最近ではSORA2により非現実的な動画もまるで現実感ある内容の動画を誰でも簡単に作れるようになっております。
これから動画生成を学んでみようという方や思い通りの動画を作りたいけどなかなか上手くいかなかったりする方向けに今回はどの動画生成モデルにも共通して対応できるプロンプトの生成方法や解説をまとめてみたので是非参考にしてみてください。
まず今回私が作成した食べ物を建築材料にした家の動画を紹介します。
この動画ではチーズなどが動いたり、関係のない物のうごきなんかが起きる箇所があるんですがこれらがAIの暴走と言います。
例えで言うとAIは「チーズ+バスルーム=溶ける・流れる・あふれる」という“物語的な連想”を勝手に足してきます。
だから普通に
「チーズのバスルーム」
って書くと、高確率で
・蛇口からチーズが出る
・湯船がチーズで満たされる
・チーズが溶けて垂れる
が起きます。
これを止めるには「素材としてのチーズ」だと明確に指定する必要があります。
「AIは“チーズ”を食べ物として解釈しやすく、
バスルームと組み合わせると
“流れる・溶ける・あふれる”という演出を自動で作ります。
そのため、
“チーズ=建築素材である”
と強く定義しないと、ほぼ確実に失敗します。」
よってAIが暴走しないための書き方ルールとしては使ってはいけない言葉と固定ワードをきめておかなければなりません。
・使ってはいけない言葉一覧
(演出・崩れる・舞う・飛ぶ・爆発・動く 等)
・必ず入れるべき固定ワード集
(stable structure / no collapse / no effects など)
② ベーステンプレ
演出なし、崩壊なし、飛散なし
物理的に安定した構造
カメラ固定、静止表現
落ち着いたファンタジーのみ
②のように書くことであらかじめAIに設計を指定することができるので後々の修正と手間を大きく省くこともできとても効率的です。
まとめ
動画生成AIはとても優秀ですが、何も指定しないと「映像を面白くする演出家」として動き始めます。
その結果、今回のように
・チーズが溶ける
・蛇口から流れる
・勝手に動き出す
・意図しない演出が入る
といった“AIの暴走”が起こります。
ですが、これは失敗ではなく「設計が曖昧だっただけ」です。
AIは指示された役割に忠実なので、
演出家ではなく「建築士」として振る舞わせることができれば、
動画は一気に安定します。
そのために重要なのはこの3点だけです。
・素材を「食べ物」ではなく「建築材料」と定義する
・動きや演出を最初にすべて否定する
・構造が物理的に成立していると宣言する
そしてそれを毎回ベーステンプレとして最初に書くことです。
演出なし、崩壊なし、飛散なし
物理的に安定した構造
カメラ固定、静止表現
落ち着いたファンタジーのみ
この一文を入れるだけで、
AIは「自由に盛り上げる存在」から
「設計通りに正確に作る存在」に変わります。
つまり、
AIの暴走を止めるとは「制限すること」ではなく、
「役割を明確にしてあげること」です。
動画生成がうまくいかないと感じている人ほど、
プロンプトの内容より先に
“AIに何をやらせているのか”を意識してみてください。
そこが整理できた瞬間、
動画のクオリティと安定性は一気に変わります。