風俗営業は不当に差別されている!?9割以上の人が今も誤解中/あなたの知らない風営法の世界

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差別はいけません!

そんなことは当たり前ですか?

でも、どんなに差別をしないように努力をしても、差別意識は無意識に持ってしまうこともありますし、ちょっとした誤解が原因として生まれることもあります。

もしも、ある男性があなたに

僕は大学生ですが、日本の風俗について勉強しています。

と語ったとしましょう。

えっ!」って思いませんか。

ドキッとしたとしたら、その理由は?

ソープ、ヘルス、のような男女間の性的なサービスを思い浮かべませんでしたか?

風俗」という言葉は本来、生活様式・習俗という意味で使われていますが、
徐々に言葉の使われ方がおかしくなってきました。

風俗画の巨匠といえば、海外ならオランダのフェルメール、日本なら葛飾北斎や喜多川歌麿などが代表となるでしょうが、卑猥な絵を描く画家という分類はされていませんよね。

おかしな言葉の使われ方を「正しい」と言い、本来の使い方をしたら「紛らわしい」と言う。

でも冷静に考えてみてください。

風俗」という言葉の本来の意味を知らないで、勝手に「いやらしい意味」と思い込み、その教養の無さを恥ずかしいと思わないばかりか、本来の言葉使いをしている人を否定し貶める。

これは人間として、コンプライアンスとして、いかがなものでしょうか。

では「風俗営業」とは?

男女間の性的なサービスというイメージをお持ちではないですか?

では、ゲームセンターはいかがわしい営業だと感じますか?

法律上は、ゲームセンターも風俗営業です。

風俗営業であるというだけで世間からどんな扱いを受けるか。

外国留学生の就労が制限されます(ガールズバーでは就労可能ですが)。

営業において様々なサービスの利用を拒絶されます。

開業サポートに関する情報発信が制限されます。

それはなぜ?

「風俗営業だから。」

だそうです。

では、そういうことは一般的に「差別」には当たらないのでしょうか?

「差別ではありません。法律上の風俗営業だから。」

そうですか、それでは、風俗営業は

健全に営まれれば国民に憩いと娯楽を与える有用な営業である

ことが政府の公式見解であることはご存じでしょうか。

たとえばこちらは結構最近の国会答弁の一部です。
ここの記事では引用元のURLを貼れないのですみません。

風俗営業につきましては、健全に営まれれば国民に憩いと娯楽を与える有用な営業であると考えられますが、その営業方法や業務内容が不適正なものとなれば、風俗上の問題を引き起こす可能性がありますことから、許可制として不適格者を排除するなど、所要の規制と業務の適正化措置を行うこととしているものでございます。

以上は警察庁生活安全局長の答弁であり、風営法を所管する警察庁の長年の公式見解です。

不適格者を排除し警察が必要な指導などを行うために営業が許可制になっていますが、性風俗営業は許可制ではありません。

「風俗上の問題を引き起こす可能性がある許可制なのだろう。だったらそういう営業は存在しない方がいいから制限されても仕方がない。」

と思われましたか?

では、自動車を運転する免許をお持ちの皆さんは、なぜ警察(公安委員会)からの許可を受ける必要があるのですか?

交通事故を引き起こす可能性があるから、不適格者を排除し、警察が必要な指導などを行うための許可制ではありませんか?

交通事故で毎年数千人の死者と数十万人の負傷者とたくさんの逮捕者がでておりますが、その大半は許可を持つドライバーではありませんか?

自動車のせいで膨大な死傷者が出ることは仕方がないのですね。

では、自動車の運転の許可を取ることは社会にとって有益なことだとしましょう。

で、風俗営業の許可を取ることは社会にとってよろしくないことだ。

なぜそう言えるのでしょうか。

そもそも、性風俗サービス営業と風俗営業が法制度上は別の位置づけになっていることはご存じでしょうか。

「そんなことは知っているよ。でも、風俗営業の許可を取ることを誰も制限していないでしょ。」

と思われた方がおられますか?

でも、現に不当な使いを民間企業から受けています。
ここでは詳しいことは書けませんが、ご自分で探してみたらわかるでしょう。

風俗営業が不当に差別されていても、私はそれで構いません。

私は風営法がこの世の中でどのように扱われているかを日々観察し、この世のありようを面白おかしく眺めています。

そして、大手企業さんのコンプライアンスの様子もじっくり観察しております。

「差別は絶対に許しません!」

とおっしゃるからには、そういう皆さんに風営法の情報提供をすることも専門家として大事なことだと思うから、こうしてブログで掲載しています。

風俗営業について正しい知識を持って眺めてくださる方が増えてくれたらいいなあと思います。

特に法務に関わる方には、不当な差別が見過ごされないように止めるチャンスが多いでしょうから期待しております。

私は風俗営業の法務にかかわっていて、現に差別を受けたことが何度もありましたが、それを許します。

人は差別をしてしまうものですから。

あとは皆さんが冷静にご判断なさったらよいです。

差別は無意識に生まれるし、誤解からも生まれます。

簡単に無くすことは難しいのだな、と思っていただければ充分です。


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