健全な人であれば、 「正直に生きたい」 と考えているはずです。
正直に生きていないと、気持ちが悪いからです。
しかし、一方では、 「長い人生、嘘も避けられない」 ことを、理解しています。
時には、他人を救う嘘、楽しませる嘘などで、害のないものであれば、仕方がないと認識しています。
表現力の問題もありますが、発言と行動を、常に一致させることは困難です。
だから、多少の差があったとしても、大した問題ではありません。
しかし、 両者が大きくかけ離れていると、危険 ではないでしょうか。
自分でコントロールできない状態になっている可能性が高いからです。
嘘をつく相手は、他人と限りません。
実は、 最もよくないのが、自分に対して嘘をつくこと です。
自分に対して嘘をつき始めると、他人の嘘も見抜けなくなります。
自分という支点を動かすと、相手の位置を正確に測定できなくなるのと同じです。
自分に対して嘘をつく身近な例として、たとえば、Aさんの欠点が許せなくなったとします。
アドラーの目的論に従えば、それは、Aさんの欠点が許せないからではありません。
Aさんとの 「つきあいを避けたい」 という目的が、自分の中に先に存在していたからです。
その 目的にかなった欠点を、あとから見つけ出した に過ぎません。
つまり、 相手が変わった訳ではなく、自分の目的が変わった だけ。
責任は、相手ではなく自分にあることを、自覚すべきでしょう。
人はその気になれば、相手を神様にも悪魔にもできる、きわめて身勝手な存在です。
100%嘘のない人生などありえませんが、自分の嘘には気づくべきでしょう。
私たちは、都合のいい理由を見つけて、人生のタスクを回避しようとします。
この事態を指して、アドラーは 「人生の嘘」 と呼んだそうです。
人生の嘘とは、極めて重要な 「自分に対する嘘」 と言えます。
自分の嘘を自覚することが、人生を悪化させないための、大きなポイントになる のではないでしょうか。
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