人はなぜ否定されると動けなくなるのか|正論が逆効果になる理由

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コラム
前回のブログで、占いは
「まず相手を否定しない設計」
だから売れる、とまとめました。

でも、ここで一つ疑問が残ります。
なぜ、否定されないだけで人は安心するのか。
なぜ、それだけで動き出せるのか。

「ココナラで占いはなぜこんなに売れるのか?」の第2段として、今回はそこをもう少し考えてみます。

コンビニやファミレスのトイレで、こんな張り紙を見たことはありませんか?

「いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます。」

あれを見るたびに、私は少しゾワッとします。
まだ何もしていないのに、先にお礼を言われる。

でも同時に、
「汚くは使えないな」と思ってしまう自分がいる。

もし、あの張り紙が

「トイレはきれいに使え!」

命令で書いてあったらどうでしょう。

正論なんだけど、
「いや、言われなくても綺麗に使うし」
と、ちょっとだけ反発したくなりませんか?

人は、正しいことを言われても、命令された瞬間に少しだけ反発する。

ここが今回のポイントです。

何かに迷っているとき。
何かに頼りたいとき。

・この選択でいいのか
・自分の感じていることはズレていないか
・他人から見たらおかしくないか

おそらく、こんなふうに
「自分は間違っているかもしれない」
という不安をうっすら抱えています。

こんな状態のときに、
「それは間違ってます」
「こうしなさい」
と言われたらどうなるでしょうか?

「いや、でもね…」
「こっちにも事情もあって…」
「何もわかってないくせに」

こんなふうに
・言い訳を考える
・反論を準備する
・話を聞かなくなる
・心を閉じる

「自分を守る状態」になると思います。

一方で、
「そこまで考えてきたんですね」
と言われたらどうでしょう?

今度は、
・言い訳を考えなくていい。
・反論を準備しなくていい。
・恥を隠さなくていい。

自分を守る必要はなくなります。
その分のエネルギーが余る。

「じゃあ、これだけはがんばってみようかな」
余ったエネルギーを少しだけ動く方に使えます。

私は、
「否定しない」というのは、甘やかすことにはならないの?
と思っていました。

でも、こうして整理してみると、

否定されない
→嬉しい
→だから動く
ではない

ということが分かります。

否定されない
→言い訳しなくていい
→少し余裕ができる
→だから動ける

なんですね。

チラシでもそうです。

「今すぐお電話ください!」
「限定3名様!急いで!」
「今買わないと損!」

正論です。
でもちょっとだけ思いませんか?

「いや、急かさないで」
「こっちにも事情あるし」
って。

「じっくり検討していただいて大丈夫です」
「まずはお気軽にご相談ください」
「ご不安な点は何でもお聞きください」

結果として、相談しやすいのではないかと思うんです。

早速、子どもにこう言ってみました。

「片付けて!」ではなく、
「何時にご飯にする?」と。

命令しなかっただけで、空気が少し変わりました。

人は、命令されると構える。
尊重されると、少し動ける。

否定されないというのは、甘やかすことではなく、少し動ける余裕をつくることなのかもしれないなと、思いました。


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