ただのパチンコ屋店員がデザイナー歴25年のプロになったお話⑨

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デザイン・イラスト
デザインのごり押しはよくない。自分じゃ納得していないデザインでも相手に刺さる場合もたくさんある。というのを学んだのもこの業界のおかげでした。
デザイナー以外にコンサル業と店長も兼任していたため、経営以外にも店内のビジュアル面や広告にも意見を出すことが多く、また決定権も自分にあったので意識はしていなくても自分好みの内装やデザインに偏ってしまいがちでした。

前回のお話↓
第一話↓

今までこれで売り上げを出して閉店待ったなしの店舗を立て直してきたのだからこれで間違いないはず。と思っていたのも事実。
第七話でも触れましたが明確に「ここをこうしたい!」というようなビジョンを持っている人ばかりではありません。
それならば「ここをこうしようああしよう」と提案して決定していくのですが、出来上がってもなんだか反応が薄い。気に入ってないのか?でも提案段階では何も言われてないし、最終決定もこれでいいと言ってたし、何日もかけて作ったし自分でもよくできたと思うポスターなのにな…
という事が何度かありました。
その逆もしかりで、急に発注を受けて1時間ほどで仕上げた、正直自分では納得していないポスターを今まで「うん。なんでもいいよ。おまかせするわ。これでいいよ。」な反応だった人から
「いいね!めっちゃカッコいい!これいい!」と大絶賛されたりとかもあります。
よくSNSでもありますよね。バズるのを狙って時間かけて描いた絵や編集した動画がパッとせずサラッと書いた絵、偶然撮れた動画が大バズりするような感じ。
でも代金を頂いて仕事としてやっている以上それじゃダメなんですよね。
自分が満足していてもしょうがない。
「なんでもいい」と言いつつも、実はそうじゃないんですよね。
いくら「これで結果出てるから!これで決定します!」とゴリ押ししても、
依頼してきた人に刺さらなきゃ意味がない。「おっいいやん。」と思ってもらわないと仕事のモチベーションに繋がらないし、モチベーションが上がらないと勤務姿勢に変化もなく、結果に伝わらないわけです。
パチンコ店での経験がなければ気が付けなかったと思います。


ココナラでもそうです。ロゴ制作は3案ご提案するのですが、
「全くテイストの違うロゴを3つ作ったけどこの中だったら、お客さんのイメージにはB案が一番近いかな」と思って提出すると、「Oh!そっち選ぶんだ!」なんて事も沢山あります。(もちろんオススメの案がよりイメージに近いですよとプレゼンもしますよ!)
そこで大事なのが「分析」です。
パチンコ屋時代は分析が必須でしたから、イベントの機種なのになんで誰も座ってないんだ?等ちょっとでも違和感があったら徹底的に分析してました。
事前に参考画像を頂く事が多いのですが、イメージにそって作成しても全く違うテイストを選ばれた時に分析すると、「全体のデザイン」のイメージではなくて色のみだったり、フォントだったり、背景模様だったりとピンポイントのイメージだったって事が多いです。
それならそうと言ってくれたいいのに…と思いがちですが、
それは普段からデザインの仕事に携わっている人間の考えであって、
お客様はそうじゃないんですよね。初めて依頼する方も多いので勝手も分からないでしょうし、どう伝えていいか分からないとか、「漠然としたイメージなんですが…」と言われる事の方が圧倒的に多いんです。
こちらがどれだけ提案できるか、本当はどういったものが好きなのかなど。どれだけ読み取れるかにかかっています。


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