今回は、普段なら少し避けるような、ツール販売者としてはある意味「タブー」とも言える生々しい利益額の話に、敢えて踏み込んでみようと思います。
というのも、ありがたいことに日々多くの方からお問い合わせをいただく中で、特に多いのがこの質問だからです。
「FXHPPTは売りロジックとAI解析オプションを付けると15万円ですが、本当に元は取れるんでしょうか?」
もちろん、投資の世界に「絶対の保証」はありません。そんなものは存在しないといつもお伝えしています。
ですが、同時にこうも思うのです。
「pips表記の検証結果だけだと、実際の利益のイメージが湧きにくい。その結果、『初期投資が高いわりにトレード頻度が少ないから、利益も少なくて稼げないんじゃないか?』と誤解されてしまうのは、それはそれで間違った解釈だ」と。
当ツール「FXHPPT」は、毎月リアルな検証結果を包み隠さず公開し続けています。良い時も、そうでない時も、すべてが事実です。その上で毎回高い勝率を実証してきました。
嘘偽りない過去の数字がここにあるなら、それをベースに「もし、これくらいの資金で、これくらいの手堅い運用をしていたら、どうなっていたか」を具体的にシミュレーションして示すことは、検討している方にとって最も誠実な判断材料になるはずだと。
そこで、今回は先月(2026年5月度)のドル円のリアルな検証結果を基準に利益額ベースで書いてみたいと思います。
1. FXHPPTの恩恵を最大化できる『500万円運用』の世界
本来、FXというものは「十分な余剰資金がある人」が、極限までリスクを抑えて堅実に資産を増やすために使うのが最も理想的です。
例えば「貯金が1000万円あり、そのうち500万円をFXの証拠金として使える」という、資金にやや余裕がある方のケースを考えてみます。
実は、このレベルの運用こそが、FXHPPTの『真の恩恵』を最も肌で感じられるパターンです。
なぜなら、FXHPPTはご存知の通り「極端に負け(ドローダウン)が少ない」という圧倒的な特徴を持っているからです。トレード頻度が少ないのは、勝率が極めて高い、厳選されたポイントでしかサインを出さないため。
つまり「負けにくい」と分かっているからこそ、十分な資金があれば、1回あたりのトレードにしっかりとロット(レバレッジ)を張って、1撃で大きな利益を残すという「富裕層の戦い方」が可能になります。
では、直近のドル円相場(1ドル=160円付近)をベースに、海外口座(XM)と国内口座、それぞれのシミュレーションを見てみましょう。
※FXHPPTはXMのヒストリカルデータをベースに構築されているため、最も親和性が高い環境です。
パターンA:海外FX(XM Trading)の場合
海外口座(XM)の最大のメリットは、最大レバレッジが1000倍と非常に高いことです。これはつまり、少ない証拠金でも大きなポジションを持てる(=必要証拠金が極めて少なくて済む)ため、資金効率が圧倒的に良いことを意味します。
証拠金500万円に対し、FXHPPTの低ドローダウン性能を前提に、1回あたりのトレードで「20ロット(200万通貨)」を運用すると仮定します。
1ドル=160円とすると、動かしている総額は3億2000万円。500万円の資金に対して実効レバレッジ(実際にかかっているレバレッジ)は約64倍という計算になります。
「64倍というと高く感じる」という方もいるかもしれません。しかしXMの最大レバレッジ1000倍という口座スペックを考えると、必要証拠金には十分な余裕があります。
もちろん相場に絶対はなく、急変動や想定外の値動きが起こる可能性は常に存在します。しかしFXHPPTはドローダウンを極力抑えることを重視して構築されているため、500万円という資金規模であれば、20ロット運用は比較的余裕を持って行える現実的な運用ラインと言えるでしょう。
では、先月のドル円のリアルな実績を当てはめてみます。
詳細な検証結果は既に公開済みの検証記事をご覧ください。
今回は最大利益幅ではなく、20pips固定および予測サイン発生時に表示された決済指値(上昇見込み価格)をセットし、あとは完全放置で運用した場合の固定利益幅177.9pipsを採用します。
※利益計算は検証結果ベースであり、実際の取引環境によるスプレッドや約定差などは考慮していません。
運用資金:500万円
取引ロット:20ロット(200万通貨)
先月の固定利益(ドル円のみ):177.9pips
【月間利益:3,558,000円】
(200万通貨 × 1.779円)
なんと、ドル円の固定利益だけで月間350万円オーバーです。
