共通取引条件を設定し必読とした理由

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ビジネス・マーケティング
 私のすべてのサービスには共通取引条件が適用されます。そして、お問い合わせ者ないしご依頼人には、共通取引条件を必ずお読みいただくよう求めており、共通取引条件内には問い合わせ時に記入必須である<見積もり記載事項>が記載されています。
 なぜそのようにしたかの理由を説明いたします。


1.サービスページの説明欄には文字数上限があって詳細に説明できない

 購入オンリーの方はご存じないでしょうが、出品ページには、①サービス内容(1000字以内)、②購入にあたってのお願い(500字以内)、③よくある質問(最大7件・各400字以内)、④トークルーム回答例(最大3件・各300字以内)、⑤見積りにあたってのお願い (200字以内)の各欄と文字数上限があります。
 出品者ならわかることですが、上記の文字数では取引条件の詳細を記載するにはかなり無理があります。前面に出てくる<購入にあたってのお願い>ですらまともに読まれないのに、よくある質問欄やトークルーム回答例欄に無理に条件などをねじ込んで記載しても、少なくとも認識相違があってご案内するまでは読まれるはずがありません。
 大ざっぱな取引条件しか記載できないとすると、購入者との認識のズレが生じてトラブル発生のリスクが高くなったり、詳細をメッセージで説明しなければならないという手間が生じます。
 そのようなことをするくらいなら、共通する取引条件については別ページで詳細を記載し、各サービスページでは個別のサービス内容の説明に注力した方がよさそうだということになります。
多くの出品者がココナラ運営担当に文字数上限の緩和・撤廃を求めていると思われますが、全く改善する気がなさそうです。

2.特に時間報酬制であることの説明には文字数が必要

 私は、❶所要時間の予測困難による固定報酬の算出不能と❷不当に廉価で作業させようとする者への対処、という2つの主な理由から固定報酬制を拒絶し、時間報酬制を採用しています。そして、ココナラのプロフィールページにも、時間単価を設定する欄がある以上、ココナラでは時間報酬制は否定されておりません。にもかかわらず、なぜか固定報酬制であると思い込んでおられるお問い合わせ人・ご依頼人がほとんどです。
 そのため、時間報酬制であることをしっかりと認識・ご理解いただくための説明が必要ですが、1で述べたとおり、文字数上限があるため、それをサービスページに十分に記載することが困難です。
 そのほか、取引条件やサービス内容について詳細を求めてくる問い合わせ人がいらっしゃいますが、共通取引条件をサービスページから分離することで、サービス内容も取引条件も詳細に説明することができます。

 もっとも、それでも詳細説明を読まずに漠然と「詳細を教えてください」と個別にメッセージで全部説明させようとしてくる人がいます。公開ページの記載は読む気がしないので読まないが、メッセージで説明してもらえれば読む気が少しは起きるので、漠然と全部の詳細を気軽に聞いてくる人、あるいは、相見積もりで詳細を求めるメッセージを多数の出品者に大量送信しているような人です。そのような人は、成約率も低いですので、不明点を特定するよう求めつつ、手間のかかる怠惰でわがままで面倒な人物として依頼を受けなければいいということになります(下記5参照)。

3.料金体系など各サービスに共通する条件は一括した方が管理しやすい

 出品サービス数が多くなると、料金体系(算定方法)やキャンセル不可などの取引条件を個別に設定するのは面倒になってきます。それを単一のページに記載するようにすれば、管理しやすくなります。
 料金体系やキャンセル不可などの特に重要な条件・中核的な条件については、トラブル防止と、閲覧者のサービス選定の便宜(※)のために各サービス説明欄にも端的に記載しておきますが、条件の詳細については、共通取引条件ページに記載した方が合理的です。
※閲覧者のサービス選定の便宜というのは、サービスを閲覧した人(購入者側)が、サービスページに記載されている中核的な条件を確認するだけで、このサービスを購入しない、問い合わせ自体をしないという判断をすることができるようにするという意味です。そうすることで、無駄な問い合わせ対応を少なくすることができます。
共通取引条件中の中核的条件をサービス説明欄にも明記した例と想定:
「キャンセル不可」⇔気分次第でキャンセルしたくなっちゃう人、気に入らなかったらキャンセルしたくなっちゃう人、難癖を付けて成果物を無料で脅し取ろうとしている人が断念しやすくなる
「値引き不可」⇔少しでも安くするために粘りたい人が断念しやすくなる
「時間報酬制で、お支払金額相当時間分の作業をしても終わらなかったら追加料金か途中納品」⇔当初の低廉な予算で最後まで作業を強いようとする人、追加料金なしで追加作業も強いようとする人が断念しやすくなる
「所要時間の予測はできません」⇔正確な見積もりを求めてくる人が減ることが想定されたが、実情は減らない

