二重計測って、まず何が困る?
GA4の数値が「なんか増えすぎてる…」
クリックやCVが、体感より明らかに多い。
これ、意外とよくあります。
そして多くの場合は「設定が下手」ではなく、設定が“重なっている”だけです。
落ち着いて、順番に切り分ければ直せます。
よくある二重計測の原因TOP3(まずここを疑う)
1) GA4が「2つ」入っている
一番多いのがこれです。
・サイトに gtag.js(GA4) を直貼り
・さらにGTMでも GA4タグを入れている
この状態だと、同じページ表示やイベントが2回送られやすいです。
ありがちな例
・WordPressのテーマにGA4を入れた
・その後、GTMでも入れた(移行途中で残った)
2) GTMのタグが「2つ」発火している
GTM側で、同じ目的のタグが2つ動いているパターンです。
ありがちな例
・「全ページ」でGA4設定タグが動いている
・さらに別タグでも同じイベントを送っている
・クリックタグが「すべてのリンク」で発火して、他のクリックタグと被る
3) クリックが1回なのに「イベントが2回」起きている
設定が1つでも、ページ側の仕様で2回起きることがあります。
ありがちな例
・ボタンの上にリンクが重なっていて、クリックが2種類取れている
・SPA(画面が切り替わるタイプのサイト)で、ページ表示扱いが増える
・フォーム送信を「クリック」と「送信完了」の両方で取っている
まずやる切り分け手順(ここだけで8割は解決します)
Step1:GA4のDebugViewで「本当に2回飛んでるか」見る
まずは疑いを確信にします。
GA4の DebugView(確認画面)で、自分の操作を見ます。
・1回の操作で、同じイベント名が2回出るか
・page_view が想定より増えていないか
ここで「二重っぽい」が見えると、次の確認が早いです。
Step2:GTMプレビューで「どのタグが発火したか」見る
次に、GTMのプレビューで同じ操作をします。
見るのはシンプルにこれだけです。
・同じタイミングでタグが2つ発火していないか
・同じイベント名を送るタグが複数ないか
ここで「犯人タグ」が見つかるケースが多いです。
Step3:「二重のタイプ」に合わせて直す
原因ごとに、直し方はほぼ決まっています。
直し方(原因別:この通りにやればOK)
A. GTM+直貼りの二重 → どちらか1つに統一
おすすめは GTMに統一 です(管理が楽です)。
・直貼り(テーマ/プラグイン)側のGA4をOFF
・GTM側のGA4だけ残す
「どっちを残すか迷う」場合は、まずは直貼りを止めるのが安全です。
B. GTM内でタグが被っている → 条件を整理して1つにする
・同じイベントを送るタグは基本1つにする
・条件(トリガー)を「完全一致」や「含む」で整理する
・役割が被るタグは、片方を停止する
コツ
いきなり細かくせず、まず「発火するのは1つだけ」にするのが先です。
C. 計測ポイントが二重 → “どれを成果にするか”を決める
フォームを例にすると分かりやすいです。
・クリック(送信ボタン)
・送信完了(サンクス表示)
この2つを両方CV扱いにすると、成果が増えすぎます。
初心者の方には基本、送信完了(サンクス)をおすすめします。
さいごに:迷わない3行まとめ
最後に、次の一手だけ置いておきます。
1.GA4のDebugViewで「同じイベントが2回出るか」確認
2.GTMプレビューで「発火タグが2つないか」確認
3.原因が「直貼り」ならOFF、「GTM内の被り」ならタグを1つに整理
二重計測は、原因が分かれば直すのはそこまで難しくないです。
焦らず、上から順にいきましょう。