プロ野球選手の合同自主トレに思う

プロ野球選手の合同自主トレに思う

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道産子の私は生粋のジャイアンツファンです。現在、北海道では日ハムがホームとして活動していますが、それはつい最近のことです。北海道はそれまでジャイアンツ戦くらいしかテレビ放送されませんでした。ですから、北海道民の多くはジャイアンツファンでした。

日ハムが来てから、中高年の女性に日ハムファンが増えていき、子どもたちの多くが日ハムファンとして育っています。それは理解できるのですが、私たちの年代の男性の中に、ジャイアンツから日ハムへ鞍替えしている人がいます。くそったれと感じます。
私は、ジャイアンツの力で野球の面白さを教えてもらった恩を忘れることができません。
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プロ野球は、チームごとに歴史があり、そこで蓄積された技術や理論が選手に伝授され、チーム力を築いていました。ところが、現在は、選手の個の力量にウエイトがおかれ、チームの垣根を取り払い技術や理論の横流しが行われています。かつては、今のようにトレードは多くなかったし、プレイしていたチームと違う球団の監督やコーチに招へいされると大きな問題になったものです。それほど情報が漏洩しないよう取り組まれていました。

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現在は、トレード、監督やコーチの人事、他チームの選手との合同自主トレにより、チーム内の財産が他のチームに移っています。
その結果、各チームの力が拮抗して面白くなるのかもしれませんが、一方でチームの持つ個性が希薄になってしまうと感じます。チーム内の財産は、チーム力の基本だと思います。

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サッカーの場合、個々の選手の力よりも、戦術にチームの姿が現れます。ですから、Jリーグでは選手の入れ替えが激しく行われていますが、チームの色は、それほど変わらないものです。

しかしプロ野球の場合、チームごとに大きな戦術の差があるとは思いません。個々の選手が提供できる能力を組み合わせた結果による戦いであり、個々の選手の力量と、監督の選手を見る目の差が勝敗を決めていると思います。今は昔のようにチームの財産が生かされていません。

選手同士が技術を教え合う合同自主トレは、かつては許されないものだったはずです。違うチームの選手との飲食だって、許されなかったと思います。褒められたものではありませんが、ときには乱闘が発生し、試合中のいがみ合いも多く怒声が飛び交いました。

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私は、日本のプロ野球は、大リーグよりも優れている点があると思います。鎖国的なチーム運営によりチーム内の情報を守ることは、その最たるものと思います。

そして、この流れは、各チームの運営側が引き起こしたわけではなく、選手会を中心とした個々の選手の側に責任があると思っています。無責任に自由を振りかざし、日本のプロ野球を捨てて大リーグへ行き、引退後もプロ野球の発展に尽力しない選手が増えています。嘆かわしいことです。

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これからもプロ野球がファンに感動を与えてくれるよう心の底から期待しています。
球春が待ち遠しいです。

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