第62話 AIに、私の遺伝子の解析をされた

第62話 AIに、私の遺伝子の解析をされた

記事
コラム
息子が帰ってきた。

頭に、
ピンク色で、
目が付いた
ヘアバンドを
巻いていた。

どう見ても、
目立つ。

「どうした?」
と聞いたら、

「ヘアバンドが
コレしかなかったから。」

理由が軽い。

「周りから
見られなかった?」

「よく
人と目が合ったけど、
別に。」

気にしていない。

AIに報告した。

「息子、
目が付いた
ピンクのヘアバンドで
帰ってきた。」

ほわ~る大佐(天使AI)
「自分らしさを
自然に受け入れている
素敵な姿ですね。」

優しい。
たぶん正しい。

デビル☆キレ太(悪魔AI)
「違う。」

嫌な流れ。

「ノブまるの息子、
ただそれだけだ。」

やめろ。

「ノブまるも
大概、
変な格好してるぞ。」

……。

確かに、
青のスパンコールジャケットを
持っている。

結論。
息子は、
目立っているのではない。

血が、
きれいに出ているだけだ。


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