「子供」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
「天真爛漫」「好奇心旺盛」「物怖じしない」
私にはそんな言葉が思い浮かんでしまいます。
それは、私の子供の頃とは程遠い性格だから、
少し憧れでもあるのかもしれません笑
コミュニケーション能力が高く、表現力豊かで愛情深い人。
今日は、そんなレメディのご紹介です。
ホメオパシーの数多くのレメディを知っていくと、
自分とは違ったあらゆるキャラクター像が手に取るようにわかり、
他人の行動が腑に落ちることがあります。
今回も前回と同じように、
お子さんに使用されるレメディの特徴について書かれた本、
「The Homeopathic Treatment of Children (Paul Herscu,N.D.著)」を要約して、
子供にもよく使用されるPhosphorusという
リンのレメディについて、ご紹介したいと思います。
ちなみに、どのレメディも、
子供だけに必要とされるレメディではなく、大人にも使用されます。
●外向性
この子は非常に感受性が強く、 温かく、社交的で、愛情深いです。
まるで鉄 粉が磁石に引き寄せられるように、他人を引きつける資質 です。
質問にも素早く答え、自分自身で多くの質問 をします。
彼女は何でも即興で話し、しばしば話題から逸れ ます。
質問に答えながら、
別の、おそらく関連のある話題で 新しい話を始めるのもよくあることです。
●開放性
Phosphorusの子供は、開放的で、彼女が世界を軽やかに 漂い、
ほとんど誰とでも簡単に信頼関係を築くことができる様子 を観察することができます。
子供は非常に受容的で、恨みを 抱きません。
たとえ偶然傷ついたとしても、
経験した不快感や 悲しみをすぐに手放すことができます。
たとえ子供が怒り、 悲しみ、または恥ずかしさを短時間感じたとしても、
外向性が主な 性格特性として残ります。
病気のとき、重症でない限り、
子供は言葉だけでなく身体的にも 社交的である傾向があります。
ほとんどのPhosphorusの子供 は、
いつ、どのように体調が悪いかを両親や医師に伝えます。
●表現力
Phosphorusは、健康の問題は感情が明確に表現されるため、
親は 子供に深く共感することができます。
このような開放性が見られない のは、重病、特に高熱が出ているときだけです。
Phosphorusの子供は、そのような状況では感情 的に事実上「シャットダウン」し、
愛する人 だけが部屋にいてくれることを望むかもしれません。
●リーダーシップ
これらの聡明な子供たちは、
ゲームをするときにグループの リーダーになることがよくあります。
子供が他人に向ける 愛情は、無意識のうちに彼らを引き寄せます。
子供は仲間が 大好きなので、自然と群衆を引き寄せます。
●注目の的
学校でも、友達と一緒でも、家でも、注目の的になること がよくあります。
オフィスで長々と話したり、大声で話し たり(ただし、不快なほどではありません)、
待合室で側転 をしたりすると、注目を浴びてしまいます。
Phosphorusの性格には2つの側面があり、注目の的になることが大好きだという事と、
「ただの平凡」だと見なされたくないという強い思いがあります。
できないことをできるようになったことで、Phosphorusは、功績と栄光を味わいます。
●興奮性
Phosphorusの子どもは、新しい環境、人、活動にとても熱心です。
彼らはショッピングモール、ゲームセンター、遊び場に 行くのが大好きです。
時には興奮のあまり、ほとんど制御 不能になるほどです。
彼らはあらゆるおもちゃ、ビデオ機器、 ゲームで遊ぶのが大好きです。
Phosphorusの子どもは、純粋な興奮から、かなり落ち着きがないかもしれません。
彼らはインタビュー中の椅子で常にそわそわしていて、絶えず動き回っています。
活発な子供は、ゲームやおもちゃに使うお金をもらう ために親と交渉しようとします。
Phosphorusには、こういった自己中心性があり、思い通りにならないことで、
泣くことがありますが、注意を他にそらし、抱きしめてあげたり、
愛されていることを知らせるだけで、簡単に泣き止ませることができます。
面接では、興奮性は容易に分かります。
子供は、手、目、そして 全身のジェスチャーを用いて、率直かつ表現的に話します。
子供は 話題から逸れることがあり、
非常に興奮しやすい場合(注意 欠陥障害と診断される子供のように)、
頻繁に瞬きをし、鼻を膨らませ、 発話における適切な語順を混乱させます。
●予期不安
Phosphorusの子供たちは、大きな予期不安を経験する ことがあります。
チーム戦、人前での歌唱イベント、バレエの 発表会、その他のイベントの前に、
Phosphorusの子供は不安になります。
予期不安から体調を崩すこともあります。
頭痛、吐き気、嘔吐、 過敏性腸症候群を発症することもあります。
12歳のキムは、数週間にわたってしゃっくりが止まりませんでした。
ピアノ発表会前の予期不安など、不安な気持ちや感情、興奮 によって悪化し、
不安になり、しゃっくりはより激しくなりました。
Phosphorusというレメディは、不安発作を止めただけでなく、
しゃっくりも治しました。
子供は感情的に緊張した状況に置かれた後、病気や恐怖を 発症することもあります。
特に、両親の喧嘩など、環境における強い 恐怖や強い感情は、
急性の病気を引き起こす可能性があります。
●好奇心
好奇心は、
