、レポートの序論について、その役割、必要な要素、書き方のコツなどを詳しく解説してきました。
改めて重要なポイントを振り返ると、以下のとおりです。
・序論は、レポートのテーマ、全体像、読む価値を提示する重要な部分である
・序論には、研究の背景・目的・方法・意義など、一定の要素を盛り込む必要がある
・本論・結論を先に書き、それらと齟齬がないよう、最後に序論を見直すのがよい
・200字程度の分量で、読み手に配慮しつつ要点を簡潔に述べることが肝要
これらを意識しながら序論を書けば、読み手を引き付ける魅力的な「顔」を持ったレポートになるはずです。
とはいえ、「実際に書こうとしても、なかなかうまくいかない」という人も多いのではないでしょうか。
レポートは、論理的思考力、文章力、情報収集力など、多角的なスキルが求められる高度な作業です。
序論をどう書けばよいのかわからない、本論の展開が筋道を失ってしまう、結論が出せない……。
行き詰まりを感じながらレポートに取り組んでいる学生は少なくないでしょう。
そんな時は、レポートの代行サービスを利用してみるのも一案です。
プロのライターが、レポートの設計から執筆まで一貫してサポートしてくれるので、安心して任せられます。
彼らの専門的な視点から、序論の書き方や全体の構成について具体的なアドバイスをもらえるはずです。
「これまで教わったことのないコツを伝授してもらえた」という声も多いようです。
もちろん、代行サービスは、単なる「丸投げ」が目的ではありません。
あくまでも自分の力でレポートを完成させるための「指南役」として活用するのが正しい姿勢です。
ただ、優れた師から学ぶことで、レポート執筆のスキルは大きく向上するでしょう。
そうすれば、次からは自信を持って1人でレポートに取り組めるようになるはずです。
レポートの作成に行き詰まったら、代行サービスで専門家のサポートを受けてみるのもおすすめです。
きっとあなたのレポートライティング力が飛躍的に高まるでしょう。