予約が入らない」「稼働率が上がらない」「何を改善したらいいかわからない」
民泊を運営していると、こういった悩みを抱えることって多いですよね。
私自身も、担当した施設が最初からうまくいっていたわけではありません。
むしろ、最初の状態は"もったいない"が山積みでした。
この記事では、担当2施設の売上を約3倍にし(2025年8月〜2026年3月)、スーパーホストの認定を取得した私が、実際にやったこと・気づいたことをお伝えします。
気づいたこと①:「運営者目線」と「ゲスト目線」のズレ
担当施設のOTAページを初めて見たとき、率直に感じたのは「これ、誰に向けて書かれているんだろう?」でした。
ページの中心に大きく掲載されていたのは、ジャグジー付きのお風呂の写真。
施設の売りとして推しているのはわかります。ただ、構図・照明・雰囲気が、残念ながらラブホテルのそれに近く、ファミリーやカップルが「泊まりたい」と感じる写真にはなっていませんでした。
説明文も「〜は禁止です」「〜にご注意ください」という注意事項が冒頭から続く内容。ゲストの心が動く前に、警戒心が先に立ってしまう構成でした。
やったこと① 写真を「見せたいもの」から「泊まりたくなるもの」へ
最初に手をつけたのは写真の差し替えです。
ポイントは1つだけ——「自分がゲストだったら、この写真で泊まりたいと思うか?」という問いを判断基準にしたこと。
ここで知っておきたいのが、Airbnbでは冒頭の5枚が予約率に直結するという点です。ゲストはページを開いた瞬間、この5枚で「見続けるか、戻るか」を判断しています。中でも1枚目はサムネイルとして検索一覧に表示されるため、最も重要です。
1枚目に求められるのは「映える写真」ではなく、ゲストがその施設での滞在や体験を自然にイメージできる写真。部屋の広さ・光の入り方・雰囲気が伝わるショットが向いています。
ジャグジーは「禁止」したわけではなく、撮り直して再掲載しました。照明を変え、清潔感が伝わるアングルに。同じ設備でも、写真一枚で印象はがらりと変わります。
また、部屋全体・キッチン・外観など、ゲストが「生活を想像できる」写真を優先して並べ替えました。
やったこと② 説明文を「注意書き」から「滞在価値文」へ
説明文の書き直しは、構成から見直しました。
Before(よくある例)
「ゴミは分別のうえ所定の場所へ。22時以降は静粛にお願いします。ジャグジーは〇時まで。室内での飲食はリビングのみ。無断の連泊はご遠慮ください……」
こういった文章、心当たりはありませんか? 禁止事項や注意書きが冒頭に並ぶ構成は、ゲストの気持ちが動く前に警戒心を先立たせてしまいます。
After
「◆喧騒を離れた隠れ家ステイ。
何もしない贅沢を味わえるので、あらかじめ好きな食材などを買って、準備を整えてからお越しください。テレビ2台・充実の設備でお推し活や雨の日も楽しめます。最大10名、3世代旅行でも広々快適です。」
ゲストが「ここで過ごす自分」を想像できるか。
そこを意識して書き直しました。注意事項は最後にシンプルにまとめています。
やったこと③ 価格を「感覚値」から「相場」へ
施設の立地・設備・規模と比較したとき、価格設定が相場より明らかに高い状態でした。
「いい施設だから高くていい」という気持ちはわかります。ただ、ゲストはページを見た数秒で他の施設と比較しています。相場から外れた価格は、それだけで候補から外れる理由になります。
競合の価格帯を調査し、曜日・季節・周辺イベントを考慮した価格設定に修正しました。
結果:担当2施設で売上3倍を達成
写真・文章・価格の3点を整えた結果、担当2施設の合計売上が約3倍になりました(2025年8月〜2026年3月 実績)。
その後、スーパーホストの認定も取得しています。
劇的な改装や多額の投資は一切していません。OTAページという「窓口」を整えただけで、ここまで変わりました。
まとめ:民泊の売上改善は「魅せ方」から始まる
施設そのものに問題がなくても、OTAページの見せ方でゲストの行動は大きく変わります。
・写真はゲスト目線で選ばれているか
・説明文は「泊まりたい」と思わせる内容か
・価格は相場と乖離していないか
この3つを見直すだけで、多くの施設は変わる可能性を持っています。
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※本記事に記載の実績は、担当2施設における2025年8月〜2026年3月の合計実績です。施設の条件・立地・市場状況により結果は異なります。