初期投資15万円(売りロジック+AI解析オプション)で考えると、仮に同様の結果が得られた場合、初回の利益だけで十分回収できる水準になります。
これが「トレード回数が少なくても、1回あたりの利益の重みが大きい」という考え方です。
参考までに、先月のドル円は最大利益幅が632pipsとなります。ただし、これは実際に最後まで保有できた場合の理論上の最大値であり、多くの方にとって現実的なのは今回採用している固定利益幅177.9pipsの方でしょう。
本記事では、あくまで再現性と現実性を重視し、以降も固定利益ベースで話を進めていきます。
パターンB:国内FX口座の場合
計算すると、500万円の証拠金で保有できるドル円の建玉は理論上およそ7.8ロット(78万通貨)程度が上限となります。
ただし、これは必要証拠金をほぼ使い切る前提の数字です。
実際には相場変動に備えた余裕を持つ必要があるため、現実的な運用ラインとしては5ロット(50万通貨)前後がひとつの目安になるでしょう。
運用資金:500万円
取引ロット:5ロット(50万通貨)
先月の固定利益(ドル円のみ):177.9pips
【月間利益:889,500円】
(50万通貨 × 1.779円)
レバレッジ制限のある国内口座であっても、500万円規模の資金があれば、完全放置の固定利益だけで前月は約89万円という結果になります。
もちろん将来も同じ結果になる保証はありません。しかし、少なくとも先月の実績をベースに計算すると、15万円のツール代は十分に回収可能な水準だったと言えるでしょう。
ちなみに、もし海外口座(XM)と同じ20ロット規模の運用を国内口座で行おうとすると、単純計算で1500万円〜2000万円以上の証拠金が必要になります。
これが、同じトレードを行う場合でも海外口座と国内口座で資金効率に大きな差が生まれる理由です。ただそれぞれメリット・デメリットがあるので一概に資金効率が良いから海外口座の方が良いという単純な話ではありません。
詳細ベースで確認すると大きな落とし穴に気づく
ここまで見て「思った以上に利益が出るんだな」と感じた方も多いかもしれません。しかし、利益だけを見ていては本質を見誤ります。
なぜなら、FXで本当に重要なのは「いくら儲かったか」ではなく「その利益を得るまでにどれだけのリスクや資金的余裕が必要だったか」だからです。
冒頭で行ったような単純に利益幅だけで計算すると、どうしても夢物語のような話になってしまいます。
そこでここからは、2026年5月の実際の検証結果を抜粋しながら、現実的な運用という視点で詳しく見ていきます。
▼以下ドル円2026年5月の検証結果より
まず5月1日(金曜日)。
早速、買いと売りの両方で予測が発生。
買いについては期待値マイナス1。
一方で売りについては目安最大利益幅が0.075(7.5pips)と表示されており、この時点で売り方向はあまり大きな利益が期待できない状況でした。
折角なので、この場面で売り予測オプションに実装されているAI解析プロンプトも活用してみます。
FXHPPTが生成したプロンプトをGemini(無償版)へ入力して分析を行ってみました。
長文なのでまた大半は割愛し、結論部分だけ載せております。
はっきりとBuy(買い予測)優先という見解が出ており、今回の場面ではやや買いが優勢なようです。もちろんAI予測が必ずしも正しいとは限りませんのであくまでも見解の1つとして参考程度に。
「期待値マイナス1で上昇見込み価格は無し」
FXHPPTは20pips決済を前提としてロジックを構築しています。
そのため、私自身も基本的には毎回20pips決済を推奨しております。
ただし、これは「20pipsしか頂けない」という意味ではありません。
実際には買い予測の場合、20pipsを超える上昇となるケースが非常に多く、これまで公開してきた検証結果でも20pipsの3倍にあたる60pips以上へ到達するケースが高い確率で確認されています。
また、100pipsを超えるような大きな上昇になることも決して珍しくありません。
とはいえ、利益を大きく伸ばそうとすれば、その分だけ途中で逆行するリスクも増えていきます。
20pipsであれば比較的短期間で到達することが多く、余計な値動きに振り回される可能性も低いため、最も堅実な運用方法と言えるでしょう。
一方で、ある程度利益を伸ばしたい場合は、60pips前後をひとつの目安として考えることをお勧めしています。
もちろん、それ以上の利益幅を狙うことも可能ですが、100pipsを超えるような大きな利益を狙う場合は、その途中で発生する押し目や逆行も大きくなる傾向があります。
