このブログでは筋トレや食事の基本を体系的に解説する連載を続けていますが、今回は番外編として、おすすめのサプリメントや食材に出会ったときに不定期でお届けするシリーズの第1弾です。
忖度なしで、トレーナー目線から正直に書きます。
■ 私とソイプロテインの20年
唐突ですが、私はずっとソイプロテインが苦手でした。
最初に飲んだのは20年前。当時は飲んだ瞬間に「これは続かない」と確信して、すぐにやめました。15年前にも「技術が進歩したかもしれない」と思って再チャレンジしましたが、結果は同じ。あの独特の豆乳感と大豆の青臭さがどうしても受け付けなかった。
不思議なもので、豆腐は好きなんです。冷奴も湯豆腐も食べます。でも豆乳だけはダメで、ソイプロテインもその延長で苦手意識を持ち続けていました。
そんな私が今回、久しぶりにソイプロテインを口にする機会がありました。飲んでみたのがVerifyst(ベリフィスト)のソイプロテイン100 チョコレート風味(3kg)です。
結論から言います。偏見が崩れました。
■ Verifyst(ベリフィスト)とはどんなブランドか
まずブランドの背景を簡単に。
Verifystは「高品質なプロテインを誰もが手に取りやすい価格でお届けする」をコンセプトに掲げ、コストパフォーマンスを最優先に設計された国内向けプロテインブランドです。物価高が続くなかで「毎日飲み続けられる価格」を実現することを、開発の中心に据えています。
公式サイトにはアスリートの声も掲載されており、商品開発にはユーザーアンケートが活用されているとのこと。消費者の声から生まれた製品という印象で、マーケティング先行ではなく、実用性に軸足を置いているブランドだと感じました。
■ スペックを整理する
感想の前に、数字を確認しておきます。
1食分(付属スプーン山盛り1杯=約30g)あたりの栄養成分(推定値):
エネルギー:106.3kcal
たんぱく質:21.0g
脂質:0.6g
炭水化物:5.3g
食塩相当量:0.7g
価格は3kgで4,799円(税込・送料無料)。1食あたりに換算すると約48円です。
たんぱく質含有率は70%(21g÷30g)。ソイプロテインとしては標準的な数字ですが、脂質が0.6gときわめて低く、カロリーも106kcalに抑えられているのは好ポイントです。ダイエット目的でカロリーをコントロールしたい方にとって、この数字は素直に評価できます。
■ 原材料と成分を読む
主原料は「分離大豆タンパク」。大豆から脂質と炭水化物をほぼ取り除き、たんぱく質を高濃度に抽出したもので、ソイプロテインのスタンダードな原料です。品質的に問題のある原料ではありません。
甘味料はスクラロースとアセスルファムK。カロリーのない人工甘味料で、血糖値への影響はほとんどないとされています。賛否が分かれる成分ではありますが、ダイエット目的でカロリーを抑えながら甘みを出すという目的においては合理的な選択です。気になる方は事前に確認しておくとよいでしょう。
増粘剤のキサンタンガムが使われているため、ホエイと比べると溶かしたときに若干のとろみが出ます。これが後述する飲み口の特徴にもつながっています。
■ 実際に飲んでみた。正直な感想
ここからが本題です。
まず粉の状態から。かなりサラサラしていて、スプーンですくうときに粉が舞いやすいです。袋に顔を近づけて計量するのは避けたほうがいいでしょう。この点だけは少し気をつけてください。
シェイカーに冷水160mlを入れて、粉を加えて蓋を閉め、10〜20回ほどシェイク。ダマは残らず、均一に溶けました。泡立ちもほとんどありません。溶けやすさの点では合格です。
そして飲んだ瞬間の第一印象。
豆乳感がゼロでした。
20年前・15年前のあの感覚を覚悟していたのですが、まったく別物です。大豆の青臭さも感じない。豆乳が苦手な私が言うのだから、ここは信じてほしいところです。ソイプロテインの製造技術がここまで進化しているとは、正直思っていませんでした。
飲み口については、キサンタンガムの影響でホエイと比べると多少とろみがあります。好みが分かれるかもしれませんが、私はほとんど気になりませんでした。
チョコ風味については、チョコ感はやや控えめです。美味しさで評判のチョコ系ホエイプロテインと比べると、風味の強さは一歩譲ります。ただ甘みはしっかり感じられ、飲みにくいということはありません。「チョコの濃厚な風味を楽しみたい」というよりは、「飽きずに毎日続けたい」という用途にちょうどいいバランスだと思います。
■ ホエイと比較したときの正直な評価
良い点だけを書くつもりはないので、気になる点も記しておきます。
アミノ酸組成とBCAA含有量という点では、ホエイに軍配が上がります。特にロイシンの含有量はホエイのほうが多く、筋たんぱく質の合成を促すという観点では、ホエイの優位性は研究でも示されています(Schoenfeld & Aragon, 2013, JISSN)。バルクアップを最優先にしたいトレーニング期であれば、ホエイのほうが理にかなった選択です。
ただし価格を見てください。現在の市場では、ホエイプロテインの1kgあたり5,000円前後の製品も珍しくなく、3kg大容量パックでも12,000円前後が相場です。Verifystのソイプロテインは3kgで4,799円。半額以下の価格でこのクオリティが手に入るなら、「コストを抑えてたんぱく質を確保したい」という目的においては、かなり推せる選択肢です。
たんぱく質を毎日コンスタントに摂ることのほうが、高価なプロテインを買って途中でやめるよりも、はるかに重要です。続けられる価格であることは、それ自体が大きな価値です。
■ こんな人にすすめたい
・プロテイン初心者で、まず「続けられるコスト」を優先したい人
・以前ソイプロテインが苦手だったが、もう一度試してみたい人
・乳製品でお腹の調子が悪くなりやすい人
・ダイエット中でカロリーと脂質を抑えながらたんぱく質を摂りたい人
・ホエイと並行して、用途に応じて使い分けたい人
■ 飲み方のひと工夫
公式推奨は冷水または牛乳150〜180mlにスプーン山盛り1杯(約30g)。ダイエット目的ならカロリーを抑えるために水割り一択です。
私がよく試す方法は、冷水160mlに氷を少し加えて、しっかり冷やしてから飲む方法。とろみが気になる方は、水を少し多めにすると飲みやすくなります。
1日の目安は1〜2杯。ただし、プロテインはあくまで食事からのたんぱく質を「補う」ものです。主食・主菜・副菜のバランスが整った食事が主役であることは変わりません。補助として上手に使ってください。
■ 総評
Verifyst ソイプロテイン100 チョコレート風味は、3kgで4,799円という価格において、成分・溶けやすさ・飲みやすさのバランスが整った製品です。
20年間ソイプロテインを遠ざけてきた私が「これは飲める、続けられる」と感じた。それが今回の正直な結論です。突出した何かがあるわけではありませんが、「コスパ重視で毎日たんぱく質を確保したい」という目的に対してはこれで十分と言えます。
ソイプロテインへの偏見がある方こそ、一度試してみてほしい製品です。
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