はじめまして、旅猫のワタナベです。
私たち旅猫は、OTA(じゃらん・楽天など)運用の代行や、
宿泊施設さまの集客支援を行っています。
2026年も、インバウンド需要は宿泊施設にとって大きなテーマです。
日本政府観光局(JNTO)が発表した2026年5月の訪日外客数は3,559,900人。前年同月比では3.6%減となりましたが、韓国、台湾、米国、マレーシアなど19市場で5月として過去最高を記録しています。
全体の数字だけを見ると「少し落ち着いたのかな」と感じるかもしれません。
しかし実際には、国や地域によって動きに差があり、引き続き訪日需要が高い市場も多くあります。
つまり、これからのインバウンド集客では「外国人旅行者向けに販売する」だけでは不十分です。
どの国・地域のお客様に、どのような魅力を伝えるのか。
そして、OTAページ上で予約前の不安をどれだけ減らせるかが重要になってきます。
1.インバウンドは“載せているだけ”では選ばれにくい
Booking.comやAirbnbなどの海外OTAに掲載している宿泊施設は、
以前より増えています。
ただ、掲載しているだけで予約が入る時代ではなくなってきました。
訪日客が増えている一方で、旅行者は多くの宿を比較しています。
価格、立地、写真、クチコミ、設備情報、キャンセル条件、チェックイン方法などを見ながら、自分に合う宿を慎重に選んでいます。
特に海外のお客様は、予約前に確認したいことが多くなりやすいです。
たとえば、
・駅や空港からのアクセスは分かりやすいか。
・チェックインは対面なのか、無人なのか。
・現地で追加費用が発生するのか。
・大浴場や温泉にはどう入ればよいのか。
・子どもやペットは泊まれるのか。
・駐車場は予約制なのか。
こうした情報が分かりにくいと、宿そのものに魅力があっても、
予約を迷われてしまう可能性があります。
2.翻訳されても伝わる日本語になっているか
インバウンド対策というと、英語や中国語、
韓国語などの多言語対応を思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん多言語対応は大切です。
しかし、その前に見直したいのが、日本語の説明文です。
海外OTAでは、施設情報やプラン内容が自動翻訳されることがあります。
日本語の時点で表現があいまいだったり、宿泊業界ならではの言い回しが多かったりすると、翻訳後に意味が伝わりにくくなることがあります。
たとえば、
「別途現地にて申し受けます」
「状況によりご案内いたします」
「お食事処でのご用意となります」
といった表現は、日本語としては自然でも、
海外のお客様には分かりにくくなる場合があります。
インバウンド向けには、できるだけ短く、具体的に、
誤解が出にくい表現にすることが大切です。
「入湯税150円は現地でお支払いください」
「チェックインは15時から22時までです」
「朝食は館内の食事会場で提供します」
のように、誰が読んでも同じ意味で受け取れる文章に整えると、
自動翻訳後も伝わりやすくなります。
3.海外のお客様が不安に感じやすい情報を先に出す
海外OTAのページで特に見直したいのは、予約前に不安になりやすい項目です。
たとえば、
・チェックイン方法
・門限や到着時間の制限
・現地決済、事前決済の違い
・宿泊税、入湯税などの別途費用
・駐車場の有無、台数、予約要否
・子ども料金や添い寝条件
・ペット同伴の可否
・大浴場、温泉、貸切風呂の利用ルール
・食事の有無、提供時間、アレルギー対応
・喫煙、騒音、ゴミ出しなどの注意事項
これらは、国内のお客様にとっても大切な情報です。
ただ、海外のお客様の場合は、文化や習慣の違いもあるため、
より丁寧に整理しておく必要があります。
特に温泉旅館や民泊、無人チェックイン施設では、利用方法が分かりにくいとトラブルや問い合わせにつながりやすくなります。
予約前にしっかり伝えることで、お客様の不安を減らせるだけでなく、
宿泊施設側の対応負担を減らすことにもつながります。
4.小規模宿こそ、OTAページの整備で差がつく
インバウンド集客というと、大きなホテルや観光地の有名旅館が有利に見えるかもしれません。
しかし、小規模宿にも十分チャンスがあります。
たとえば、駅から近い、観光地まで歩ける、静かに過ごせる、温泉がある、家族やグループで泊まりやすい、長期滞在しやすい、周辺に飲食店が多いなどの魅力は、海外のお客様にとって予約の決め手になります。
ただし、その魅力がOTAページ上で伝わっていなければ、
価格や立地だけで比較されてしまいます。
写真も重要です。
客室、外観、館内、浴場、共有スペース、周辺の雰囲気などを整理して掲載することで、宿泊後のイメージがしやすくなります。
特に海外のお客様は、写真から宿の雰囲気や清潔感を判断することも多いため、文章と写真の両方を整えることが大切です。
また、クチコミ返信やメッセージ対応も、安心感につながる大切な要素です。完璧な英語でなくても、必要な情報が整理され、丁寧に対応されていることが伝われば、予約前の印象は変わります。
これからのインバウンド集客は、「海外OTAに掲載しているか」だけでなく、「海外のお客様が不安なく予約できる状態になっているか」がポイントです。
訪日客数は高い水準で推移していても、市場ごとの動きには差があります。
だからこそ、自施設の強みを整理し、伝わる形でOTAページに反映させることが大切です。
旅猫では、じゃらん・楽天トラベルなどの国内OTAだけでなく、Booking.comやAirbnbなどの管理画面操作、施設情報の見直し、プラン文や注意事項の整理もお手伝いしています。
海外のお客様向けの販売を整えたい、OTAページの情報が古くなっている、
何を直せばよいかわからないという宿泊施設さまは、お気軽にご相談ください。
旅猫スタッフ一同、皆様のご成功を心より応援しております。
興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください!
旅猫ワタナベ(=^x^=)
(参考資料:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数 2026年5月推計値」等)