前回のブログにも少し書きましたが、去年の夏に、新しい犬を迎えました。
今日はそのことについて書きます。
保護犬を迎えようかと考えている方や、新しい犬を迎えたばかりの方に、少しでも参考になればと思います。
2022年の年末に長女犬(柴犬)、2023年の初夏に次女犬(ピットブルMIX)を、相次いであちら側へ見送った私は、その後ペットロス状態で鬱々としていましたが、一方で再び犬との生活がしたいと思い始めました。
「ペットのおうち」という里親募集サイトや、関東の保護犬団体などを調べ始めました。それから少し経ち、とあるきっかけで知ったブリーダー崩壊現場から、ピットブルの11ヵ月の女の子を保護することを考え始めました。
彼女とお見合いの日、私と全く目が合わず、一緒に連れてこられた姉妹犬と遊びたくてそちらばかり見て追いかけていました。
私がおやつをあげても食べません。人間にはあまり興味が無いのかなと思いました。私がリードを持たせてもらうと、しっぽを丸めて逃げようとします。一緒にいた姉妹犬はずっと落ち着きが無く、愛嬌はあるのですが、車でもなんでも動くものを追いかけようとしていました。
私は普段、自宅サロンでお客様に筋膜リリースを施術したり、お越しいただいた依頼者の方と、アニマルコミュニケーションやハイヤーセルフリーディングについてお話ししたりするのが仕事なので、家で吠える犬だと、自宅兼職場なのでそのためのしつけトレーニングをするのは難しいと考えていました。
お見合いに連れてこられた犬を見て私は、
「・・・どうしよう、本当に私犬を迎えるの?大丈夫かな?幸せにできるだろうか?迎えるなら牛柄の方が吠えなさそうだから、私のライフスタイルに合っているだろうか?本当に今決めるの?本当に今日連れて帰るのか私?でもかわいいなあ!犬との生活を再開したい!でも本当に私に彼女の人生を背負えるのか?!」とぐるぐる迷いまくっていましたが、よし!と腹を決め「この犬を連れて帰ります!!」と宣言してしまいました。それが今の愛犬です。
話によると、彼女はいつも外で鎖に繋がれていて、人との交流も、もちろんお散歩も行った事がない、時々兄弟犬達と一緒に広場を走り回ることはあったようです。
彼女の人生で出会った人間は私が2人目でした。私が迎えた当時、彼女は特別太っているというわけではありませんでしたが、身体は少し丸みを帯びた感じではありました。両耳の後ろは搔きむしった痕があり、かさぶたに血がにじんでいました。身体のあちこちにかすった傷のような痕もありました。
連れて帰って来る車の中で終始ガタガタと震えて、よだれを垂らしていました。
私は大きな不安と同じくらい、これから始まる犬との生活にウキウキが止まりませんでした。ピットブルはアメリカの犬種なので、アメリカ人の女の子の名前をつけようと思い、ヴァレリー(Valerie)と名付けました。あだ名はバルです。
自宅へ入れると、バルはオロオロして、私や一緒にいた母を避けるように歩きまわり、ベッドを無視して床で丸くなりました。
その晩、私のベッドの横に置いた犬用ベッドで寝てもらうようにしましたが、彼女は眠らずにずっと呼吸が荒くハアハアしていて、心臓のドキドキがまるで聞こえてくるようでした。私は心配になり、「もしかして心臓疾患があるのでは?」、「真夏にもずっと外で暮らしてきたから、クーラーを効かせすぎないほうがいいよね??」、「具合が悪いのかな?」、「救急へ連れて行ったほうがいいのだろうか?」(今思えば緊張とストレスによるものだった)、「・・・これから私たちうまくやっていけるのだろうか??」と私もとてつもなく大きな不安を抱えて一晩過ごしました。
翌日から、朝晩2回 それぞれ50分~1時間お散歩に行き始めました。
(その3日後、急激な運動量の増加に私の膝が悲鳴を上げましたが、1-2週間ほどで慣れました)
【その後~2週間】
・私と目が合わない
・通路で私とすれ違うのを避ける(前から私が来たら引き返す)
・散歩でまっすぐ歩けない(散歩は初体験)
・走らない(怖くて走れない様子)
・外で車にビビる
・散歩から帰って来ると玄関に入るのを嫌がる
・なでると居心地悪そうにするか避ける
・家では、生活音にいちいち驚く
・床で寝る
・時々すごい寝言を言う
【その後迎えてから1~2か月】