そのため、利益を伸ばすほど難易度も上がるという点は理解しておく必要があります。
今回のケースでは上昇見込み価格が「判定待ち」となっているため、大きく狙うとしても60pips程度がひとつの現実的な目安になるでしょう。
もっとも、期待値自体はマイナス判定となっていますので、堅実性を重視するのであれば20pips決済が最も無難な選択と言えます。
そして、ここで注目したいのが推奨ストップロスです。
今回の予測では、
買いエントリー価格:157.395
推奨ストップロス:155.103
となっていました。
その差は229.2pipsです。
これを見ると「そんなに広い損切りが必要なのか」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、ここで勘違いしてほしくないのは、この229.2pipsという数値は「そこまで下がる可能性が高い」という意味ではないということです。
実際には20pips決済で運用している限り、含み損をほとんど抱えることなく短期間で利確となるケースが大半です。
ただし、相場によっては20pips到達前に一度深く押し目を作るような動きを見せることが時々発生します。
FXHPPTのストップロスは、そうした一時的な押し目によって本来取れるはずだった利益を失わないように設計されています。
例えば、もし損切り位置を浅く設定してしまった場合、最初に軽く上昇してからの一時的な下落で損切りとなった直後に100pips以上の大きな上昇が始まることもあり得ます。
実際の相場では、一度上昇した後に深く押して底を確認し、その後に本格的な上昇トレンドへ移行するケースも珍しくありません。
そのためFXHPPTでは「この水準を割り込むのであれば短期〜中期の上昇シナリオそのものが崩れる可能性が高い」という位置をストップロスとして提示しています。
つまり、今回の229.2pipsという数値は値動きを予測したものではなく、あくまでも最悪なケースを想定した保険のような位置付けです。
もし60pipsや100pipsを超える利益を狙って長期間ポジションを保有するのであれば、その途中で大きな押し目や逆行に遭遇する可能性も高まります。
その意味では、資金管理を考える際に、このストップロス幅を考慮しておくことは非常に重要と言えるでしょう。
2. 最悪ケース(229.2pips逆行)を想定した、500万円運用の本当の安全性
さて、ここからが今回のブログの「一番の核心」であり、最も生々しいリスク管理の話です。
買いエントリー価格: 157.395
推奨ストップロス: 155.103
ストップロス幅: 229.2 pips
FXHPPTのストップロスは、一時的な深い押し目で無駄に狩られないための「防衛ライン」です。実際には含み損をほとんど抱えずに利確されるケースが大半ですが、万が一、この229.2pipsという最大損切りラインにド直球で引っかかってしまった場合、最初に提示したシミュレーションのロット数(海外20ロット/国内5ロット)だと、資金はどうなってしまうのでしょうか?
「大きな利益の裏にある、リアルな最大リスク」を500万円の証拠金ベースで計算してみましょう。
パターンA:海外FX(XM)20ロット運用の場合
海外口座(XM)で、500万円の証拠金に対し「20ロット(200万通貨)」を運用しているケースです。
もしエントリー直後から相場が完全に逆行し、一度も浮上することなく229.2pips下の推奨ストップロスに到達してしまった場合、発生する損失額は以下のようになります。
取引ロット: 20ロット(200万通貨)
最大損切り幅: 229.2 pips(2.292円)
【最大想定損失:4,584,000円】(200万通貨 × 2.292円)
「500万円の資金に対して458万円の負け? ほぼ全損じゃないか!」
そう驚かれた方、その感覚は非常に健全です。
確かに、いくらFXHPPTの低ドローダウン性能を信頼しているとはいえ、1回の負けで口座資金の9割を失うような運用は、お世辞にも「堅実」とは言えません。これではただのギャンブルになってしまいます。
つまり、どれだけXMの口座維持率に余裕があり、システムが優秀であっても「200pipsを超えるような広いストップロスが提示された局面では、20ロットをそのまま張るのはリスクが高すぎる(ロットを落とすべき)」というのが、プロの資金管理における本当の正解です。
では、500万円を「本当に守る」ための現実的なロットは?
