【2023.03.15】頑張っている子どもをどう認めるか

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すっかり暖かくなってきて、春ぽくなってきました。
僕はかなりの心配性で、家を出る時に何度も火の元や、水道、鍵なんかを
確認してしまう派です。声出しをしながら、ヨシといいながら、チェックして
家をでるのですが、出た途端、「水道出しっぱなしじゃなかったけ?」
「冷蔵庫開けっ放しじゃなかったけ?」みたいになってしまいます。

戻って再確認すると、きちんと元締めてたり、冷蔵庫扉閉めてたりと
ミスしていることはありません。

この心配性のおかげで、プロセスと結果がつながりやすい(つなげたがちな)
精神になっていると思います。

アレをしたから→大丈夫・安全
という思考です。

今回は、頑張っているけど、結果が出にくい子どもとの接し方について
お話ししたいと思います。

受験勉強に何を求めるかをポリシーとして持っておく

①受験勉強に結果 が求められるという考えは「賛成」です。 
ただし
②受験勉強に結果だけ が求められるという考えは「反対」です。

整理すると
①は受験勉強=結果&その他
②は受験勉強=結果だけ

というものです。
意外と②の思考の方が多いのにいつもドキドキしています。
きれいごとではなく、
中学受験に合格しても、大学受験も就職試験も資格試験も昇進試験(これはそれぞれか)ありますから、
勉強への取り組み以外の周辺に何か
自分の糧になるものを見つけ出せないと、ツラいのです。

で②の結果だけを追い求める場合は、僕としては短期決戦でないと
心身持たない気がします。

受験勉強に結果以外を求めるのは、「逃げている」という人に

受験勉強って、塾に通ってお金も時間も、体力も、労力も、いろんなもの
すり減らしているからそういう周辺に慰みをもって勉強するなんて、
最初から勝負を逃げている、ないし、逃げ道を用意している
なんて言われたことがあります。

まぁ、逃げ道といえば逃げ道ですね。
逃げ道のない人生は、親が背負えばいいと思うのですが
小学生の我が子に、逃げ道も与えない人生って、僕はできないなと思う。
(人それぞれなので、人それぞれで考えればいいと思います。)

親が考えないといけないことは、受験勉強を通じて何を得るのか
ということに「貪欲になるということ」だと思います。

受験すれば必ず「合格」「不合格」の結果が得られます。
この結果は、受験さえすれば、手に入れられるものです。
つまり、時間経過とともに獲得できるのです。

私たちが手に入れた「結果以外のもの」とは

親子の信頼関係は受験勉強の並走ごときでは、手に入れられませんでした。
なぜなら、地獄の反抗期が待っていたからです。
まぁ、ケンカもしましたし、怒りに任せたこともあるし、子どもも暴れたこともありますとも。よく聞く話です。

信頼関係は構築されてるはずだと思いますが、その量では中学生になったら
反抗期の確変タイムが始まります。
親子で乗り越えた「何か」をもとに、熱い信頼関係が産まれたって
実感しにくいのです。(たぶん、根底になにか土台ができているとは思うけれど、反抗期とはそれを凌駕しちゃいますから)

そんな中、私たち家族が受験を通じて手に入れた、「結果以外の何か」とは
・塾なしはキツカッタ
・算数の基礎ができたから、中学数学にすんなり入り込めた
・父は作文の技術を学べた
・勉強は復習こそが最大のパワーポイントだと再認識できた
・学びの先に、なりたい自分を見つけることができた(本人)
・いいかげん大学受験は、塾に行くことに合意できた
・勉強するまでの助走時間不要で、すぐ宿題・復習・テスト勉強ができる
「勉強習慣」が身についた

そして
・叱るよりも、褒める ことこそが学習を持続可能にする

頑張っている子どもをどうやって認めるのか

子どもが頑張っているのはよくわかる、でも結果※1(※1ここでいう結果は
塾のクラスアップや模試の結果、偏差値の伸びみたいなもの)が出ない。

結果※1が出ないと、
・叱る(できないことを理路整然と)
・怒る(できないことを感情の赴くままに)
・リタイアする(できないことで本人にやる気がなくなり、なら止めようと)

なんて、行動に出ることがあると思いますが
お金をかけているからといって、何してもいいわけでもなし。
塾代も本人のやる気がなくなって、通塾しなくなったら止めるのもアリだと
おもいます。
が、目指している結果※1が出ていないという理由で、塾通いをやめたり
受験勉強そのものをやめてしまうのは、
僕が思う「子どもを認める」というものと真逆の考え方だと思います。

子どもを認める、
頑張っていることが結果※1につながりにくいこともあります。
お金や時間は大切ですが、結果※1とお金や時間を天秤にかけてしまうのは
大人の仕事でもやられたらツラいと思うのです。

子どもを認めるということは、親が心配性になりすぎないということ
が前提だと思います。そうすれば、子どもも自発的になっていけると
感じています。

そのためにも、親は親で成長していくことがとてもたいせつですね。
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