ECサイトを作ったけど、 思ったように売れない。
そんな悩みを抱えている方、実はとても多いです。
私たちギャザリングはこれまで200社以上のECサイトを制作してきましたが、
公開後にこんなご相談をいただくことが少なくありません。
「サイトは気に入っているんです。でも、注文が全然入らなくて...」
「友達には『いいサイトだね』って言われるんですけど、売上がゼロなんです」
「Instagram毎日投稿してるのに、サイトに誰も来てない気がするんです」
デザインにこだわった。
商品写真もプロに撮ってもらった。
SNSも頑張っている。
なのに、なぜか売れない。
「作って終わり」になっていませんか?
ECサイトの制作は、言ってみれば「お店をオープンした」段階です。
実店舗で考えてみてください。お店をオープンしたら、それで終わりでしょうか?
そんなことはないですよね。
お客さんが来ているか確認する。
どの商品がよく手に取られているか観察する。
レイアウトを変えてみる。
POPを書き換えてみる。
こうした「観察と改善」を繰り返して、少しずつ売れるお店になっていくわけです。
ECサイトもまったく同じです。
ところが、ECサイトの場合は目の前にお客さんがいません。
お店に何人来たのか、どの商品を見たのか、何も見えない状態で運営している方がとても多いんです。
以前、あるクライアントさんにこう聞いたことがあります。
「先月、サイトに何人くらい来ましたか?」
「え...わからないです。見る方法があるんですか?」
この会話、実は珍しくありません。
ECサイトを運営しているのに、来客数を把握していないという方は想像以上に多いんです。
「なんとなく改善」が失敗する理由
売上が伸びないとき、多くの方がやりがちなのが「なんとなく改善」です。
あるお客さんは、半年間売上が伸びなかったときにこうおっしゃいました。
「とりあえずトップページのバナーを変えてみたんですけど、変わらなくて。次は商品の値段を下げてみたんですけど、それでも変わらなくて。もう何をすればいいかわかりません」
気持ちは痛いほどわかります。
何かしなきゃと思って、思いつくことから手をつけたくなりますよね。
でも、これはあまり良い方法ではありません。
なぜかというと、
そもそも何が問題なのかがわかっていないからです。
このお客さんのケースでは、後からデータを見てみたら、実はサイトにはちゃんとアクセスがあったんです。
問題はトップページでも価格でもなく、
商品ページの情報が少なすぎて、お客さんが不安になって離脱していたことでした。
商品の説明文を充実させて、
サイズ感がわかる写真を追加しただけで、
売上が動き始めました。
トップページのバナーを何回変えても、
値段を下げても、
そこは問題じゃなかったんです。
問題を特定してから改善する。
これが鉄則です。
答えは「データ」の中にあります
では、問題をどうやって特定するのか。
答えは「データ」です。
ECサイトでは、実店舗では絶対にわからないレベルの詳細なデータを取ることができます。
・今日、何人がサイトに来たか
・どのページを見たか
・どのページで離脱したか
・どこから来たか(Google検索?Instagram?)
・スマホで見ているか、パソコンで見ているか
・カートに商品を入れたのに購入しなかった人が何人いるか
こうしたデータが、すべて無料で手に入ります。
「データ分析」と聞くと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれません。
実際、お客さんにも「うちみたいな小さいショップでもデータとか見る意味あるんですか?」と聞かれたことがあります。
あります。むしろ小さいショップだからこそ、です。
大企業なら広告費をかけて力技で集客できます。
でも、小規模ECはそうはいきません。
限られたアクセスの中で、一人でも多くの方に買っていただく。
そのためにデータを見て、的確に改善する。
これが小規模ECの勝ち方です。
ECサイト運営に役立つ無料ツール3つ
このシリーズで紹介するのは、以下の3つのツールです。すべてGoogleまたはMicrosoftが提供している無料ツールです。
1. GA4(Googleアナリティクス4)
サイトに何人来て、何を見て、何人が買ったかがわかります。
いわば、ECサイトの「通知表」のようなツールです。
2. Microsoft Clarity(クラリティ)
お客さんがページのどこを見て、どこで迷って、どこで帰ったかが視覚的にわかります。
「監視カメラ」のようなツールです。
3. Google Search Console(サーチコンソール)
あなたのECサイトがGoogleの検索結果にどう表示されているかがわかります。
「検索の健康診断」のようなツールです。
この3つを使いこなせれば、
ECサイトの改善に必要な情報はほぼ揃います。
しかも全部無料です。
「無料でそこまでわかるんですか?」
とよく驚かれますが、本当です。
使わないのはもったいないですよ。
次回予告
次回は「あなたのECサイトに何人お客さんが来ているか、知っていますか?」をテーマに、なぜアクセス数を把握することが大切なのかをお話しします。