・時々玄関の姿見を見て、鏡に映った自分自身を、他の犬がいると勘違いし、一緒に遊びたがって「キュー!」と鳴いてしっぽを振る(それを見て私は切なくなる)
・時々夢中でタオルや紐をビリビリに割く
・ベッドかカーペットの上でしか寝なくなった
・朝「おはよう!散歩だよ!」と声をかけると尻尾を振る
・お散歩でまっすぐ歩けるようになってきて、引っ張るようになってきた
(すぐに、引っ張らないで歩くようトレーニングを始めました)
・走れるようになった
・生活音に慣れてきた
・身体がしまってきた
・お散歩で他の犬を見かけると「遊ばせろー!!!」とギャーギャー鳴いてジャンプして大騒ぎ
・トイレのタイミングがうまくつかめず粗相されてしまう
・お客様からおやつをもらっても食べない。鼻の前に置かれても食べない
ちなみに、毎日数人お客様がいらっしゃるので、犬に興味があるというお客様には、なるべく近づいてもらったり、おやつをあげてもらったりしていました(皆さまのご協力にとても感謝しております!!)。
【迎えて3~4か月】
・鏡で自分の姿を見ても反応しなくなってきた
・私との距離が近くなってきた(母からの指摘で気付きました)
・お客様が手を伸ばして撫でても逃げない
・タオルをビリビリに割く遊び(?)は続いている
・身体が痩せてムキムキになってきた(私もいつのまにか5kg減量してた)
・トイレのタイミングがまだつかめない
・分離不安症を発症
少しずつお留守番の時間を増やし始めていた矢先でした。出先での用事が長引いてしまい、5時間半も家を空けてしまったと思って玄関を開けると、リビングのドアのすりガラスの向こうにバルの影が。バルの部屋のゲートを飛び越えてる!と思ってドアを開けると、リビングのカーペットはぐしゃぐしゃ、寝室は私の布団がビリビリに・・・・。
翌週は留守番時間を短めにしましたが用事を済ませて帰ってきたら、家具の一部が破壊されていました。
私が一番驚愕したのは、うちわを食べられていたことでした。うちわの芯(骨?)の部分であるプラスチックの欠片が少ししか落ちていなかったのです。ほとんど食べられていました。まさかそんなものを食べるとは思っておらず、バルが届くところに置いておいた自分を責めました。しばらく様子を見ていましたが、本犬は元気なようでしたので、救急には連れて行かず。翌日から少しずつウンチと一緒に出てきました。また、食べてしまった1か月後、突然盛大に吐いた時があり、その時にも出てきました。
【迎えてから5~7か月現在】
・お客様に自分から近づいて行って挨拶できるが、少し撫でてもらったら自分のベッドに帰っていく
・お散歩中他の犬に出会っても大騒ぎしない時が増えてきた
・お散歩で2回に1回くらいはコマンドを聞いて、止まったり、お座りできるようになってきた
・私と一緒に寝るようになった(冬で寒かったので、暖を取りに来ている様子)
・寝言が少なくなってきた
・タオルやおもちゃをビリビリにしなくなった
・時々私に頭を押し付けて甘えるような仕草をするようになった
・ご飯の時に、自然と「まて」をするようになった
・分離不安症が落ち着いてきた
・トイレのタイミングがつかめてきて、粗相されなくなってきた
・不満がある時は「んん~」と言うようになった
迎えて7か月経ち、今こうして書き記してみると、当初よりもかなり慣れてきたのだな!と思いました。最近では、バルはそれまでの生活習慣や癖が取れて来て、彼女の本来の性格が出てきたように思います。人にはだいぶ慣れてきたけれど、愛想が無かったり、ちょっと不思議ちゃんなところがあったり、反抗はしませんが少し不満を言うことがあります。すぐに気持ちを切り替えられて、ベタベタせずさっぱりしている性格なのだな、と最近思うようになりました。
バルを家に連れてきた晩は、本当に不安でいっぱいで、「大丈夫だろうか?一緒に暮らしていけるのだろうか?」と思ってしまいましたが、今ではすっかり私の相棒で、サロンの看板犬になっています。
実はまだまだ問題点はあります。他の犬への振る舞いや、お散歩の引っ張り、拾い食いなど、しつけトレーニングは続いていますが、一方で私が仕事中は、すっかり気配を消すように静かにしていてくれて、とても助かっています。これからもお互いに無理せず、良いパートナーになっていけたらと思っています。