負担付遺贈とは

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法律・税務・士業全般
こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

負担付遺贈とは、ペットの飼主が亡くなったときに備え、ペットの生命を守るための方法の一つです。
つまり、遺言によって、「ペットの世話をすること」を条件に、財産を贈与(遺贈)する方法です。

🔸 たとえば、「ペットのタロウが天寿をまっとうするまで世話をしてくれる代わりに、200万円を遺贈する」という遺言を作成しておく方法です。


🌟遺贈の放棄とその影響
受遺者(財産を受け取る人)は、遺言者の死亡後、いつでも遺贈を放棄できます(民法第986条)。

🚫遺贈が放棄されると、当然ながらペットの世話をする義務も消滅します。
💡対策ポイント:遺言を一方的に遺すのではなく、事前に受遺者に意向を伝え、受遺者の了承を得ておくと安心です。


🌟ペットの世話がされない場合
もし受遺者がペットの世話をしなかった場合、飼主の相続人は、家庭裁判所に対して【負担付遺贈の取消し】を請求できます(民法第1027条)。

⚠️負担付遺贈が取り消されると遺贈は「なかったもの」となり、財産は相続人のものになります。
ただし、ペットのための財産は戻っても、「誰がペットの世話をするのか」という問題が残ります。


🌟負担付遺贈の注意点
飼主の死亡後、本当にペットが世話されているか、自身で確認できません。
また、負担付遺贈の取り消しには、家庭裁判所への請求という大きな手間と時間が必要です。
だからこそ、全幅の信頼を寄せられる人に財産を託すことが必須条件となります。


🌟遺言を遺しても安心とは限らない
負担付遺贈に係る遺言を遺しても、相続人全員が協議のうえ、遺言と異なる内容で合意した場合は、ペットのための負担付遺贈が実現できなくなる可能性があります。
👉 飼主の想いを確実に実現したい場合は、次回のブログで紹介する【負担付死因贈与】の方が、より安全で安心な方法といえます。


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