「あー、今年も終わっちゃうなぁ……」
こたつに入って、みかんを食べながら、ふとそんなため息をついていませんか?
年末年始。 テレビでは特番が流れ、世の中は一気にお休みモード。 仕事の通知も来ないし、本来なら一番リラックスできるはずの時間です。
でも、心のどこかでこんなモヤモヤを抱えていませんか?
「今の仕事、このままでいいのかな」 「来年こそは転職したいって言ってたのに、結局なにもしなかったな」 「みんなキャリアアップしてるのに、自分だけ置いていかれてる気がする」
……え、これ自分のことだ、と思いました?
大丈夫です、安心してください。 そう思っているのは、あなただけじゃありません。
日々の業務に追われて疲れ果て、休日は泥のように眠るだけ。 そんな毎日の中で「転職活動」なんて重たい腰を上げるエネルギー、残っているわけがないんです。
だからこそ、仕事が強制的にストップするこの「年末年始」がチャンス。
といっても、「履歴書を書け」とか「職務経歴書を完璧にしろ」なんて言いません。 せっかくの休みなんですから、もっとゆるくていいんです。
今日は、転職活動をまだ始めていない人にも、すでに動き始めている人にも役立つ、「年末年始にだけできる、自分を整える5つの準備」をご紹介します。
これを読んで、こたつの中でスマホをポチポチするだけで、来年の1月からの景色がガラッと変わりますよ。
① 心の大掃除(所要時間:みかん1個分)
年末といえば大掃除ですが、お部屋の掃除と一緒にやってほしいのが「心の大掃除」です。
この1年、本当にお疲れ様でした。 まずは、戦い抜いた自分の心を棚卸ししてあげましょう。
やり方は簡単。スマホのメモ帳を開いて、この数ヶ月で感じたことを書き出すだけです。 誰に見せるわけでもないので、汚い言葉でも、愚痴でもなんでもOK。
・最近、一番しんどかったことは?(例:あの上司の理不尽な指示、意味のない会議)
・逆に、ちょっと頑張れた・嬉しかったことは?(例:お客さんに感謝された、この資料はうまく作れた)
・来年の今頃、どうなっていたら最高?(例:満員電車に乗ってない、給料が〇〇万増えてる)
これ、頭の中で考えているだけだと「なんとなく嫌だ」というモヤモヤの塊なんですが、文字にすると不思議なことが起きます。
「あれ? 私が嫌なのって仕事内容じゃなくて、通勤時間だけかも?」 「人間関係はいいけど、給与への不満が限界突破してるんだな」
書き出すだけで、今の不満が「転職しないと解決しないもの」なのか、それとも「今の環境でも変えられるもの(環境要因)」なのかが見えてきます。
5分〜10分、みかんを1個食べる間の時間で十分です。 まずは自分の中の「モヤモヤの正体」を突き止めましょう。
② 「今の会社の良いところ」をあえて探す“宝探し”
転職を考えている時って、どうしても「今の会社の嫌なところ」ばかりに目がいきがちです。 まるで、別れ話が出ているカップルみたいに、相手の粗探しをしてしまうんですよね(笑)。
でも、年末年始の穏やかな気持ちで、あえて「今の会社の良いところ」を見直してみてください。
忙しい時には当たり前すぎて見えなかったものが、休暇中だと意外と見えてくることがあります。
・「なんだかんだ、人間関係はラクなんだよな」
・「家から近いのは、やっぱり神かもしれない」
・「有給が取りやすいのは助かってるな」
・「この仕事の裁量権があるところは好きだな」
これをリストアップするのは、今の会社に残るためではありません。 「次の転職先でも、絶対に手放したくない条件」をハッキリさせるためです。
例えば、「人間関係の良さ」が今の会社の最大のメリットだと気づいたら、次の会社選びでも「社風」や「社員の人柄」を最優先軸にするべきですよね。
逆に、「良いところをどれだけ探しても見つからない!」という結果になったら……? おめでとうございます。それはもう、迷わず転職へ突き進むための最強のガソリンになります。
結果的に「今の会社も悪くないじゃん」と思って転職しない選択になったとしても、それはそれで「納得して働く」ための素晴らしい成果です。
③ 求人サイトは“ウィンドウショッピング”感覚で
「年末年始は企業も休みだから、求人なんてないでしょ?」
そう思ってサイトを見ない人が多いのですが、実はこれ、すごくもったいないんです。
たしかに企業の採用担当はお休みですが、求人サイト自体は動いています。 そして何より、「動き出しが早い優良企業」や「本気で人を欲しがっている企業」は、年始のスタートダッシュに合わせて掲載を続けていることが多いんです。
