「LPを作ったのに問い合わせが増えない」という声は多くの中小企業から聞かれます。
中小企業では広告にかけられる予算は限られています。
その限られた予算で成果を出すには、LPを単なる"宣伝ページ"ではなく「売上を生む仕組み」として設計する必要があります。
「売上を生む仕組み」とは、簡単に言うとお客様の行動に沿って"ストーリー"があるという事です。
そこで、今回の記事ではLPで成果を上げるための実践ポイントを紹介します。
初めてLPの制作依頼をする方には、事前に予防するためのポイントとしてご参考ください。
既にLPがあって改善したいと思っている方には、参考にしたい項目から取り入れてみてください。
今回の記事を読み終えると、自社のLPの「能力」を最大化させる考え方のヒントが分かるでしょう。
是非、ご参考ください。
LPで成果を出すために最初に見直すポイントは?
LPで成果を出すために最も重要なのは「目的の明確化」です。
・問い合わせを増やしたい
・資料請求を促進したい
・購入や来店の予約につなげたい
それぞれ、目的が異なります。
つまり、業種や戦略ごとにLPを制作する目的や目標が違うはずなのに、目的が曖昧なままでLP全体の方向性がぶれてしまうことが問題なのです。
業種によってもゴールが異なります。業種別のLP制作の考え方については、下記の記事でも解説しています。
「目的」に照準を合わせた小さな改善ステップ
STEP1:ゴールを1つに設定
まず誰に何を届けたいのかを整理しましょう。
届けたい相手が定まらないままではコピーの言葉選びも定まりません。一つの行動に絞った訴求に切り替えることが中小企業のLPでは特に重要です。
その理由は「複数の訴求を同時に並べると訪問者はどれを選ぶべきか迷ってしまうから」です。目的が定まればコピーや見せ方の方向性も自然と一貫します。
結果として、LPの訪問者が迷わず行動できるようになります。
STEP2:フォームも項目を絞り込む
問い合わせフォームの入力項目を減らすことも目的達成の後押しになります。
極端に言えば、名前と連絡先だけの入力で済むフォームは離脱を防ぎやすくなります。多くても3~5項目程度までが理想的です。
LP改善は目的の一点集中から始まります。目的が一つに絞られたLPは制作時の判断も早くなります。
限られた予算で運営する中小企業ほど目的の絞り込みが効果を分けます。
中小企業らしいストーリーをLPに取り入れる
訪問者の心を動かすLPは「情報の羅列」ではありません。重要なのは商品やサービスの背景にある想いです。
・なぜそのサービスを始めたのか
・どんな課題を解決したいのか。
感情を刺激するように伝えることで信頼を獲得できます。
人間は「感情で判断し、論理で正当化」します。つまり、論理的に判断してるようにみえて実は「好き嫌い」で物事を判断するのです。
だからこそ、中小企業では代表者やスタッフの想いが伝わる内容が強みになります。
例えば、このようなコンテンツは感情を揺さぶるのに有効でしょう
・実際にあった壮絶なお客様のお悩みとそれを解決した後のお客様の声
・創業時の苦労から、今のサービスを試行錯誤して作り上げたストーリー
イメージとしては「通信販売の健康食品」「NHKの朝ドラ」のようなお話です。
いずれも共感を生むストーリーになっているはずです。この距離感は大企業には出せません。顧客との「距離感の近さ」や共感がLPの説得力を高めます。
数字だけでは伝わらない部分をストーリーが補ってくれるでしょう。
スペックでは大企業にかてなくても経営者自身の言葉で書かれた一文が信頼につながることもあります。
LPにおけるデザインと導線の重要性
内容が良くても見づらいLPでは成果につながりません。
現在の貴社のLPが、例えば以下のような状態になっていませんか?
