過去記事でも綴りましたが、
恋愛をする上で、
私がとても大切に感じるのは、
相手をリスペクトする気持ちです
そこに年齢や立場や社会的地位は関係なく、
本当にただ「人として」、
尊敬出来る部分があるかどうか
それを教えてくれたというか、
そのことを私に気付かせてくれた、
彼がいました
(それは後になって、私の中で深い意味を持つことになります)
私の方が少し歳が上で、
当時彼がまだ20代、
私は30とちょっとだったかな‥?
彼は‥
とてもハイスペックなヒトで
音楽をやっていて、
楽器はなんでも弾けて、
歌も上手くて、
海外留学の経験があり、
当然英語も堪能で、
野球もバスケもサッカーも好きで‥
とにかく色んなことに精通していました
そして物凄いオマケとして、
全盛期の頃の河村隆一に似ていましたww
平たく言うとイケメンです(-"-)
そんな彼は、
性格もクールで、
喧嘩らしい喧嘩をした記憶がありません
なんとなく、
どこか遠慮があったような、
聞きたいことをなんでも聞けないような、
ちょっといつも不安なような‥
「切ない」という感情を目一杯味わうようなw
そんなお付き合いをしていました
例えば、
一緒にいる間は楽しくて、
ご飯もお酒も美味しくて、
デートはいつも充実しているんだけど、
いざ「じゃあまたね」って別れると、
途端に心配になる感じw
多分、愛されてる自信が、
その彼に対しては持ててなかったんだと思います
モテそうだし、誘惑も沢山あるだろうし‥って、
なんか気後れがありました
好きとか愛してるとか、
そういうわかりやすい愛情表現はなかった人でしたし、
何より「対等ではないかも」な感じが、
常にあったんですよね
なんとなくどこか下に見られてるというか、
私ごときには満足していないんじゃないかというか‥
感情をほぼ出さない人だったので、
ぶっちゃけ、私を抱く時以外、
身体に触れてくることもありませんでした
だからいわゆる「イチャイチャ」は皆無で‥^^;
で、ある日
何がキッカケだったかは忘れましたが、
彼と意見の食い違いがあって、
そこから初めて「どう思ってるの?」的な話に発展したんです
日頃の不安感も訴えたと思います
~彼がそういう感じの人だったので、
私も彼に対して「スキスキダイスキ♡」な態度ではなかったですが、
私たちのお付き合いは、
「私が※彼の家に行く」ことで成り立っていましたので、
(※片道一時間ちょっと)
好きじゃなきゃ行かなければいい話ですよね
なので、私の気持ちは表現出来ているという自負?がありました~
そうしたら、彼は、
ちょっと重い空気と少しの沈黙の後、
正直腹立つぐらい綺麗な横顔で←
「今まで不安に思わせて悪かったね、
言われてみたら当然だよね
だけど俺は、
うまく表現出来てなかったけど、
君のことがちゃんと好きだよ」
って、言ってくれたんです^^
それも充分嬉しかったんですが、
それよりも私の心に刺さったのが、
「あと、俺はこんなだけど、
話してて一緒にいて、
君のこと❝人として❞リスペクトしてる
やっぱり少しでも歳が上だし、それは絶対大きい
だから経験値も‥
俺が知らないことを知ってる
その上で、俺に合わせていつもいてくれてることを
ちゃんとわかってるんだ」
そう言ってくれたこと、でした
(台詞には当然多少の思い出修正はあると思いますが、ほぼそんな感じです)
好きな人に、「好き」とか「愛してる」とか以外、
言われてこんなにも嬉しいと思えることがあるのかとw
でも、振り返ると、
その後も彼とは色々ありましたが、
確かに彼の言葉には、
私に対して見下すようなものは1つもありませんでした
それは私が優れていたわけではなく、
彼が、
人として男として、
大きかったんだろうなと‥
その経験が、
今の私にとってとても重要なことだったなぁと思います
それがあったから、
その過去を思い出せたから、
ある時期DVで洗脳されていた自分を、
少しずつでも取り戻せたし、
サンドバッグになることを「冗談じゃない💢」って、
思えるようになったんだと、
今心から実感しています^^
この記事を書くのに、
河村隆一の歌をずっと聴いてましたがww
「Love is‥」とか
「I love you」とかじゃなしに、
私が凄く好きで当時その彼の「着メロ」にしていたのは、
オルゴールの「Nē」でしたwww
🎵~愛しくて愛しくて負けそう
ほんとそうです(´・ω・`)
そしていくら愛しくても、
その相手を悲しませたり傷つけたり
感情が大きければ大きいほどあると思いますが、
お互いに「リスペクト」し合える関係を築けなくなったら、
多分そこで終わります
男とか女とかの前に、
私たちは「人」ですから‥
相手のそこを敬えた上で、
男として魅力的、だったり、
女として可愛い、だったり‥
それが基本かなぁと、
私は、思うんですよね
長文になりましたが、
お読みいただきありがとうございました♡