#40 宿泊税対応、OTA設定は大丈夫?宿が確認すべきポイント

#40 宿泊税対応、OTA設定は大丈夫?宿が確認すべきポイント

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ビジネス・マーケティング
はじめまして、旅猫のワタナベです。
私たち旅猫は、OTA(じゃらん・楽天など)運用の代行や、
宿泊施設さまの集客支援を行っています。



2026年7月から、熊本市と宮崎市で宿泊税が始まりました。
どちらも1人1泊あたり200円というシンプルな制度ですが、
宿泊施設の現場では「金額が決まったから終わり」ではありません。


OTAで予約されたお客様に、宿泊税をどのように案内するのか。
事前決済と現地決済で、表示や徴収方法にズレが出ていないか。
予約済みのお客様にも、正しく伝わっているか。

このあたりを整えておかないと、フロントでの説明が増えたり、チェックイン時に「聞いていない」と言われたり、クチコミで不満につながってしまう可能性があります。

宿泊税は税務の話であると同時に、お客様への案内設計の話でもあります。

1.宿泊税対応でまず確認したいこと


宿泊税が導入される地域の宿泊施設さまが最初に確認したいのは、
課税開始日、税額、対象者、徴収方法です。

たとえば、宮崎市では2026年7月1日のチェックインから宿泊税が課税され、1人1泊あたり200円、宿泊料金が発生する場合は年齢にかかわらず課税対象とされています。7月1日より前に予約が入っていた場合でも、対象日以降の宿泊には宿泊税が課税されます。

熊本市でも、2026年7月1日から課税開始となり、宿泊者1人1泊あたり200円と案内されています。宿泊料金がかからない宿泊の場合は課税されない一方で、子ども料金や幼児料金が発生する場合は対象になるなど、施設側で確認しておきたいポイントがあります。

ここで大切なのは、自治体ごとに制度内容が少しずつ違うことです。

同じ「宿泊税」という名前でも、定額制の地域もあれば、宿泊料金に応じて税額が変わる地域もあります。免税点や課税免除の有無、子ども・添い寝の扱い、修学旅行の扱い、申告納入の方法なども地域によって異なります。

そのため、他の地域の宿がこうしているから、という感覚で進めるのは避けた方が安心です。必ず該当自治体の公式情報を確認し、自施設の販売方法に落とし込むことが大切です。



2.OTAページで見落としやすいポイント


宿泊税対応で意外と見落としやすいのが、OTAページ上の案内文です。


管理画面の設定は行ったつもりでも、プラン本文、施設紹介、注意事項、予約確認メール、お客様への事前メッセージの表現が古いままになっていることがあります。

特に確認したいのは、次のような項目です。

・宿泊税が宿泊料金に含まれているのか、別途現地徴収なのか
・1人1泊あたりいくらなのか
・いつの宿泊分から対象になるのか
・事前決済の場合も現地で支払いが必要なのか
・子どもや添い寝の扱いはどうなるのか
・連泊の場合の考え方はどうなるのか


お客様にとって分かりにくいのは、「予約時の金額と現地で支払う金額が違う」ことです。宿泊税そのものは少額でも、予約前に案内がなければ不信感につながることがあります。

たとえば、プラン本文の最後に「別途、宿泊税を現地にてお支払いいただきます」とだけ書いている場合、金額や対象が分かりにくいことがあります。

できれば、
「2026年7月1日宿泊分より、
1人1泊あたり200円の宿泊税を現地にてお支払いいただきます」
のように、開始日、金額、支払い場所を具体的に書いておくと安心です。

また、Booking.comやAirbnbなど海外OTAに掲載している施設では、翻訳されても意味が伝わる表現にすることも大切です。「別途申し受けます」よりも、「宿泊税はチェックイン時に現金でお支払いください」のように、短く具体的な文章の方が誤解を減らしやすくなります。


3.お客様対応の前に、施設内でルールをそろえる



宿泊税対応は、OTAの設定だけで完結するものではありません。

フロントスタッフ、予約担当、清掃スタッフ、メッセージ返信担当など、
関わる人が複数いる施設では、案内内容をそろえておくことが大切です。

たとえば、電話では「現地で支払いです」と案内しているのに、OTAの注意事項には記載がない。チェックイン時には現金のみと伝えているのに、事前メッセージでは支払い方法に触れていない。こうした小さなズレが、お客様の不安やクレームにつながることがあります。

特に導入直後は、スタッフ側もお客様側も慣れていません。だからこそ、
よくある質問への回答を先に用意しておくと安心です。

「子どもも対象ですか?」
「予約済みでも支払いが必要ですか?」
「事前決済なのに、なぜ現地で支払うのですか?」
「領収書にはどのように記載されますか?」

こうした質問への答えを施設内で統一しておくことで、
現場の負担を減らすことができます。


4.宿泊税は“設定作業”より“伝え方”が大事


宿泊税対応というと、
どうしてもシステムや管理画面の設定に目が向きがちです。

もちろん、PMSやサイトコントローラー、OTA管理画面の設定確認はとても重要です。ただ、それと同じくらい大切なのが、お客様にどう伝えるかです。

宿泊税は、お客様からすると「予約時には見えていなかった追加費用」と感じられやすい項目です。だからこそ、予約前、予約後、チェックイン時のそれぞれで、同じ内容が分かりやすく伝わる状態にしておく必要があります。

これから宿泊税を導入する地域はさらに増えていく可能性があります。すでに導入済みの地域でも、制度改定や税額変更が行われることがあります。

宿泊施設さまにとっては、料金設定、プラン文、注意事項、予約者向けメッセージ、現地での案内まで、まとめて見直す良いタイミングです。


旅猫では、じゃらん・楽天トラベルなどのOTA管理画面操作や、プラン文・注意事項の修正、宿泊税など制度変更に合わせた掲載内容の見直しをお手伝いしています。



宿泊税対応で何を直せばよいかわからない、OTAごとの設定や案内文を確認してほしい、予約者への説明文を整えたいという宿泊施設さまは、お気軽にご相談ください。

旅猫スタッフ一同、皆様のご成功を心より応援しております。
興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください!

旅猫ワタナベ(=^x^=)

(参考資料:熊本市「宿泊税の導入について」、宮崎市「宿泊税について」、沖縄県「沖縄県宿泊税」等)
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