ここまで3回の記事をアップしてきました!
少しでもお役に立てていれば嬉しい限りです!
さて、第4回目となる今回は、
【脱「っぽい演技」!本当の気持ちを込めて演技しよう】
というテーマでお届けします!
結構多くの方が悩むポイントではないでしょうか?
① 「っぽい演技」って? 「リアル」と「リアリティ」
第1回目の記事でも少し触れましたが、日常で使う「演技」という言葉は、
「演技=嘘」や「演技=フリ」という意味で用いられることが多いですよね。
たとえば、「演技するなよー」や「また演技してる」なんて言い方です。
でも、お芝居の世界でいう「演技」はちょっと意味が違います。
【いかに本物っぽく見せることができるか?】
これが重要なんです。
ここで知っておいていただきたいのが、「リアルな演技」と「リアリティのある演技」の違いです。
たとえば、「あの役者さんの演技、リアルだよね」といった感想を聞いたことがありませんか?
私はこうお伝えしています:
「リアルではなく、リアリティのある演技を目指しましょう!」
なぜなら、お芝居の作品はすべて「作り物」。
リアルを完全に再現することは不可能だからです。
さらに、リアルの基準は人によって異なります。
「こんな状況なら普通こうするよね?」という考え方も、その人の主観に過ぎません。
だからこそ、作り物の世界観をいかに「本物っぽく」見せるかが大事です。
つまり、リアリティを追求するほうが理にかなっているのです。
登場人物がどれだけ作品の世界観を本物として捉えられるかによって、真実味が生まれます。
それが観客に「現実の出来事」として感じてもらえる理由になります。
たとえばホラー映画でよくある、「絶対入っちゃいけない場所に入るシーン」。
「自分ならそんな場所に入らない」と思うかもしれませんが、これは観る側の主観です。
登場人物は「入る」という選択をしたわけで、その行動の理由や感情を深く考えなければ、演技はできません。
与えられた役を演じる上で、演者の主観は必要ありません。
② 上着を重ね着する感覚
では、「っぽい演技」から脱却する方法をご紹介します。
私は、こんな表現を使っています:
「自分に、役のバックボーンという服を重ね着していきましょう」
どういうことかというと、どんな役を演じても、外見も内面も基盤は自分自身です。
その唯一無二の「自分」を活かし、役を体現していきます。
役の設定や背景は「服」のようなもの。それを着込むことで役が完成します。
しかし、その服を全部脱いだときに「自分」がいなければ、それこそ「嘘」になってしまいます。
お芝居を始めたばかりの方ほど、キャラクターを作り込みすぎて頭でっかちになりがちです。
その結果、中身のない人物になってしまうことが多いのです。
まずは、自分自身をベースに表現していくことが大切です。
その「自分」の個性があってこそ、役にも個性が生まれます。
③ 感情の流れを大切に
感情を体感するための簡単な練習をご紹介します。
自分が感動して泣ける映画やドラマを観ます(アニメでもOK!)。
観る前に「お腹空いた」や「ありがとうございます」など簡単な文章を覚えます。
映画を観て泣いている最中に、その言葉を意味を考えず「文字」として棒読みで繰り返し口に出します。
これを実践すると、感情の上に言葉を「置く」感覚がわかるはずです。
これが「感情のある台詞」であり、「台詞を喋る感覚」です。
俗に言う「感情準備」と呼ばれる練習ですが、詳細はまた別の機会に!
たったこれだけですが、人によっては頭の中で「演技革命」が起きるかもしれません(笑)。
ここで気づけることがあります:
「感情は入れるものじゃない!込めるものじゃない!!」
この感覚が「っぽい演技」から脱却する始まりです!
【まとめ】
「リアル」ではなく「リアリティ」を追求しよう。
自分があってこそ役が成り立つ。
バックボーンを重ね着する感覚で演じよう。
感情の上に言葉を置いていく感覚を磨こう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回のテーマは「相手役を感じるための練習」です。お楽しみに!