『進化論はいかに進化したか』あなたの会社は突然変異を活かせているか!?

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。現場に強い・事業が分かる・経営企画マンのおりひこです。
『進化論はいかに進化したか』 (新潮選書) を読みました。ダーウィンの進化論が、いかにして誤読され広がっていったのかを丁寧に読み解いています。

ダーウィンの進化論が誤読される理由の1つとして、他分野へのアナロジーとして引用がしやすいことがあると思います。自然選択、適者生存という概念はビジネスにも当てはめやすく、歴史や経験からみても納得感や共感を得やすくあります。

だたこの本を読んで分かるように進化論=自然選択、適者生存という単純なものではないことがよく分かります。現代の生物学では、進化は「①遺伝的浮動(変化に方向性のない遺伝子の偏り)」、「②自然選択(方向性選択と安定化選択)」、「③遺伝子交流」、「④突然変異」の4要素のダイナミズムによって起こる断続的な結果のことを指しています。
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さて、ビジネスにも当てはめやすいとされる進化論。そのなかでも重要な1要素とされる突然変異。現代社会における突然変異といえば、アスペとか、ADHDとか、KYとかでしょうか。空気が読めない、みんなと同じ行動が取れない、順序立てて行動ができない、などなど。実際に周りにそういう人が居たら、通常はネガティブな印象を持たれやすいものです。

ところが、イーロンマスクやホリエモンなんかの事例を見てみると、ビジネスにとって、突然変異がイノベーションの源泉になるということは、大いにありえそうです。

あなたの会社において突然変異はどうように扱われていますか?そんな人が持っている特殊な能力を活かせていますか??突然変異が上手く活かされていない会社は自然選択によって、淘汰されていく運命にあるのかもしれません。
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