こんにちは、にょびたです。
もう4月も終わりに差し掛かってますが、暖かくなったり寒くなったり気温の変動が激いので体調を崩しやすい気候ですね。
私は風邪を引きそうになったり、風邪を引いてしまった時にはあるツボを温めて免疫力を上げています。
それは「大椎」というツボで、首の背中側の首の付け根付近にあります。
そこを、せんねん灸太陽という火を使わないお灸で温めたり、手元に無い時には使い捨てカイロを貼っています。
火を使わないお灸や使い捨てカイロを使うメリットは、長くツボを温めることができることです。
長く温めればそれだけ免疫力の上がった状態を長く確保できるので、風邪の治りが早くなったりするのでオススメですよ。
さて、
前回の記事では、「ChatGPTはコピーライティングで人間を超えることはできない」という話の導入として、ChatGPTを実際に使ってみた時の感想を書きました。今回はその続きです。
まだ、読んでない方は下記のリンクから読んでくださいね。
では、「ChatGPTはコピーライティングで人間を超えることはできない」理由を
・コンピュータの特徴という観点
・倫理的観点
・AIの限界という観点
の3つの観点から説明しようと思います。
前回の記事と今回の記事で、あなたはChatGPTがコピーライティングにおいて人間を超えることはないことが、明確に理解できることでしょう。
コンピュータの特徴とは?
パソコンを始めスマホや銀行ATMなど、現代の私たちはコンピュータに囲まれて暮らしています。
そのコンピュータ全てに共通する基本的な特徴が「インプットとアウトプット」です。
もう少し詳しく言いますと、
コンピュータというのは「あるデータがインプットされた時プログラムに従ってアウトプットを出力する」ことを繰り返しています。
例えば、
パソコンならマウスでリンクをクリックした時に、リンク先が表示されますよね。
この場合、「マウスでリンクをクリック」がインプットで「リンク先を表示する」のがアウトプットです。
そして、インプットに対して、どのようなアウトプットを出力するのかを決めるのがプログラムです。
スマホで言えば、アプリをタップした時にはアプリが起動起動します。
その時は、「アプリをタップする」のがインプットで、「アプリを起動する」のがアウトプットです。
このように、全てのコンピュータはインプットされたデータをプログラム通りに処理し、アウトプットするという共通の特徴があるのです。
ChatGPTもただのプログラムである。
先に述べたコンピュータの特徴、つまり「インプットとアウトプット」から何が言いたいのかというと、
逆に考えれば、人間が何かしらのデータをインプットしなければ、コンピュータは何もできないのです。
例えば、
人間なら、朝起きた時に「今日は天気が良いから洗濯をしよう」とか「気が乗らないので気分転換しよう」といったように、自発的に行動することができます。
ところが、コンピュータは電源を入れて放置していても、何もすることなくじっとしています。勝手にネットで検索することすらできないのです。
もちろん、スクリーンセーバーを起動したりしますが、それは前もって「一定時間インプットがなければスクリーンセーバーを起動する」というプログラムが人間によってなされているから起こることで、自発的なものでは無いです。
このように、人間がインプットしなければ、コンピュータというのは何もできないのです。
そして、AIはインプットされたデータを処理するプログラムに過ぎません。
ChatGPTもプログラムなので、文章によるインプットがなければ何もせずにじっとしています。文章のテーマすら自分で決めることはできないのです。
そのため、コピーライティングという文脈で考えれば、ChatGPTに対して人間が文章のテーマやキーワードなど細かく丁寧にインプットしなければ、思ったような文章が出力されることはないと考えられます。
そして、コピーライティングにおいて書く文章のテーマやキーワード選定が非常に大切なのに、ChatGPTは自発的にテーマやキーワードを決めることができないのです。
よって、ChatGPTには人間を超える文章は書けないと思います。
倫理的観点からの考察
先ほどChatGPTはAIであり、プログラムに過ぎないと言いました。
そのため、人間が当たり前に持っている倫理観や感情といったものはプログラムされなければ無いのです。
そして、ChatGPTにはそのようなプログラムはされていません。
その代わりに、人間が倫理的に問題のあるキーワードを禁止キーワードとして選定して、文章を書かないようにプログラムしているようですが、ChatGPT自身では作成した文章が倫理的に問題があるかどうかは全く判断できないのです。
従って、倫理的にはグレーゾーンの回答をChatGPTが返してくる可能性はあります。そして、人間がチェックせずにそのような文章をネット上などで公開してしまった時には、読み手の反感を買うことになるでしょう。
もちろん、コピーライティングのテクニックとして、「えっ!」と驚くような反社会的なことを言って、読み手の興味を惹くことはあるのですが、それは文章を読んでもらうためのきっかけとして使用するだけで、その後の文章を読んだ時には納得できる内容になっていなければなりません。
そのような、高度な文章は残念ながらChatGPTには作ることはできません。
だから、ChatGPTは人間を超えることはできないのです。
また、倫理観とは少し違うのですが、人間の感情も倫理観と同じように持っていないため、ChatGPTには人間の感情がわかりません。
わからないので、「どのような文章が人間の興味をそそるのか」とか、「どのような内容であれば商品が欲しくなるか」などの角度から文章を作ることができません。
ChatGPTにできることは、人間が書いた文章の過去データから、それらしい文章を真似することです。
コンピュータによる真似はしょせん真似なので、本当に人の心を惹くような文章を作ることはできないと思います。
AIの限界について
ChatGPTを含むAIは過去のデータを元にアウトプットしています。そのため、例外的な突拍子もないアウトプットは異常値として弾いてしまうので、平凡な答えになることが多いです。
例えば、下の画像をご覧ください。
肖像権の問題があるといけないので、モザイク処理していますが、左の人物はお笑い芸人のカズレーザーさんです。
この画像はわざと白黒にした後、AIに色付けさせたものです。
おそらく、人間でカズレーザーさんを知っている人ならスーツを赤にすると思います。なぜなら、カズレーザーさんといえば赤のスーツですし、大学生時代はレッドさんと呼ばれたぐらいですからね。
しかし、AIは真っ赤なスーツにしませんでした。
なぜでしょうか?
赤のスーツというのは、過去の画像データからほとんど着ている人はいないため、異常値として処理されたからです。
つまり、赤のスーツを着ている人はほとんどいないので、グレーのスーツにするという平凡なアウトプットになったのです。
このように、AIというのは言い方が悪いかもしれませんが、平凡で面白みのない結果を出す傾向があるのです。
そして、ChatGPTにも同じような傾向があるので、突拍子もないような答えは出てこないのです。そのため、「ドキッ」っとするような人間の興味を惹く文章はChatGPTには無理なのです。
以前の記事で、コピーライティングには芸術的な側面があると書いたのですが、このような芸術的な要素がコピーライティングにはあるので、コピーライティングでChatGPTには人間のを超える文章は書けないと考えられます。
以上述べてきたように、
AIであるChatGPTには人間を超える文章を書くことはできません。
しかし、人間が文章を書くときに使えるツールとしては、とても有用だと私も思います。
例えば、
ある程度の条件をインプットして出てきた文章を元に人間が付け加えたり編集したり、その文章をアイデアの一つにするという使い方です。
結局は人間側がどのようにツールを使うのかで、有用性は決まりそうですね。
では最後に、ChatGPTに「ChatGPTはコピーライティングの分野で人間を超えるのか?」というテーマでレポートを書いてもらいました。
個人的には、面白い分野なので今後のAI開発に期待したいところです。