「パートナーから何かにつけていつも怒られている」
「怒らせてしまうと無視される日が続いてしまう」
「トラブルがあると自分のせいにされて責められる」
「人としての在り方を頭ごなしに全否定されて辛い」
昨今当サロンでお受けする離婚案件において
主原因として一番多いものは不倫ではなく
「DV」「モラルハラスメント」であり
案件の結論は9割が離婚となる現状があります。
当サロンへご相談においでになった時には
既に気持ち的に限界点を突破していたために
カウンセリングが事実を受け止める場になってしまい
ようやく目が覚めて自分の本意に気がつき
離婚を選択するという構図になるのです。
■モラルハラスメントの定義
モラルハラスメントとは・・・
パートナーから受ける精神的な攻撃や暴力
生活上の嫌がらせや妨害などを指します。
内閣府男女共同参画局のホームページでは
精神的なDVとして定義されています。
■モラルハラスメントの特徴
「誰のおかげで生活出来ると思っているんだ」
「そんなだから稼ぎが悪いし出世もしない」
「理想的な他所の夫(妻)がうらやましい」
「友人との付き合いを否定し制限をする」
「実家との関わりを避けたり制限をする」
「スマホや手紙などの個人情報をチェックする」
「機嫌が悪くなると無視をして口をきかない」
「人の前で人格否定をしたり馬鹿にしたりする」
「常に命令口調で高圧的な物言いをする」
「趣味など大切にしているものを壊したり捨てたりする」
「定期的に生活費を渡さなかったり制限をする」
「外で働くことを禁じたり制限したりする」
「支配下に置くために子に危害を加えるなどと脅す」
「殴りかかる素振りをしたり物に当たるなどの脅迫行為」
家庭裁判所令和1年度の統計によると
夫婦関係調整調停事件のうち
夫からの申し立ては約14%にのぼり
妻からの申し立ては約25%となっています。
夫のDVやハラスメントは昔からよく聞かれますが
昨今増加傾向にあるのは妻からのDVやハラスメントです。
1/ 相手を貶めるような言動
「(自分に対する)思いやりが足りない」
「普通の人が出来ることが普通に出来ない」
「(自分の)理想のパートナーには程遠い」
「出世しないのは人間性に問題があるからだ」
「容姿を磨かないからセックスしたくならない」
極めて主観的な観点からの発言ばかりで
相手の立場や気持ちを考慮した言動はありません。
近親者から否定ばかりされ続けてしまうと
最初は自分が悪いと思って受け止めていなくても
それを繰り返し言われる毎に
「自分が至らないから相手が怒る」
「相手を怒らせたのは自分に原因がある」
「自分がしっかりすれば避けられたこと」
「相手を怒らせないためにはどうするべきか」
このように物事を自罰的に受け止めてしまい
相手の顔色を伺うような言動を取るようになります。
しかし僅かでも自分の意思は存在しますから
自分の本音と実際のギャップに苦しみます。
最終的には自らの感情を封印し押し殺すことで
現実逃避をして現状をやり過ごそうとするのですが
徐々に精神的不安定状態を呈していきます。
2/ 制裁的な無視をする
自分の思惑通りに事が進まなかったり
相手が思慮に欠ける言動をしたからと
双方向の議論で解決を図ることはせずに
一方的な要求や感情をぶつけたあとに
相手に対し制裁的な無視を決め込みます。
多くの場合モラルハラスメントをする方は
相手には公にしないマイルールが存在しており
周りは全てそのルールの中にいると思っています。
3/ 不機嫌を露わにするがその理由は言わない
相手の何かに対して憤りを感じている
不愉快を匂わせる態度を取っているのに
「何に怒っているのか?」と問うと
「言わないと分からないのか」
などと相手を馬鹿にした言動を取り
その理由は絶対に告げることはありません。
4/ 相手の趣味や考えを馬鹿にする
相手が何かに夢中になっている時や
映画などに感動したり笑ったりしていたり
趣味などの好きな時間を過ごしている際に
「そんなことが人生で何の役に立つのか」
「(自分と比べて)趣味の程度が低い」
「面白くないのに笑うなんておかしい」
「感動するポイントがさっぱり分からない」
