ペットロスを癒してくれたもの

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デザイン・イラスト
2009年の夏にわが家のトイプードルが旅立ちました。
昨日までは生きていたのに…、3日前までは生きていたのに…、
1週間前までは生きていたのに…と
いつも目にしていた小さな姿が存在しないことがどうにもやるせなくて、
何かをして気を紛らわせたいと
写真を見ながらイラストを描くことにしました。
当時はまだフィルムのカメラで撮っていた写真です。

修正ブログ用画像02toichi-3.jpg

逝ってしまったペットを描くことで
その存在を近くに感じられるような気がしました。
そして誕生したのが、
トイプードルの「エダマメトイチ」です。
好物の枝豆+名前の十一(トイチ)=エダマメトイチ
枝豆が大好きだったのでつけたキャラクター名です。


ブログ用画像02toichi-2.jpg


当時もデザインの仕事をしていましたが、
イラストを描くことはほとんどありませんでした。
絵を描くのが好きで美大に入ってデザインの仕事についたのに、
どんどんイラストを描くことをしなくなっていました。
私が仕事を始めた頃は仕事でイラストが必要な場合は、
イラストレーターに頼むことが常でしたので、
絵を描くのが専門の方たちのイラストを見ていたせいもあり、
私自身はどんどんイラスト苦手意識が大きくなっていきました。
イラストを描くのは年賀状作成の時くらいで、
実に久しぶりのイラスト作成でした。

パリを中心に活動している
「Kuntzel + Deygas」(クンツェル デュガス)が生み出した
フランスの高級人気雑貨店「Colette」の
マスコットキャラクターである2匹の犬
「Caperino & Peperone」が大好きだったので、
そんなキャラクターにしたいとがんばりました。
写真をそのままイラスト化していったのではなく、
シンプルなフォルムでありながら、
「うちの子」だと感じられるような特徴や表情が出るように
デフォルメしてデザイン化していきました。

久しぶりのイラスト作成、四苦八苦しながら完成。
出来上がってみると、
旅立ったトイチがエダマメトイチとして生まれ変わって
そばに存在してくれているように
感じられたのです。

つづく

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