投資の世界では、1回のトレードにおける最大損失は「全資金の10%〜20%(かなりアグレッシブに見ても20%)」に抑えるのが鉄則です。
仮に、500万円の証拠金に対して「1回の最大損失を15%(75万円)」に設定して逆算してみましょう。229.2pipsの損切りに耐えられるリアルなロット数はこうなります。
許容損失額: 75万円(500万円 × 15%)
許容できる最大ロット: 約3.2ロット(32万通貨)
(75万円 ÷ 2.292円 = 327,225通貨)
この「現実的なロット」での先月の利益は?
「20ロットから3.2ロットまで落としたら、全然稼げないんじゃない?」と思うかもしれません。では、この「安全運転」の3.2ロットで、先月の完全放置の固定利益(177.9pips)を計算してみます。
運用資金: 500万円
安全取引ロット: 3.2ロット(32万通貨)
実効レバレッジ: 約10倍(超安全圏)
【月間利益:569,280円】(32万通貨 × 1.779円)
いかがでしょうか。
最大損切りにあっても資産の15%しか減らないという「安心感」を保ったまま、ドル円の固定利益だけで月間56万円以上が手堅く残るのです。これでも15万円の初期投資は初月で余裕の全額回収、お釣りが40万円以上残ります。
パターンB:国内FX口座 5ロット運用の場合
次に、国内口座で500万円の証拠金に対し「5ロット(50万通貨)」を運用したケースです。こちらも同様に、229.2pipsの最大損切りに引っかかった場合の損失額を計算します。
取引ロット: 5ロット(50万通貨)
最大損切り幅: 229.2 pips(2.292円)
【最大想定損失:1,146,000円】(50万通貨 × 2.292円)
500万円の資金に対して、損失は約114万円。
割合で言うと「口座資金の約23%」です。
国内口座の場合、最初からレバレッジ25倍の制限がかかっているおかげで、海外口座のように「気付いたら資金の9割を失うリスク」がシステム的にブロックされています。
1回の負けで23%のドローダウンはやや痛いですが、強制ロスカットにはまだ遠く、次の一手で巻き返せる範囲に収まっています。
先月の実績(最初にお見せした月間約89万円の利益)と天秤にかけても「最悪114万円のリスクを背負って、手堅く放置で89万円の利益を狙いにいく」というのは、トータルで見れば極めて勝率の高い、合理的な勝負であると言えます。
もし「いや、1回の負けで100万以上減るのは精神的に耐えられない」というのであれば、国内口座でもロットを3ロット(30万通貨)等に落とせば、最大損失を約68万円(資金の13%)にまで抑えつつ、月20万円以上の利益を狙う「堅実モード」にカスタマイズ可能です。
では詳細検証に戻ります。
週明け5月5日(火曜日)の日足確定時点で早速買いで0.513(51.3pips)の最大利益幅が出ております。
20pips決済なので、この時点で利益確定となります。
一方で売り予測に関しては5月1日の予測でポジション開始とならず、同じ指値で再度5月5日に新規予測が発生しております。
アラートは出ていないので通常どおり仕込むことが可能ですが、目安最大利益幅が変らず非常に狭いので、控えめに20pips決済とするのが良いかもしれません。
※表示のとおり、目安最大利益幅(7.5pips)を仕込んでも良いですが、流石にそれだと利益的に少ないと思いますし、今回は売り予測に対するアラートも出ていないため、FXHPPTの基本である20pipsの位置に売りの決済指値を仕込みます。
2日後の5月7日(木曜日)の日足確定時点で、買いで新たな予測が発生。
期待値は2、今回は上昇見込み価格も表示されていますので、その通りに仕込んでいきます。もちろんもっと安全に利確を目指したい場合は60pipsを、更にリスクを減らしたいのであれば20pips決済を仕込むと良いでしょう。
一方で5月5日に仕込んだ売りで1.458(145.8pips)の大きな利益幅が出ております。仕込んでいたのは20pips決済ですので、売りでも買いと同様に放置で難なく利確となっていることが分かります。
では買いの結果を見て行きましょう。
