天国の動物さんと話すアニマルコミュニケーションのご依頼の際に、悲しみをなかなか乗り越えられない、というお話を聞くことが多くあります。
今日はそういった方に、少しでも気持ちが落ち着く助けになればと思い記事を書きます。
始めに、私の経験を書かせていただきます。
私が愛犬達をあちら側へ見送った後は、
「私は十分に彼女たちを幸せにできたのか?」
「もっとできることがあったんじゃないか?」
「もし私がもっと努力していたら、今頃まだ生きていたのではないだろうか?」
という思いで頭がいっぱいになり、どうしようもない後悔と罪悪感を感じていました。
長女犬を見送った半年後に次女犬を見送ってもうすぐ2年になり、現在は新しい犬をお迎えし、私の日常には確実に笑いが増えました。
それでも、長女犬と次女犬と会えない悲しみが完全に癒えたかというと・・・だいぶ良くなりましたが、やはり彼女達の写真を見つめたりすると涙が出てきてしまうことがあります。
私のサロンの常連のお客様で、先代犬を亡くされたあと、すぐに新しい犬を迎えた方がいました。私が「生活はどうですか?」とお聞きしましたら、
「すごくかわいいです!毎日が楽しい!・・・でも、やっぱり先代犬が亡くなったことは悲しいままです」
とおっしゃるのを聞いて、「やっぱりそれとこれとは別々のことなのだ」と思いました。
それでも、日常に笑顔が増えるということはとても、とても重要なことです。
あちら側にいる動物さん達はみんな、かつての飼い主に笑顔が戻ったことをとても嬉しく思っているんです。
アニマルコミュニケーションで、天国の動物さんからのメッセージを受け取ったご家族が「やり取りできて良かったです、気持ちが少し楽になりました」と言われた後、天国の動物さんの気持ちも癒されたようになるのを感じたことがあります。
やはりこちら側の家族が、悲しみを乗り越え、前向きな気持ちになることは、天国の動物さんにとっても重要なことです。
家族が悲しみを抱えたままですと、動物さんも家族が心配なままでいます。本来ならば自身の魂の発展に取り組みたいはずなのに、家族への心配でなかなか次のステップへ進めなくなってしまいます。
もう10年以上前になりますが、かつて『オーラの泉』という番組がありました。ある回で、江原さんがゲストの方に、「いつも大事な場面の前に『おじいちゃん!』て呼んでるでしょう?その度におじい様は呼ばれてしまうの」と言っているのを見た時に、私はハッとしました。私もそれをやっていました・・・。
(その後仏壇に向かって、「私は元気だから!大丈夫だから!そっちも忙しいのに、何度も呼んでしまってごめんなさい!」と謝りました。)
また別の回で(うろ覚えですが)、美輪さんがゲストの方に「あなたがいつまでも嘆き悲しんでいると、その方の魂が天へ昇っていく足を引っ張ってしまう。昇っていけなくしてしまう」というようなことを言っていました。
よく「執着になってはいけない」と聞きますが、本当にそうだなあと思いました。
つい「生まれ変わったらまた私のところへ来て!」と願いたくなりますが、それは言い換えれば、「そっちの魂の成長はちょっと待って!それよりも私の人生に付き合って!」ということになりかねません。なので、そこはぐっと我慢して、相手の魂の発展を願い、
「お互いに魂の勉強を頑張ろうね。その途中でいつか再会できたら嬉しいね」という気持ちでいられたらいいなと思います。
それでも・・・頭では分かっていても、すぐ気持ちを切り替えるのは難しい時があります。
そこでおススメなのは、やはりアニマルコミュニケーションで、あちら側の動物さんとやり取りをすることです。
気になっていること、心配なことを、そのままお聞きするのが一番だと思います。
「今はどんなふうに過ごしてる?」
「どこにいるの?」
「今はどんな気持ち?」
「あの時はどう思ってた?」
などの質問です。
何か月も、何年も、ずっと悲しみを抱えていたり、気になってモヤモヤしているよりも、実際にやり取りをしてみると、スッと気持ちが楽になったり、気持ちの整理がしやすくなると思います。
最後に、引用したい映画のワンシーンがあります。
ウェス・アンダーソン監督の『ダージリン急行』の最後の方の場面で、
(※ネタバレ注意です!)
父親の葬式に来なかった母親に「なぜ来なかったの?」と息子達が迫った時に、母親が言ったセリフです。(英語と日本語)
I'm sorry we lost your father.
We'll never get over it, but it's okay.
There are greater forces at work.
Yes, the past happened. But it's over, isn't it?
私たちはあなたたちの父親を失ったわ、それは残念だった。
私たちはきっとそれを乗り越えることはできないでしょう、でも大丈夫よ。
いつも私たちは何か大きな素晴らしい力が働いている中にいるのよ。
そう、過去は起きた。でも、もう終わったことでしょう?
(この後、まだ納得できない息子達に母親が言います。)
Maybe we could express ourselves more fully if we say it without words. Should we try that?
たぶん、私たちもっと自分を自由に表現できるばすよ、もしそれを言葉を使わずに言えば。やってみる?
(そして、皆が黙ってお互いを見つめているようなシーンが流れます。)
私はこのシーンを見た時に、少し気持ちが整理されたような、落ち着いた気持ちになりました。
確かに、もう起きたことを変えることはできません。本当にもっと私にできることがあったのかもしれません。だからこそ一緒にいる時間はとても貴重でした。その反省は今の犬に必ずいかします。このように考えさせてくれた先代犬達に本当に感謝です。彼女達と過ごせた日々、育んだ絆は、本当にかけがえが無いものです。全てを経験させてくれたことに感謝します。
よし、前を向いて行こう
・・・と決心したのにも関わらず、またくよくよとしてしまう時もありました。その繰り返しこそ、こちら側の人間が成長をしている時と思います。そして、その繰り返しが、実は気付かないうちに少しずつ間が空き、感情がマイルドになっていき、いつかはあまりくよくよしなくなってくるのだと思います。