【海外OTA基本戦略】Booking.com・Expediaでの戦術

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ビジネス・マーケティング

## はじめに

ホテルや旅館の集客に欠かせないOTA(オンライン旅行会社)。国内では楽天やじゃらんが強いですが、海外OTAのBooking.comやExpediaも大きな存在です。
「手数料が高いから」と敬遠されがちですが、上手に活用すれば新規顧客の獲得やインバウンド需要の取り込みに非常に有効です。今回はBooking.comとExpediaにおける成果を出す基本戦略を解説します。



## Booking.comの特徴と戦略

Booking.comはヨーロッパを中心に圧倒的なシェアを持つOTAで、日本に訪れる外国人旅行者にとって定番の予約サイトです。

### Geniusプログラム

概要:Booking.com会員に向けた段階的な割引制度。
宿泊施設は「5〜20%の割引」を提供することで、サイト内での露出が増え、予約率が上がる仕組み。
メリット
  * サイト内で「Geniusバッジ」が表示され、信頼感がアップ  
  * 予約意欲の高い会員層にリーチできる
  * 検索結果で優遇され、露出が増える
注意点
  * 割引分が利益を圧迫するため、適用するプランや曜日を絞る工夫が必要 
  * Genius Level 2・3はより大きな割引や特典を求められるため、導入範囲は慎重に

### Preferredプログラム(プリファードパートナー)
概要:一定の条件(高い成約率・顧客満足度など)を満たした施設が「Preferred Partner」の認定を受けられる。表示順位が上がり、ラベルも付与される。
メリット
  * 上位表示されるため検索流入が大幅に増える 
  * 信頼性の高い施設として見られやすい
*注意点
  * 通常よりも高い手数料(+数%)が必要 。 +3%〜
  * 成果が出る反面、利益率の管理がシビアになる

💡 **Booking.com戦略まとめ**
「Geniusで集客」「Preferredでさらなる露出」を使い分け、導入範囲を利益と稼働状況に合わせて調整するのがポイントです。


## Expediaの特徴と戦略


Expediaは北米市場に強く、航空券やツアーとのパッケージ販売を得意とするOTAです。Booking.comよりも旅行全体を予約するユーザーが多いのが特徴です。

### パッケージ販売(Flight + Hotel)

概要:航空券と宿泊をセットにして販売する仕組み。単価が高く、キャンセル率が低いのが特長。パッケージ料金プランの販売が必要。
メリット
  * 旅行者が「まとめて予約」するため予約ハードルが低い 
  * 長期滞在や高単価予約につながりやすい
  * 価格を宿泊単体と区別できるため、レベニューマネジメント上有利
注意点
  * 特になし

### TravelAds(広告出稿)
概要:Expedia内での検索結果に広告を出す仕組み。
クリック課金型で、予算を決めた上で特定のエリアや日付で上位に表示可能。
メリット
  * 繁忙期や競合の多い都市で強力に機能 
  * 新規施設や認知度の低いホテルでも一気に露出拡大
注意点
  * 露出をしたからといって必ずしも予約につながるわけではないので、成約率を高める取り組みをした上での実施を推奨。

### Expediaリワード・メンバー特典

概要:Expedia会員向けに「メンバー価格」やポイント還元を提供可能。
メリット
  * Expediaのリピーター顧客にリーチしやすい 
  * 表示順位や露出も優遇されやすい
注意点
  * 割引設定は利益に直結するため、適用範囲を管理する必要がある 

💡 **Expedia戦略まとめ**
「パッケージ販売で高単価予約」「TravelAdsで露出拡大」「メンバー割引でリピーター獲得」という三本柱で活用するのが効果的です。


## 共通の成功ポイント

* 在庫と料金の一元管理でトラブルを防ぐ
* 多言語・多通貨対応を整え、海外ユーザーの予約ハードルを下げる
* 写真と口コミの質が成約率に直結するため、継続的に改善する


## まとめ

* Booking.comは「Geniusで集客 → Preferredで露出拡大」
* Expediaは「パッケージで高単価 → TravelAdsで露出強化」
* どちらも使い方次第で国内OTAにはない層にリーチできる

海外OTAは手数料を支払う分、広い市場にアクセスできる“広告費”のような存在。上手に使い分ければ、新規顧客獲得と稼働率の安定に大きく貢献します。

まとめ表
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