【2023.03.10】ベンチマークという名の無駄な戦い

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忙しい。忙しかった。。。
ある経営者の方が、自社の株価を見つめながら
同じくらいの株価の会社をピックアップしてきました。
で、これらの他社の株価や企業動向をチェックしてほしいと。
(これ、小噺みたいなやつなので、フィクションです)

食品メーカーを経営しているこの経営者がピックアップしてきたのが
・運送業・小売業・IT関連・介護サービス系
などでした。

ベンチマークすることに意味があるかどうかにおいては、
僕はあまり意味のあることだと思いません。
誰に売るのかという点を取っても、BtoC、BtoBという違いもありますから。

これに似た話が、「受験」です

受験生の親御さんが陥りがちなのが、誰かをベンチマークするということ。
ライバルのようなもの。
同じ時期に受験勉強を始めた、同じ塾に通っている、同じ学校に通っている
どこか共通点を見つけて、ライバル視・ベンチマークするのですが
これにはあまり意味を感じないと言うか、ベンチマークされた側からしたら
「うっとおしい」のひとことに尽きると思います。

成績を聞き出そうとするなんてなおのことですがここまでモラルハザードしている親御さんはいないと思います。

ですが、なにかとライバル視・ベンチマークして
相対比較、比べっこされても困ると言うものです。

当のご自身のお子さまからしたら、
「やる気が失せる」といったところでしょうか。

ベンチマークすることの意味のなさについて

そもそもベンチマークしたとて、その子の学習環境や目指しているもの
が違うのだから、参考にしても意味がないと思います。
合格者体験を読んで、「これはこの家だからできたんでしょ」と思うように
ベンチマークしている子にも、そう思うのが健全だと考えています。

あえてあたり前のことを言うなら
「自分の長所と短所を見つけられた子ども」に合格の可能性が高まると。

先ほどの経営者の話でいうと、同等の株価の会社動向なんて追いかけている暇があったら、自社の長所と短所を見つけて、手を打つべきです。


時間は有限・だから無駄なことを考えて、無駄な時間を過ごさない
ここに至れると、スコッと一段上に上がれると思います。
「あの子は上位クラスに上がったのに、うちの子はまだ普通クラスで」
なんて相談をたまにいただきますが、
・本当は親御さんもあの子のことがよくわからない
・なぜ普通クラスにいることが良くないことなのか?
・目的は志望校合格ではないのか?
といった話に終始します。

普通クラスにいるのは、まだ力が足りないか、勉強の方法が幼いか、
つまり
「自分の内側が見つけられていないのです」

結局のところ、プロセスにおいても「勝ち続けたい」なんてことに
こだわっていると、ゴールで「勝てない」ことにもなると思います。

ベンチマークさがし、ベンチマークの決定、ベンチマーク追跡
いますぐやめた方がいいと思います。

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