翌週13日(水曜)の時点で最大利益幅が+0.888(88.8pips)となっております。20pips決済、または60pips決済であれば既に利確となっています。
今回は予測発生時の上昇見込み価格158.404(137.9pipsの利益幅)に決済指値を仕込んでおりますので、まだ利確とはなっていません。
ただ、期待値は2から5まで増えておりますので、この後の更なる上昇が期待できます。
こういう時に、AI解析オプションを使って今後の展開についての見解を見てみると良いですが、今回の記事は予測検証ではないので省きます。
更に次の日5月14日(木曜日)、上昇見込み価格158.404(137.9pipsの利益幅)をちょうど超える辺りの+1.386(138.6pips)まで最大利益幅が出ました。期待値も更に9まで増えております。
これで5月7日の日足確定時点で発生した予測のとおりに仕込んだ決済指値が見事に利確となったことが証明できました。
因みに既に公開しております5月の検証記事のとおり、ドル円はその後も上昇し、仮に更に持ち続けていた場合は5月28日の段階で最大で+2.616(261.6pips)の利益幅が出せております。
▼固定利益幅
買い予測
20pips+137.9pips※予測発生時に表示されていた上昇見込み幅
=157.9pips
売り予測
20pips
買いと売りの合計
157.9pips+20pips
=177.9pips
改めてドル円だけで、177.9pipsが確実に頂けていたことがお分かりいただけたかと思います。
行ったことはXMトレーディング(スタンダード口座)のヒストリカルデータをFXHPPTに読み込ませて、表示された予測どおりに指値を仕込んで、後は放置しただけです。つまり正真正銘、経験・スキルは一切関係なく誰でも同じことが再現可能ということです。
3. 【現実編】証拠金200万円ベース
ここまで実際のプロセスを見ていただいて、決済指値を入れておくことで、どのような値動きを経て利益に繋がったのか、具体的なイメージが湧いてきたかと思います。
では次に、より多くの方にとって現実的な運用のシミュレーションに移りましょう。今回はベースとなる証拠金を「200万円」、そして状況に応じて「100万円」の2パターンで考えてみます。
ここで「なぜ、世間によくある『元手10万円から始めるFX!』のような少額シミュレーションをやらないのか?」と疑問に思う方がいるかもしれません。
実は、日本のFX業界全体の平均的な口座資金は50万〜100万円程度と言われており、証拠金200万円というのは一般的には平均よりやや高めの部類に入ります。
ですが、私はこれまでも一貫して提唱している通り、FXは生活がギリギリの人や、貯金に余裕がない人が、宝くじ感覚で一攫千金を狙って行うものではないと考えています。極端に少ない資金で無理なレバレッジをかけ、一発逆転を狙うようなやり方は、投資ではなくギャンブルになってしまうからです。
生活に影響のない余剰資金を十分に確保し、その中から100万〜200万円といったまとまった証拠金を用意して、リスクを抑えながら手堅く資産を増やす。これこそが、大人の健全な投資のあり方であり、FXHPPTの性能を最も安全に活かせるラインなのです。
だからこそ、本記事ではあえて「10万円スタート」のようなシミュレーションは行わず、地に足のついた現実的な数字だけで話を進めます。
とは言え、もし本記事を今読まれている方で、どうしても10万円など少ない資金で行ったイメージを見たい場合は、資金(証拠金)、利益ともに0(桁)を一個取ってみてください。であれば、少ない資金であっても堅実性を維持することができます。
さきほど直面した「最大ストップロス幅:229.2 pips(約2.3円)」というリスクを想定した時、200万円、100万円の資金ではどう立ち回るのが適切なのか、まずはドル円単体での数字を見ていきましょう。
【資金パターン①】証拠金200万円の場合(ドル円単体運用)
資金管理の基準として「1回の最大損失を全資金の15%(=30万円)」に設定して、前述のストップロス(229.2pips)に掛かった場合を想定し、耐えられるロット数を逆算します。
許容損失額: 30万円(200万円 × 15%)
