幻の弟 清玉上人(阿弥陀寺)
記事
コラム
2023年 2月7日 火曜日
鎧・甲冑・蹄(ひづめ)の数
百以上?
千以上?
「がしゃ がしゃ・・」と
足軽達が大群になって
深夜の大移動。
現代と違い
四百年前の京都は
静けさの都。
鎧やら
甲冑やら
馬の蹄(ひづめ)やら
それらが
戦に向かうほどの数を揃えて
砂利道?
土の上?
静寂さを保ちつつ進むなんてありえず、
それらの音は
夜空に木霊(やまびこ)のように
響き渡る事でしょう。
遠くから聞こえて来る「その音」が
例えば
自分の寝床に居て
だんだん近づいて来るのを
傍の皆で一緒に 耳にすると?
何処に向かっているのか?
誰の処へ向かっているのか?
目的は?
意図するモノは?
そして
その音が
自分達の陣屋なり
宿舎なりの周りで
間違い無く囲まれた状態で
静かに なったなら?
そればかりか
塀の内側から
見上げるように見える
家紋の付いた風に揺れる「のぼり」
「明智光秀の軍勢に ござりまする。」
それは恐らく
かなり早い段階で
皆が判断する事が出来ていた筈です。
忍びの存在もあったでしょうから。
ある意味、
事前に脱出する事も可能でした。
しかし、
信長は境内を動かなかった!
秀光も
即座に攻め入る事は無かった筈。
何故なら、
それは ほれ 事前交渉が世の常だから。
まずは使者を送り込み
要件を伝える。
同時に、
要人の存在を確かめる為。
交渉も一度では無いでしょう。
掛けた時間も「それなりに」
たいまつ
かがり火
境内から見える
その揺らぎの「炎」を見て
信長は「自刃して果てた」そうです。
デスマスクが作られた とも聞きます。
亡骸は即座に荼毘に付され
骨壺に収められました。
此処で登場するのが
信長の「幻の弟」と言われる
清玉上人(阿弥陀寺)
本能寺の異変に一早く気付き、
明智勢の目を盗み
垣根を潜り抜けて 境内に入り込み
交渉に行き詰まりを見せて
色めき立ち
今にも攻め入ろうと構え
正面門に押し寄せんとする
明智勢を押し分けて、
自分は僧侶だと高らかに口上し
道を開けさせて
堂々と
信長の遺骨を
本能寺の外へ運び出す事に成功!
その後すぐに
本能寺に火の手が上がったそうです。
これはテレビでも
何度か紹介された事で、
文献にも載っている
歴史を語る上で
避けて通る事の出来ない内容です。
(私の解釈も含む)
私は「これ」を支持します。
納得が出来るから。