私はこれまで、介護の仕事を12年間続けてきました。
介護福祉士として、訪問介護・サービス提供責任者として
、週6日フルタイムで働いてきました。
持っている資格です。
介護福祉士、同行援護(一般・応用)、ガイドヘルパー、
福祉有償運送運転者講習修了。
現場の仕事はもちろん、責任者として他の職員を支えたり、
利用者さんやご家族と関わる時間も多くありました。
それでも
手取りは18〜19万円。
ボーナスは年2回で、合計16万円ほど。
この数字を見て、驚かれた方もいるかもしれません。
でも、これは特別な例ではなく、介護職ではごく普通のことなのです。
しかも訪問介護の場合、利用者さんのお宅に伺うために、
自分のバイクや車を使うことが多く、ガソリン代もかかります。
それに、移動の時間はお給料の計算には入りません。
利用者さんの家を出て、次の家に行くまでの30分がどれだけ長くても
、それは「勤務時間」にはならないのです。
これが、現場の現実です。
身体的にも精神的にも負担の大きい仕事なのに、生活できるだけの収入を得るのは本当に難しい。
「やりがいがあるから頑張れる」と言っても、心や体が疲れきってしまえば、続けることができません。
それでも、現場を離れずに働き続けているのは、やっぱり「人の人生に関わる仕事」だから。
感謝の言葉をもらえる瞬間や、利用者さんが笑顔を見せてくれたときのあの温かさが、支えになっていました。
次回は、そんな介護職を取り巻く制度の矛盾について書きます。
処遇改善費や報酬の仕組みなど、知らない人が多い部分を、
できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。