許容できるロット数: 約1.3ロット(13万通貨)
(30万円 ÷ 2.292円 = 130,890通貨)
このロット数(1.3ロット)で、先月の決済指値による固定利益(177.9pips)をいただいた場合の利益は以下の通りです。
運用資金: 200万円
取引ロット: 1.3ロット(13万通貨)
先月の固定利益(ドル円のみ): 177.9 pips
【月間利益:231,270円】(13万通貨 × 1.779円)
万が一のストップロスに掛かった場合のダメージを全資金の15%に抑えるリスク管理を行いながら、ドル円の固定利益だけで月間23万円以上の計算となります。
【資金パターン②】証拠金100万円の場合(ドル円単体運用)
ではさらに現実的なラインとして、一般の平均値である「証拠金100万円」のケースを見てみましょう。
同じく「1回の最大損失を全資金の15%(=15万円)」に設定し、229.2pipsのストップロスに耐えられるロット数を逆算します。
許容損失額: 15万円(100万円 × 15%)
許容できるロット数: 約0.65ロット(6.5万通貨)
この「0.65ロット」で、先月の固定利益(177.9pips)を計算します。
運用資金: 100万円
取引ロット: 0.65ロット(6.5万通貨)
先月の固定利益(ドル円のみ): 177.9 pips
【月間利益:115,635円】(6.5万通貨 × 1.779円)
証拠金100万円というスタンダードな資金規模であっても、安全マージンをしっかりと確保した上で、月間11万5,000円以上という結果になります。
4. 利益ではなく「最悪ケース」から考える資金管理
さて、ここまではドル円単体での運用を例に見てきました。
しかし、FXHPPTはドル円だけでなく「ポンド円」「ユーロ円」を含めた計3通貨ペアで運用することが可能です。
先月(2026年5月度)の固定利益幅の結果は以下の通りでした。
ドル円:177.9pips
ポンド円:120.0pips
ユーロ円:227.7pips
【3通貨ペア合計:525.6pips】
最大利益幅ではなく固定利益幅(決済指値で誰もが再現可能なやり方)でありながら3通貨合計で525.6pipsという非常に大きな利益幅となっております。
ですが、私がいつもお伝えしている通り、FXで本当に大切なのは利益だけを見ることではありません。
むしろ重要なのは、
「最悪のケースが起きても耐えられるか」
です。
FXHPPTは目先の値動きで安易に損切りを行わず、大きな流れを捉えることを重視したロジックです。
そのため、先ほども書いたとおり、実際の運用では短期的な押し目や戻り目によって一時的に含み損を抱える場面もあります。
もちろん毎回大きな逆行が発生するわけではありません。
しかし資金管理を考える上では、
「もし1通貨ペアにつき最大4円(400pips)程度の逆行が発生したらどうなるか」
という最悪ケースも想定しておくことが重要です。
そこで証拠金200万円をベースに、3通貨ペアを運用した場合の国内口座と海外口座それぞれで現実的なシミュレーションを行ってみます。
【パターンA】国内口座(証拠金200万円・3通貨運用)
国内口座(最大レバレッジ25倍)の場合は、必要証拠金と含み損の両方を考慮した資金管理が必要になります。
今回は各通貨ペアのレートを150円~200円程度として安全側で見積もり、3通貨すべてが同時に400pips逆行した場合でも十分な余裕を残せるロット数を算出してみます。
その結果、1通貨ペアあたり0.3ロット(3万通貨)程度が、かなり余裕を持った運用ラインとなります。
▼運用条件
運用資金:200万円
1通貨あたりの取引ロット:0.3ロット(3万通貨)
3通貨合計ポジション:0.9ロット(9万通貨)
必要証拠金:約50万~70万円程度
3通貨すべてが400pips逆行した場合の含み損:約36万円
想定必要余力:約86万~106万円程度
この計算であれば、極端な相場変動が発生した場合でも十分な余裕が残ります。
ロスカットリスクを大幅に低減しながら、落ち着いて相場を見守ることができる堅実な運用モデルと言えるでしょう。
このロット数で先月の3通貨ペアの実績を当てはめると、
先月の3通貨合計固定利益:525.6pips(5.256円)