等と相手の趣味や趣向などを全否定します。
しかし逆に自分の趣味や考えを否定されたり
共感を求めても希望した共感が返ってこないと
「程度の低い人間には理解出来ない」
等といった感じで頭ごなしに相手を全否定します。
5/ 理由もなく食事を一緒に摂らない
昨日までいつもの通り一緒に食べていた夕飯などを
急に理由も告げず一緒に摂ることを拒否したりします。
一緒に食べないことを心配して気を遣う様子を
自分に関心を寄せていると捉え安心を試したり
寧ろそれ自体を楽しんでいるケースさえあります。
本人独自のルールで行動するため
周りは理由も分からず振り回されてしまいます。
6/ 人前で馬鹿にしたり笑い者にしたりする
お互いの知り合いが集まる場所などで
相手のことを平然と
「夫(妻)として力不足」
「家族に気を遣えない」
「コミュニケーション能力が足りない」
などというように一方的に馬鹿にしたり
偏見からの思い込みエピソードをネタに
敢えて人前で笑い者にして自己満足します。
7/ 家事について事細かに否定する
自分でやっていない家事について
思う通りにされていないことがあると
その部分を頭ごなしに批判し詰め寄ります。
あるいは自分が出来ない家事について
それを相手が卒なくこなしたりすると
自分勝手な劣等感から相手を蔑んだりします。
8/ 相手に釈明の機会を与えない
一方的で理不尽なことを言い放ちますが
それについて相手に釈明の機会を与えません。
自分の不満を一方的に突きつけるだけで
相手と議論をして解決する気は全くないのです。
9/ 相手の話に一方的な軽蔑や批判をする
基本的にモラルハラスメントを厭わない人は
相手への「共感力」「関心」が全くありません。
自分がどうしたいかどう思うかしか頭になく
相手がどう思うかには全く関心を寄せないのです。
他人の考えにはまず否定から入り
先にも後にも賛同することはありません。
賛同されるが勝ちという考えしかなく
賛同するのは負けという概念しかないのです。
脊髄反射のように否定をしますが
対案はないまま否定をするために
当然改善策や打開策などは存在せず
自分の考えを展開しませんので
相手は困惑や不快感しか残りません。
10/ 相手が病気などの時に冷淡な態度をとる
体調が悪い時こそ助けてほしいと考えるものですが
その為に自分の負担が増えることを不満と捉えます。
ここぞとばかりに罵倒し迷惑だと突き放したり
床に臥せて思うように動けない相手に対し
これは放っておいたほうがよいと勝手に判断し
相手の状況や気持ちに添うことはありません。
「病気をするのは日頃の健康管理が悪いからだ」
「病弱=貧弱であり、更に悪化されたら自分が迷惑」
しかし自分の体調が悪い時には
相手の献身を求める言動不一致があり
その要求は時に過度なものとなります。
■ モラルハラスメントチェックリスト
上記のモラルハラスメントの主な特徴を踏まえて
以下にチェックリストとして挙げてみました。
相手について過半数にチェックが付くようでしたら
おひとりで悩まずに解決方法を一緒に考えていきましょう。
✅交際当初や結婚当初は理想的で優しい人だった
✅マイルールを押し付けてくる
✅会社や近所では良い人という評価しかない
✅ルールや物や食に強いこだわりがある
✅友達には評判が良い
✅猜疑心が強い
✅リアルな暴力は決して振るわない
✅言動不一致・一貫性がない
✅自己愛が強くサイコパス傾向がある
✅価値観の違いなどを認めない
✅同調しない人間は否定・拒否する
✅自分より弱い者・下の者に尊大な態度を取る
✅まず相手を疑ってかかる
✅自分の身の上話しで周囲の同情を誘う
✅自分の考えだけが正義
✅自分のやり方を一方的に押し付ける
✅罪悪感もなく息を吐くように平気で嘘をつく(騙す)
✅自分の意見と反対の意見は受け入れない
✅自分への指摘は聞かずに頭ごなしに拒否をする
✅人格に二面性がある
✅悩みを相談出来る友達がいない
✅共感性が弱い・皆無
✅他人の成功や幸せを喜べない・気に入らない
✅自分の責任は絶対回避・人のせいにする
✅ストレス発散法は知らない
これらはモラルハラスメントのほんの一例です。