ピボットテーブルの使い方(基礎)

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学び
効率的なデータ分析ができるピボットテーブルを紹介します。

ピボットテーブルとは大量のデータから様々なデータを集計し、分析ができる機能です。

店舗ごとにある商品だけで分析したい、商品ごとに月別・店舗別に並び替えて分析したいなどデータの組み合わせを自在に入れ替えて瞬時に分析ができる機能で、これが使えるのと使えないのとでは時間の効率が天と地ほどの差が出ます。

では、早速使い方を説明しましょう。

データを準備する

1.分析のもととなるデータを作成します。

データ 省略.png

2.【挿入】タブ → 【ピボットテーブル】を選択します。
ピボット リボン.png

3.ピボットテーブルを作成する場所を指定します。
 集計というワークシート作成して、そのA2セルにピボットテーブルを作る様に指定します。
ピボット 範囲指定(作成先シート).png

4.分析するデータの場所を指定します。
ピボット 範囲指定(データ範囲).png
ピボット 範囲指定後(赤枠付き).png

5.ピボットテーブルが設置されました。
ピボットテーブル 初期画面.png

店舗別の売上のピボットテーブルを作る

 店名にフィルターをかけ、商品別の売上を集計するには、以下の通り操作します。

 『店舗名』をフィルターにドラック&ドロップ
 『品名』を列にドラック&ドロップ
 『年度』と『月』を行にドラック&ドロップ
 『売上額』を値にドラック&ドロップ

ピボット (店舗名フィルター).png

★フィルター
 表の中から参照したいデータだけを表示させるもので、初期は『(すべて)』で選択されていますが、プルダウンで見たいデータを選択する事で選択したデータだけを参照できます。

★列
 左から右に向かって表示させる項目となります。
 このピボットテーブルでは、『品名』を指定しているので左から順に商品名が並びます。
 一番右にある『総計』は自動で表示されます。

★行
 上から下に向かって表示させる項目です。
 このピボットテーブルでは、『年度』と『月』を指定しているので上から順に年度、月の順に並びます。
 これも、一番下にある総計は自動で表示されます。

★Σ値
 データの数値を表示します。
 初期状態では、合計の売上を示していますがこれを個数に変更する事も可能です。
 ※別のブログで【応用編】として紹介します。

数字を3ケタごとにカンマを入れる(書式設定)

1.数字が表示されている範囲を指定し、グレーになっている範囲内で右クリックします。
 出てきたショートカットメニューで【セルの書式設定】をクリックします。
ピボット 桁合わせ ショートカットメニュー.png

2.分類の【数値】を選択し、【桁区切り(,)を使用する】にチェックを入れます。
セルの書式設定(赤枠入り).png

下図のように数字にカンマが入りました。
ピボット 月の並び順を変える.png


月の並び順を変える

行に指定されている数字は若い順に並びます。
しかし、年をまたぐ場合などでは順序を手動で並び替える必要があります。

手動で並び替えるには、以下の通り操作します。

1.並び替えるセルを選択します。
ピボット 月の並び順を変える2.png

2.選択されたセルの緑の枠にマウスポインタをあてると、マウスポインタが十字の矢印に代わります。
 その状態で、入れ替えたい場所にドラックして移動させます。

 ※列に設定されている品名も同じように並び替えることが出来ます。

品名を選択して店舗ごとに売上を分析する

 特定の品名から店舗別の売上を出すには、以下の通り設定します。

 『品名』をフィルターにドラック&ドロップ
 『店舗名』を列にドラック&ドロップ
 『月』と『年度』を行にドラック&ドロップ
 『売上額』を値にドラック&ドロップ

ピボット 品名フィルター.png

上図の様に指定してた商品の売上を店舗別にデータの集計ができました。


いかがでしたでしょうか。
冒頭に申し上げた通り、データの分析効率が非常にアップする事を実感できたかと思います。

今後、ピボットグラフの作成方法と詳細な設定についてブログを作成する予定です。
どうぞご期待ください。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。




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