【月間利益:157,680円】
(30,000通貨 × 5.256円)
という結果になります。
【パターンB】海外口座(証拠金200万円・3通貨運用)
一方、海外口座の場合は必要証拠金による制約が大幅に緩和されます。
そのため、私であれば「どれだけ利益を狙うか」ではなく「最悪ケースが発生しても平常心でいられるか」を基準にロット数を決めます。
今回は、3通貨すべてで最大400pipsの逆行が同時に発生したとしても、口座資金200万円に対して含み損が30%程度(約60万円)に収まる水準をひとつの目安としてみます。
60万円 ÷ 3通貨
=1通貨あたり20万円
20万円 ÷ 4円
=50,000通貨
つまり、
1通貨ペアあたり0.5ロット(5万通貨)
が現実的な運用ラインになります。
▼運用条件
運用資金:200万円
1通貨あたりの取引ロット:0.5ロット(5万通貨)
3通貨合計ポジション:1.5ロット(15万通貨)
3通貨すべてが400pips逆行した場合の含み損:約60万円
この条件で先月の実績を当てはめると、
【月間利益:262,800円】
(50,000通貨 × 5.256円)
となります。
つまり、最悪のケースとして3通貨すべてが同時に大きく逆行した場合まで考慮したとしても、月間26万円以上という結果になります。しかも何度も言いますがこれはあくまで固定利益幅での計算です。
参考:2026年の実績を同条件で利益換算するとどうなるか
ここまで5月の検証結果をベースにシミュレーションを行ってきました。
ただ「5月だけを見ても判断しにくい」という方もいらっしゃると思いますので、参考までに2026年1月~5月までの3通貨ペア合計固定利益幅を、今回の記事で使用した運用モデルに当てはめて利益換算してみます。
前提条件は以下です。
【海外口座】
証拠金200万円
1通貨ペアあたり0.5ロット(5万通貨)
【国内口座】
証拠金200万円
1通貨ペアあたり0.3ロット(3万通貨)
いずれも「3通貨すべてが同時に400pips逆行した場合」まで考慮した、安全性重視のロット設定です。
では実際の結果を見てみましょう。
2026年1月の利益額(固定利益幅835.4pips)
海外口座:約417,700円
国内口座:約250,620円
2026年2月の利益額(固定利益幅925.9pips)
海外口座:約462,950円
国内口座:約277,770円
2026年3月の利益額(固定利益幅615.4pips)
海外口座:約307,700円
国内口座:約184,620円
2026年4月の利益額(固定利益幅705.2pips)
海外口座:約352,600円
国内口座:約211,560円
2026年5月の利益額(固定利益幅525.6pips)
海外口座:約262,800円
国内口座:約157,680円
2026年の3通貨ペア5か月間の利益額合計(固定利益幅3,607.5pips)
海外口座:約1,803,750円
国内口座:約1,082,250円
※補足
上記は売り予測オプションありの結果です。1月は売り予測ロジック実装前だったため、買い予測のみでの結果です。当時は上昇相場が続いていたこともあり、買い予測だけでも大きな利益幅となりました。一方で2月に売り予測ロジックをリリースしており、実際にそれ以降に関しては月によって売り側の利益が大きく影響しております。
それぞれの月の固定利益幅についての詳細は
既に公開しております該当の月次報告記事をご覧ください。
もちろん将来も同じ結果になる保証はありません。
しかし、少なくとも今年1月から5月までの検証結果を見る限り、今回シミュレーションで採用したかなり安全寄りのロット設定であっても、一定水準の利益を確保できていたことが分かります。
なお、この結果だけを見ると、
「やっぱり海外口座の方が有利なのでは?」
と思われるかもしれません。
確かに資金効率という観点では海外口座に大きな優位性があります。
しかし一方で、国内口座には国内口座ならではのメリットもあります。
例えば、
・金融庁の規制下で運営されている安心感
・レバレッジ25倍制限による過剰取引の抑制
・税制面で有利になるケースがあること
・日本語サポートや入出金環境の安定性