4.出品していないサービスにも適用できる

 出品サービスにないご依頼があった場合も、イチイチ取引条件を考えて書いたり、出品サービスの一つに準じるという形でご案内するのは、時間がかかります。
 共通取引条件があれば、個別のご依頼内容に共通取引条件を適用することで簡易に取引条件を決定し、説明することができます。

5.説明を読まない危険人物をフィルタリングできる

 【必読】としてURL先の共通取引条件を必ず読むように促しつつ、共通取引条件内にある見積もり記載事項が書かれていなければ料金を1万円以上上乗せする旨警告する記載がサービス説明部分に2箇所、プロフィール欄に2箇所あり、ちゃんと説明やプロフィールを読んでいるなら、最低2箇所で目にするはずです。
 そして、共通取引条件では、冒頭から見積もり記載事項を読むように求め、初回の問い合わせ時点で見積もり記載事項を書かなかったらブロックする旨しつこいくらい明記しています。
 にもかかわらず、見積もり記載事項を書かずに問い合わせをしてくるような人は、共通取引条件を無視したか、サービス説明欄を読んでいないか、ということになります。そのような人は、相見積もりのためにコピペ問い合わせ文を大量送信しているか、かなり高い確率で固定報酬制だと勘違いしていて、目安額も読んでおらず予算額も超低廉で、いちいち時間報酬制であることの詳細説明をしなければならなくなったり、固定報酬制だと思い込んだまま取引関係に入ってトラブルに発展する手間のかかる人物ということになります。このような人物の場合は、せっかく応対しても成約率も低く、取引条件に反していてもなんだかんだ出品者が折れてくれるだろうと甘く期待していたり、最終的には難癖をつけてわがままを押し通そうとする悪質クレーマーである危険性も高いですから、相手にする積極的理由がありません。
 見積もり記載事項を書くか書かないかで、完全にとはいえませんが、このような危険人物をフィルタリングすることができます。
 もちろん、そういう手間をかけさせることになりますし、ブロックブロック書いてあって怖がったり面倒くさいと思う人もいるでしょうから、悪質クレーマーとはいえないような依頼の数も低下してしまうものとも思われますが、それはやむを得ないかなと思います。
 導入前は下記のような迷惑な問い合わせに悩まされておりましたが、現在はあっさりとフィルタリングすることができています。

6.相見積もりを排除できる

 5にも重なるのですが、相見積もりをする人は、問い合わせ文をコピペして、同じカテゴリの同じようなサービスに対して内容を大して読まずに大量に送信しているものと思われます。
 このような人たちは、似たようなサービスであれば似たような成果物が手に入ると錯覚しているか、多少の出来不出来の幅はあるのは織り込み済みかは人によりますが、とにかく安さが絶対であり、個々の出品者の能力はほとんど考慮外ですので、プロフィール欄はもちろん、サービス説明欄も一切読みません。そして、固定報酬制だと思い込んでいるがために、時間報酬制の下で話を進めると食い違いが出てきます。それを説明するという無駄な一手間を経たとしても、彼らは安さ第一ですから、固定報酬制に比べると高くなる可能性の高い時間報酬制は選ばれないということになり、応答するだけ無駄になります。もっとも、あまりに予算が廉価すぎると、日常的に安請け合いしている出品者ですら断るので、誰彼構わず値引き交渉を持ちかけて食い下がってくることもありますので、ブロックしますが。
 そうすると、こちらとしては相見積もりをする人に応対させられたくないですから、早い段階で見極めるために、合い言葉的な意味で見積もり記載事項の記入を必須とし、書かれていなければ無視するのが妥当と考えます。 

7.<見積りにあたってのお願い>欄に記載したことが購入画面に表示されない

 出品設定ページには、<見積りにあたってのお願い>欄があり、200字書けるのですが、なぜかそれがどこにも表示されていないようです。
 そこに見積もり時に必要な事項(見積もり記載事項)を書いても、問い合わせ人の目に入らないのでは意味がないですし、200字しか書けないのでは大したことは記入できません。
 だったら、URLでリンクして共通取引条件ページでご案内した方がよいということになります。

9.導入から1年経過してみて

 導入から1年経過してみてどのような効果があったかをまとめますと、狙い通り、①説明の手間が省けたし、②危険人物をそれなりに排除できたし③受注件数自体は変化しなかった、といえます。ただし、②については、共通取引条件どころかサービス説明を読まない人、というよりサービスタイトルすらまともに読まない人からの問い合わせは依然としてあります。そういう人たちには、最初の返答で読むように促します。半数くらいは見積もり記載事項を書いてくれて一応無事に取引できていますが、残りの人たちについては、読まない以上はサービス説明・共通取引条件をどれだけ強調しても意味はないわけですので、やむをえない雑音と考えてスルーするしかないと思います。
 なお、導入当初は、サービス説明・共通取引条件を読まずに問い合わせてきたらブロックすると記載しておりましたが、ブロックでは問い合わせ人側に何のデメリットもなさそうだったので、ブロックよりも料金を数万円上乗せすると変えたところ、こちらの方が効果があったような感じがします。
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