Phosphorusの子どもの自然な興奮性と外向性の 組み合わせによるもう一つの表現です。診察室では、兄弟や 友達と床の上で遊び、あらゆるものに触れ、
おもちゃやゲームを 次々と探検します。
●注意散漫
Phosphorusの子供の中には、
このタイプのレメディに見られるような 集中力の欠如を呈する子もいます。
これは、子供の注意 持続時間の短さと注意散漫さに表れます。
教室では、鉛筆を 落としたり、誰かが机を叩いたりすると、
Phosphorusの生徒は自動 的に注意が散漫になると先生は不満を漏らします。
この混乱がトランス状態を引き起こすことがあり、
これが思春期の子供に起きると、「本当の自分がここにいない」という感覚、
まるで、映画を見ているだけのような、
実際に自分が参加していない極度に孤立した状態が起こり、
この場合は病理が深いため、治癒には時間がかかるかもしれません。
●内向性と外向性
一見、誰とでも心を開いて話をするようなPhosphorusですが、内気さもあります。
それは、セッションでも顕著に表れることがあります。
初めて子供に会ったとき、Phosphorusの患者をちらりと見た場合、
子供は 医師がオフィス内を歩き回り、書類を仕上げ たり、
その他の作業をしたりする際のあらゆる動きを好奇心を持って、
観察している可能性が高いでしょう。
とても内気で、すぐに顔を赤らめてしまう事にホメオパスは気づくのですが、
1対1の信頼関係がすぐに築かれ、子供が プロセス全体に協力するため、
より容易に答えてくれます。
面接 が進むにつれて、恥ずかしさはすぐに消え、子供の中で興奮が高まります。
最初は好奇心を抑えながら、手を膝の上にきちんと組んで じっと座っていましたが、
今では落ち着きがなく、そわそわ しています。
●怖いもの
Phosphorusの子供は、ほんのわずかな刺激でも、ひどく怖がります。
暗闇、孤独、幽霊、雷雨、昆虫、特に蜂やクモなど。
それは、何か「悪い」ことが起きるという恐怖です。
こういった恐怖を感じると、胃に影響が出てくることがあります。
吐き気、腹痛、嘔吐、潰瘍、下痢などの症状が現れてきます。
●めまい
背が高い痩せた子供は、起立性低血圧を訴えることが多く、
めまいを引き起こします。
思春期の女子も、月経が重い時に同じような症状を感じることがあります。
●身体的症状
・頭痛
頭痛を起こしやすく、片頭痛にまで至ることもあります。
羞明、ちらつきや白黒の浮遊物など多くの視覚変化を伴うこともあります。
また、空腹感や環境の変化で頭痛を訴えやすくもあります。
Phosphorusの頭痛は、氷のように冷たいものを当てることで緩和します。
・目
Phosphorusの子供のまつげは、生まれた時から長いのが特徴です。
・鼻
Phosphorusは、あまり耳に影響を受けないのですが、
鼻はよく問題となり、大量の鼻血が出ます。
思春期の少女は、月経と共に鼻血が出ることがあります。
鼻血は、わずかな外傷や、咳やくしゃみに伴うようないきむことによって、
起こることもあります。
・花粉症
鼻が非常に乾燥してつまり、副鼻腔が詰まり、
大量の鼻汁とくしゃみの発作を起こします。
また、目の痒みがさらに激しくなります。
・喉
Phosphorus体質の子供は、喉の痛みを患い、必然的に声がかすれます。
長時間の話や咳をすることで悪化し、咽頭炎を発症しやすくなります。
・胸部
Phosphorusタイプが最も影響を受ける身体の部位です。
風邪をひくと、すぐに胸部に移り、乳児でさえも、
咳、気管支炎、肺炎を起こすことが知られています。
食べたり、飲んだり、話したりすることでも咳は悪化します。
肺炎にかかったとき、胸のどこかに灼熱感があり、
特に息を吸うときに感じられます。
発作中に冷たい飲み物を強く欲することがあります。
喘息は、花粉やカビなどのアレルギーに関連していることが多く、
春と秋に悪化する傾向があります。
横になると、ゼーゼーと喘鳴が始まり、
喉が詰まって湿った痰の絡む咳が出ます。
・食べ物
アイスクリーム、チョコレート、塩辛いもの、
レモンなどの酸っぱいものを欲しがり、卵やパンは嫌いな傾向があります。
そして、とても喉が渇きやすく、一日に何杯も飲み、夜中に起きて飲むこともあります。
・胃
食欲は旺盛です。代謝が速く血糖値が敏感なため、低血糖症状が現れます。
食事を抜くと、めまいがしたり、頭痛がしたり、軽度のイライラが見られます。
これは、年齢の割に痩せているにもかかわらず、
身長が急速に伸びることを考えると、
食物の必要性が理解できると思います。
また、胃は最も弱い部分の一つで、吐き気や嘔吐を起こし、
わずかな刺激で嘔吐します。
・腹部
多くの痛みは、臍から下腹部まで、どこにでも起こります。
一般的にストレスや、恐怖、不安、興奮がすることで、痛みが悪化します。
吐き気と同様に、冷たい飲み物で緩和します。
このような痛みと吐き気の繰り返しの発作に伴って、
出血性潰瘍を示唆する黒いタール状の便が出ることがあります。
・腸
Phosphorusの子供は、下痢を起こしやすい傾向があります。
痛みがなく、水っぽく、やや悪臭を放つ傾向があります。
乳幼児に関しては、下痢の再発が起こることがよくあります。
以上が、Phosphorusフォスフォラスのレメディの特徴を挙げてみました。
Phosphorusフォスフォラスのレメディは、子供にはもちろん、
PMSや月経痛がひどい女性にも使用されるレメディなので、
お子さんをお持ちのママさんにも参考になったらと思います。
クラシカルホメオパシーについて知りたい方は、
ぜひ講座を受けてみてくださいね。