などです。
逆に海外口座は資金効率が高い反面、自分自身でリスク管理を徹底できなければ、必要以上に大きなロットを持ってしまう危険性もあります。
実際、FXで退場していく方の多くは「手法が悪かった」のではなく「ロット管理に失敗した」ケースです。
だからこそ私は、海外口座・国内口座のどちらが優れているという話ではなく、
『自分が安心して続けられる環境を選ぶこと』
が何より重要だと考えています。
まとめ
今回の記事では、FX関連の商材ではあまり語られることのない、
「実際にその手法(ツール)を使った場合、どれくらいの利益になり得るのか」
という部分について、あえて具体的な数字を用いて検証してみました。
本記事で使用した数字はすべて公開済みの検証結果を基に算出した一例であり、将来の利益を保証するものではありません。
また、実際の運用では利用者ごとの判断によって結果も変わってきます。
例えば今回の検証では20pips決済を採用した場面も、「期待値がマイナスでも懸念アラートが出ていない」という理由から60pips決済を選択する方もいるかもしれません。
逆に、上昇見込み価格が表示されていたとしても、安全性を重視して20pips決済を選ぶ方もいるでしょう。
つまり、同じ予測を利用したとしても、最終的な利益額は運用方針によって変化します。
裏を返せば、今回のシミュレーション以上の利益となる可能性もありますし、その逆も当然あり得ます。
そして今回のシミュレーションは、証拠金200万円や100万円といった比較的現実的な金額を前提として計算しました。
ですが、本当に見ていただきたいのは目先の利益額ではありません。
もし同じ資金管理を維持したまま運用資金が400万円になれば、利益額も概ね2倍になります。
【証拠金400万円・5か月間の利益額】
海外口座:約3,607,500円
国内口座:約2,164,500円
さらに、利益を積み重ねながら資金そのものを育て、将来的に証拠金2000万円規模で運用できるようになったとしたらどうでしょうか。
【証拠金2000万円・5か月間の利益額】
海外口座:約18,037,500円
国内口座:約10,822,500円
おそらく、これこそが多くの方がFXを始めた当初に思い描いた理想の姿に近いのではないでしょうか。
しかし重要なのは、これらの数字が無理なレバレッジや一発勝負によって生まれたものではないという点です。
資金量が増えたからこそ、同じ資金管理を維持したまま利益額も大きくなっているだけなのです。
私は以前から、FXは一攫千金を狙うためのものではなく、余剰資金を使って堅実に資産を育てていくためのものだと繰り返し発信してきました。
だからこそ、この記事で本当にお伝えしたかったことは利益額そのものではありません。
むしろ重要なのは、
「その利益を得るために、どれだけの資金的余裕が必要なのか」
という部分です。
実際に検証を進めていくと分かる通り、利益だけを見れば非常に魅力的に映る数字であっても、その裏では200pipsを超えるストップロスや、複数通貨同時運用時の含み損リスクも考慮しなければなりません。
今回の5月3通貨ペア合計シミュレーションでは、
証拠金200万円で月26万円前後
証拠金100万円で月13万円前後
という結果になりました。
これを「少ない」と感じるか、「十分だ」と感じるかは人それぞれでしょう。
ただ、もしこの数字を見て
「もっと早く、もっと大きく増やしたい」
という気持ちが先に立つのであればFX自体、今は行うべきではありません。
ロットを上げ過ぎたり、資金管理を軽視してしまう可能性が高いので。
多くのトレーダーが市場から退場していく理由も、まさにそこにあります。
大切なのは、一発で人生を変えることではありません。
大きく負けず、長く市場に残り続けることです。
その積み重ねの先にこそ、最初に思い描いていた理想の結果が現実になっていくのだと私は考えています。
FXHPPTは、そのための判断材料を提供するツールであり、魔法の杖ではありません。
だからこそ私は、良い結果も悪い結果も含めて、毎月検証結果を包み隠さず公開し続けています。
その上で、ご自身の資金状況や投資スタイルに合うと感じた方だけにご検討いただけたら幸いです。