GASでマネーフォワードAPIを使う|アプリ登録から認証設定まで一気通貫で解説

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「マネーフォワードクラウド請求書のデータを、スプレッドシートに自動で取り込みたい」

そう思って公式ドキュメントを開いたものの、専門用語が並んでいて、どこから手をつければいいか分からない。

マネーフォワードクラウド請求書の外部連携機能とGASの連携は、設定項目が多く戸惑うかもしれません。でも、手順を順を追って進めれば、確実に動作させることができます。

この記事では、アプリ登録から認証設定、動作確認までの流れを解説します。
マネーフォワードクラウド請求書の外部連携|何ができるのか
マネーフォワードクラウド請求書の外部連携機能を使うと、登録されているデータをプログラムから取得できます。

請求書の一覧
取引先情報
品目マスタ

例えば、「今月発行した請求書の一覧をスプレッドシートに自動で取り込む」といった業務を自動化できます。
スプレッドシートとの相性が良く、無料で使えて、学習コストも低い。それがGASと組み合わせるメリットです。

事前準備|必要なもの

・マネーフォワードクラウド請求書のアカウント
 有料プラン(スモールビジネス以上)が必要です。また、管理者権限を持つアカウントでログインしてください。

・Googleアカウント
 GASを使うため、Googleアカウントが必要です。
・専用ライブラリ
 GASで認証を実装するには、専用のライブラリを使います。

ステップ1:マネーフォワードでアプリを作成

◇ビジネスIDにログイン
 事業所を選択してログインしてください。

◇新規作成
 左側のメニューから「外部連携」を選択し、「新規作成」をクリックします。

◇アプリケーション名
 「請求書データ取得」など、分かりやすい名前を入力します。

◇リダイレクト先
 この段階では仮のURLを入れておきます。
 入力が完了したら「作成」をクリックします。

◇認証情報の取得
 アプリ作成が完了すると、2つの情報が表示されます。
 ・クライアント識別子
 ・クライアント秘密鍵

この2つは必ずメモしておいてください。特に秘密鍵は、作成時に一度しか表示されません。

ステップ2:GASプロジェクトの準備

新規プロジェクト作成
Googleドライブから、「新規」→「その他」→「Google Apps Script」を選択します。
プロジェクト名を「マネーフォワード連携」など、分かりやすい名前に変更しておきましょう。

ライブラリの追加
GASエディタの左側メニューから「ライブラリ」の「+」ボタンをクリックします。
「スクリプト識別子」の入力欄に、以下を貼り付けます。
「検索」をクリックし、最新版を選んで「追加」をクリックします。

リダイレクト先の取得
ライブラリを追加したら、リダイレクト先を取得します。
コード欄に関数を書いて実行すると、ログに以下のようなURLが表示されます。
このURLをコピーしてください。
マネーフォワード側の設定を更新
コピーしたURLを、マネーフォワード側の管理画面に戻って登録します。
先ほど作成したアプリを選択→「編集」から、リダイレクト先を正しいURLに変更して保存してください。

ステップ3:認証設定

認証サービスの設定
ライブラリを使って、認証サービスを設定します。
設定には以下の情報が必要です。

・認証画面のURL
・トークン取得URL
・クライアント識別子
・クライアント秘密鍵
・アクセス範囲

これらの情報を使って設定します。
認証URLの生成
設定が完了したら、認証用のURLを生成します。

生成されたURLをブラウザで開くと、マネーフォワードのログイン画面が表示されます。ログイン後、「このアプリケーションに権限を許可しますか?」という確認画面が表示されるので、「許可」をクリックしてください。
「Success!」と表示されれば、認証成功です。

ステップ4:動作確認

データの取得
認証が完了したら、実際にデータを取得してみます。
請求書一覧を取得する場合、以下のエンドポイントを使います。
正常にリクエストが成功すると、請求書データが返ってきます。これが取得できれば、連携は正常に動作しています。

よくあるエラー

クライアント情報のエラー
識別子または秘密鍵が間違っています。スペースや改行が混入していないか確認してください。

リダイレクト先の不一致エラー
リダイレクト先がマネーフォワード側の登録と一致していません。GASで取得したURLを確認してください。

権限不足のエラー
アクセス範囲が不足しています。必要な権限が含まれているか確認してください。
認証エラー
アクセストークンが無効または期限切れです。認証をやり直してみてください。

実運用に向けて

自動更新
アクセストークンには有効期限がありますが、使用しているライブラリは自動更新に対応しています。基本的には何もしなくても、自動的に新しいトークンを取得してくれます。
エラー通知
エラー発生時に通知を受け取る仕組みを入れておきましょう。メール送信機能を使えば、エラー時に通知を送れます。
定期実行
毎日決まった時間にデータを取得したい場合は、トリガーを設定します。
GASエディタの「トリガー」から、実行する関数と時間を設定します。トリガー設定前に、必ず手動で実行して、エラーが出ないことを確認してください。

設定手順は多いですが、一つずつ進めれば確実に動作します。一度設定すれば、あとは自動で更新され、安定して動作し続けます。
マネーフォワードのデータをスプレッドシートに取り込んで、集計やレポート作成を自動化する土台が整いました。

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