この時期にやるべきは、ガッツリ応募書類を作ることではありません。 「市場のウォッチ(観察)」だけでOKです。
・「へー、この業界って今こんなに募集あるんだ」
・「自分と同じ職種、意外と年収高いところあるな」
・「この会社の福利厚生、面白そう」
ネットで服を見るような、ウィンドウショッピングの感覚で大丈夫。 気になる企業があったら「保存」や「お気に入り」ボタンを押しておきましょう。 条件のアラート登録をしておくのもいいですね。
今のうちに「保存」しておくと、年明けに企業側から「あなたが気になります!」というスカウトメールが届く確率も上がります。
ライバルたちがこたつで寝ている間に、指先だけで差をつけておきましょう。
④ 1月の自分へ「予約」というプレゼントを送る
ここだけの話、1月の転職エージェントは激混みです。
「新年になったし、心機一転頑張ろう!」と動き出す人が一気に増えるからです。 人気の美容室やレストランと同じで、行きたいと思った時には予約が埋まっていて、面談が2週間後……なんてこともザラにあります。
そこで、年末のうちにやっておきたいのが、「エージェントの無料面談を予約だけしておくこと」です。
まだ転職する気持ちが固まっていなくても構いません。 むしろ、固まっていないからこそプロと話すんです。
予約作業なんて、WEBのフォーム入力で10分もあれば終わります。 でも、この10分の効果が絶大なんです。
人間って不思議なもので、「予約」という“未来の予定”が入ると、そこに向けて無意識に準備を始めます。
「1月10日に面談があるから、それまでにちょっと自分の実績を整理しておこうかな」 「何話そうかな」
と、自然とスイッチが入るんです。 いわば、サボりがちな自分に対する「強制力のある予約」です。
「まだ転職意欲がフワッとしている……」 そういう人ほど、先に日程だけ押さえてしまいましょう。 相談した結果、「今は転職しないほうがいいですよ」と言われたら、それはそれで大きな収穫ですから。
⑤ 脳みそを“転職モード”に戻すインプット
長期休暇の罠。 それは、休みすぎて仕事の感覚が完全に抜け落ち、「社会復帰不可能モード」になってしまうこと(笑)。
リラックスするのは大切ですが、完全にスイッチを切ってしまうと、明けの1週間が地獄のように辛くなります。
そうならないために、スマホを見るついでに、SNSやブログで軽く情報を入れておきましょう。
「キャリア系の発信」や「転職成功体験談」などを眺めるだけでOKです。 ガッツリ勉強するというよりは、「転職脳」のアイドリングをしておくイメージです。
「他の人はどんな基準で会社を選んでいるのかな?」 「面接ではどんなことを聞かれるのがトレンドなんだろう?」
そんな情報を流し見しておくと、「あ、自分だったらこう答えるな」とシミュレーションができます。
特にnoteなどのプラットフォームには、リアルな転職体験談や、キャリアに対する考え方がたくさん転がっています。
(※手前味噌ですが、私のこの記事を読んでいる時点で、あなたはもう「ステップ⑤」をクリアできています! さらに深く情報を集めたい方は、ぜひ他の記事も覗いてみてください。きっと「あ、これ知りたかった!」というヒントが見つかるはずです。)
例えば、こちらはいかがでしょう?
年末年始は“焦らず整える”だけで100点満点
いかがでしたか?
「転職活動」と聞くと、スーツを着て、面接の練習をして……と身構えてしまうかもしれませんが、年末年始にやるべきことは、もっと内面的な「整える作業」です。
転職活動の成否は、「動き出す前の準備」で9割が決まると言っても過言ではありません。
自分の軸が定まっていない状態で100社に応募するよりも、 こたつの中でじっくり自分と向き合い、「ここだ!」と思える1社を見つける準備をする方が、結果的に近道になります。
今日ご紹介した5つのこと。 全部やらなくても大丈夫です。 「これならできそう」と思ったものを、ひとつだけやってみてください。
今の心のモヤモヤをメモに書き出すだけでも、 求人サイトを1回開いてみるだけでも、 それは立派な「前進」です。
焦らなくて大丈夫。 まずはゆっくり休んで、心と体のエネルギーを充電してください。 そして、少しだけ余ったエネルギーで未来の自分のために準備をしておく。
そうすれば、来年の1月、仕事始めの日の朝。 「はぁ、また仕事か……」というため息が、 「さて、今年はちょっと動いてみるか!」という小さなワクワクに変わっているはずです。
あなたの2024年が、納得のいく素敵な1年になりますように。 良いお年をお迎えください!