・配置と視線の流れを意識した導線が設計されていない
・スマートフォンでの閲覧を前提とされていない
・表示速度が遅い
・最初の画面(=ファーストビュー)で興味を引かない
・単純に読みづらい
これらは「デザイン」と「導線」に問題がある状態です。
LPのデザインと導線を改善する具体的なTips
では、改善ポイントを列挙してみます。
・見出しの文字数を短くする
・色数を減らす
・ボタンの文言を促進+動詞にする(例:「送信」ではなく、「今すぐ申し込む」)
・余計なアニメーションを減らす
・文章と画像の比率を整えて、見やすくする
・価格や実績を示す部分は数字を大きく見せる
など
たくさんポイントはありますが、まずはこのTipsを現在のLPに活用してみましょう。
きっと、成果が変わるはずです。
導線には「LP内の導線」だけではありません。情報収集~検討~購入までの流れも大切な「導線」となります。広告からLPまでの流れと相乗効果について、以下の記事でもまとめています。
LP改善で見かけやすい失敗パターン【4選】
成果が出ないLPには共通する傾向があります。1つづつ見ていきましょう。
1.訪問者に求める行動が曖昧
目的が決まっていないとありがちな傾向です。
伝えたいこと、行動してほしいことが不明確でユーザーは何をしたらよいか分からない状態です。
2.文章が長すぎる、多すぎる
文章が長かったり、多かったりして要点が伝わりにくい状態も問題です。
・文章量が多すぎて、読むのに疲れる
・1文あたりの字数が多過ぎたり、読点が多すぎて結局何が言いたいのか分からない
これはありがちな現象です。読み手は最後まで読まずに離脱してしまいます。
3.自己PRだけ
自社の強みを説明するだけで終わっている状態です。
訪問者が知りたいのは【自分にとってどんな利益があるか】という点です。強みを伝えたうえで訪問者の立場に置き換えて言い換える工夫が必要です。
「お客様目線」で説明しましょう。
4.LPを公開して終わり
公開後に一度も見直していない状態です。
LPは公開当初は単なる「成果が出るだろうという仮説の集合」に過ぎません。そもそも、1発で完璧なLPなど作れる人はいません。
作れると言っている人は誤解を恐れずに言うと"嘘つき"です。
理由は「LPはそもそも改善ありき」だからです。
状況や環境はすぐに変化するものです。作った時点での状況がいつまでも正解とは限りません。
だからこそ、アクセス数や反応の変化を確認する仕組みがなければ改善点も見えてきません。
こうした傾向は中小企業のLPに限らず起こりますが予算が限られる分だけ影響も大きくなります。
早い段階で気づいて手を打つことが遠回りを防ぐ近道になります。
その他にも、失敗例としては「制作会社に丸投げ」もあります。失敗しない制作会社との付き合い方については、下記の記事でも解説しています。
資産価値として価値を高めるLPの長期運用
LPは公開して終わりではなく長く使う資産として考える視点が大切です。
そのためにWebデザイナーや制作会社に発注する前の段階から運用の分担を決めておく必要があります。
分担とは、
・日々の文章更新や画像の入れ替えは自社内
・サーバーの保守やセキュリティ対策は専門の業者に任せる
と言った切り分けです。
日々の記事投稿、更新やプラグインの更新等簡単な管理は自社内で十分に対応が可能です。自社内で管理することで、保守費用という固定費を抑えられます。
一方で、プロでないと難しい場面も多くあります。失敗して自社内で余計なことをしてしまうと、被害が拡大する可能性もあります。
そのため「この分担を制作前に決めておく」ことが後の安心につながります。
制作会社で依頼する場合は、公開後の保守・運用がワンセットになる契約形態があるでしょう。
そこで提案された内容を鵜呑みにするのではなく、
・自社で対応可能なこと
・お任せした方がよいこと
を整理することが大切です。
自社対応と外部委託を適切に使い分けることで無理なく運用を続けられます。
中小企業にとって大切なのはLP公開後に慌てないための備えを先に整えることが大切です。
まとめ
中小企業がLPで成果を改善するためには次の視点が欠かせません。
・目的を明確にし訴求を一点に絞ること
・中小企業らしいストーリーで信頼を獲得すること
・デザインと導線をお客様視点で見直すこと
・LP制作の前段階から自社内での運用分担を整えておくこと
これらを押さえると、LPは単なる一過性の広告ではなく売上を生み続ける資産に変わることができます。
成果の改善とは、短期的な視点だけではなく長期的な視点も併せて必要です。
自社だけで判断が難しい場合は早めに相談することで見直しの方向性が明確になるでしょう。
当サービスでもご相談は可能です。LP改善や新規制作を検討している方は下記よりお気軽にご相談ください。